Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2021年7月 道東の旅 ⑬硫黄山と屈斜路湖周遊

  首都圏では緊急事態宣言が継続するみたいで、げんなりします。旅行の記事を書いて
 いると顰蹙を買いそうですが、7月の道東の旅の記事を続けます。なんだか気合が入ら
 ないので早めに終わらせようか・・・


  抜けるような青空の中、摩周湖の眺めを満喫して、ピンク色のダイハツミラをかっ飛
 ばして次の目的地に向かいます。行先は前日にスルーした硫黄山です。川湯温泉の近く
 にあり、アクセスが便利ですので人気の観光名所のようです。摩周湖第三展望台からは
 およそ20分足らずで到着しました。駐車場に車を停めて外に出ると、もの凄いイオウの
 臭いがたちこめてきました。硫黄山には植物が生えないので、荒涼とした風景です。

  よく見ると朦々と白い煙が立ち上っています。足場の悪いところを少し歩きますので
 注意が必要です。しかもこの日はカンカン照りで、ものすごく暑かった。気温は30℃は
 優に超えていましたので、結構きつかったです。
  5分ほど歩くと、何とも驚くような光景が目に入ってきました。

  何だ、あの黄色い物体は? なんとイオウの塊のようです。えぇ!硫黄が剥き出しに
 になっているのですよ。風向きが変わるとこちらに硫黄の鋭い刺激臭が襲ってきます。
 これ、ちょっと危険なんじゃないでしょうか? しかもかなりの高温なので、刺激臭が
 するだけではなくて熱風なのです。気を付けないと火傷しちゃうんじゃないかと思った
 ほど。まぁ凄いと言えば凄いけど、あんまり楽しくはないね・・・


  もうなんだか地獄のような光景。ところどころでは熱湯がボコボコと湧き出ていまし 
 て、これも気を付けないと火傷しそうです。小さなお子様やお年寄りもおられましたが、
 注意しないと危険です。

  あちちち・・・パンダ君もお尻が焼けそうになりました。(何をしとるんじゃ!by妻)
  あまり長居をしたくない場所ですね、ここは。売店で飲み物を買って早々に退散です。 


  再びダイハツ・ミラをかっ飛ばして、もういちど屈斜路湖畔を巡ります。
 前日に行った砂湯を通り過ぎ、もう一度コタン温泉に行きました。この日は、たまたま
 人がいませんでしたので、もう一度露天風呂に浸かり、その後で写真を撮りました。
 ここのお湯はかなり熱めですが、目の前に屈斜路湖を眺めながら湯浴みを楽しむことが
 できますのでお勧めです。(しかし温泉好きなおサルさんやのう・・・by妻)


  さて、まだ終わりではありません。時刻は午後4時を少し過ぎたところ。レンタカー
 はこの日宿泊するホテルに預ければ良いことになっているので、チェック・イン時刻の
 午後6時までに戻ればよいのです。
  ということで屈斜路湖畔をさらに先に進み、和琴半島まで行ってみることにしました。
 屈斜路湖の南岸にあるひょろ長く伸びた半島ですが、ここにも温泉があるというのです。
 コタン温泉からは車で10分程度で到着します。しかし車は半島の中ほどにある駐車場
 までしか入れません。しかもそこは広大なキャンプ場になっていました。どうやらここ
 にやって来るのはキャンプに来る人たちばかりのようです。この日も多くの家族連れが
 キャンプに来ていて、あちこちでテントを張っていました。
  しかしオッサンは露天風呂に入りたかっただけでキャンプをするわけではありません。
 駐車場のそばに管理事務所のようなところがあったので、行って訊いてみました。
 「あの~ここはキャンプ場しかないんですか?」とオッサンが訪ねると、係の女性は
 「そうですよ。あなたもキャンプしていきませんか?」と笑顔で答えます。オッサンが
 「しません!」とピシャリと言うと、お姉さんはずっこけていました。キャンプ場しか
 ないところに何をしに来たんや?と思われたかな?まぁ手ぶらで来ても、キャンプ用品
 は貸してくれるし、テントが無くてもログハウスのような宿泊施設もあるので、本当に
 キャンプをしようと思えば楽しめるのでしょう。でもオッサンの目的は露天風呂だけ。
 しかもこの日は川湯温泉のホテルを予約しているしね・・・


  キャンプ場の中の案内板を見ると、確かに敷地内に露天風呂があるみたいです。キャ
 ンプに来た人も入りにくるのかな?とにかく行ってみました。
  はい、確かにありました。かなり広めの露天風呂です。屈斜路湖のすぐ近くにあって
 湖も良く見えます。湖畔にはキャンプに来ている人たち(家族連れ)がいっぱいいまし
 たが、誰もこの露天風呂には入ろうとしません。周囲に何もなくて丸見えだからね。 

  しかしお風呂好きのオッサンは躊躇することなく、着替え小屋で衣服を脱いで、露天
 風呂にざぶんと浸かりました。こんこんと熱いお湯が湧き出ていますのでいいお湯です。
 ただ非常にワイルドで、底には砂が溜まっていて、その下には岩がごつごつしているの
 で、オッサンはちょっとお尻を擦りむいてしまいました。(アホ)
  
  立て続けに露天風呂に入ってスッキリした後、ようやくこの日の宿、川湯温泉に向か
 います。再び屈斜路湖畔の道を戻り、30分弱でホテルに到着しました。あとはゆっくり
 ホテルでくつろぐだけです。そして翌日は帰るだけ。次回が最終回になります、たぶん。
 (えらい今回は終わるのが早いのう。飽きてきたんちゃうか?by妻)