Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2017年夏、北欧&ドイツの旅 ➀ヘルシンキへ

  新型コロナのせいで、しばらくは海外旅行なんて夢物語になりそうですね。ちょっと
 前までは、行こうと思えばどこへでも行けたのにね・・・
  ということで、性懲りもなく過去の海外旅行の記事を憂さ晴らしに?書きたいと思い
 ます。今回は2017年8月の北欧とドイツの旅です。もう4年前ですね。記憶が少々怪し
 いのですが、写真やメモ書きを参考に記憶を復元?して書いていきます。(アホ)


  この頃は宮崎勤務が3年目となり、自費で毎月横浜の自宅と静岡のお墓参りに行き、
 仕事でも福岡や東京に出張が月に3~4回ほどありましたので、毎年たぶん100回ほどは 
 飛行機に乗っておりました。そのおかげで、見る見るうちにマイレージが貯まったので、
 ヨーロッパ往復のビジネスクラスの無料航空券(当時85000マイル)がGETできました。
 しかし夏休みは無料航空券のチケット確保が容易ではありません。お盆時期ではなく、
 8月上旬で夏休みを取り、予約開始日(330日前)の10時にパソコン前にスタンバイし、
 なんとか行きはヘルシンキ、帰りはフランクフルト便が予約できました。(ロンドン、
 パリ便は一瞬で満席になってしまいました。)
  ということで、6泊8日の北欧・ドイツの旅を計画し、例によって?ツアー顔負けの
 超絶ハードスケジュールで行って参りました。(もう付き合いきれんわ。by妻)


  宮崎からいったん横浜の自宅に戻り、荷造りをして8月6日(日)の早朝に出発です。
 タクシーでたまプラーザ駅まで行き、そこから成田空港行きのリムジンバスに乗ります。
 成田空港を10:30出発のJALのヘルシンキ便ですので、6時前に家を出て、成田空港には 
 8時過ぎに到着しました。チェックインもビジネスクラスカウンターなので余裕です。
 今回訪問する国はユーロ圏のフィンランドとドイツ、独自通貨のスウェーデン、デンマ
 ークです。念のためにスウェーデン・クローナとデンマーク・クローネも少々準備して
 おきました。両替計算が面倒くさそうですが、ユーロ導入前には国境を越えると通貨が
 変わるのは当たり前でしたので、逆に今がいかに便利になったかわかります。


  少し早めに出国ゲートを通り、JALのラウンジに行きました。せっかくビジネスクラス
 を使うので、権利は行使しないとね。国際線のラウンジなんて滅多に入れないから。

  ほう、さすがに高級感がありますね。広くてゆったりしていて、飲み物や食事も充実
 しています。朝っぱらからオッサンはシャンパンと白ワインを頂いてしまいました。😝
 朝早く家を出たのでちょっと小腹がすいていたので、助かりますね。しかも美味しい。
 (でも、がっついていて写真を撮り忘れました。何を食べたかもほぼ忘れている・・・)
  これは本当にリラックスできていいです。でも無料航空券で利用しているオッサンは、 
 なんだか少々申し訳ない気分。遠慮がちに白ワインをおかわりします。(アホ)
  しばらく寛いでいるとヘルシンキ行きのチェックインのアナウンスがありました。
 ゲートはラウンジから近いので、ゆっくり行っても十分間に合います。あぁ、免税店を
 見る時間がなくなった!(どうせワインしか見ることないやろ・・・by妻)
  JAL413便ヘルシンキ行きは、84番ゲートという端っこからテイクオフです。


  近くには11:00発のフィンエアーのヘルシンキ行き飛行機が駐機していました。
 なんと、フィンランドを代表するマリメッコのラッピングがされた飛行機です。うわぁ
 あっちに乗りたくなりますよ。JAL便に乗るおばさまも食い入るように見ていました。
 しかし成田からヘルシンキ行きは1日2便(JALとフィンエアー)出ているのですね。
 これは凄い。ヘルシンキは日本からヨーロッパへのゲートウェイという地位を確立した
 感じがします。(大阪、名古屋、福岡、札幌からも直行便があるようです。) 

 

  いつも搭乗するときはドキドキします。特に海外旅行の時は、これで日本とはしばし 
 お別れになりますのでね・・・さぁ、いよいよ出発です。時計の針を6時間戻します。


  ヘルシンキまでは約10時間のフライトです。ヨーロッパへの最短ルートというのは
 看板に偽りありませんね。夏時間ですからフィンランドとは時差6時間(ヨーロッパの
 標準時よりは1時間早い)ですので、到着は現地時間の14:00頃(日本時間20時)です。 
  機内ではビジネスクラスでゆっくりとくつろぎます。エコノミーよりは若干広くて、
 座席はフルフラットではないけど楽な姿勢が取れますのでかなり快適です。これは全然
 疲労度が違ってきますね。いやぁ、ただでこんな快適な気分が味わえて申し訳ないです。
 (なんでパンダがおるんや・・・by妻)

   

 
  食事は昼食が出ます。夕食ではないのでやや迫力?に欠けますが、ちゃんと一皿ずつ
 出てきます。当然アルコールもフリー。またしてもシャンパンと赤ワインを頼んでいる
 オッサン。ラウンジでも飲んでいたし、一体どんだけ飲んでいるんや?(by妻)


  この日は8月6日、広島に原爆が落とされた日です。機内でもNHKニュースで追悼
 式典の模様を放送していました。こんな時に不謹慎にも海外旅行に出かけてスミマセン。


  飛行機はシベリアの大地を斜めに突っ切り、オビ川だかエニセイ川だかわかりません
 が、シベリアの森林地帯を蛇行する大河を眼下に眺め、一路ヘルシンキに向かいます。


  ロシアのアルハンゲリスク上空を通り、いよいよフィンランド上空にさしかかります。
 眼下には本当に森と湖しか見当たりません。冗談ではありません、国土の大半が森林と
 湖沼だというのもあながち誇張ではないようです。(写真を撮り損ねた・・・)
  ネットの画像から、私の記憶に近い画像を参考までに載せておきます。本当にこんな
 感じでした。こんな光景がしばらく続いたのち、突然大きな都市の風景が見えてくると
 ほどなくヘルシンキ・ヴァンター空港に到着です。予定より少し早くランディングです。

 
  フランス人とは違って、フィンランド人の空港整備員の方は早く到着してもきびきび
 と仕事をし、駐機場で待たされることなく予定より早く降機できました、時刻は14時前。 
  ヘルシンキ・ヴァンター空港は小さいながらもコンパクトにまとまって機能的な空港
 で、乗り換えも便利ですし、到着もスムーズです。この時間帯は日本各地からの飛行機
 が到着しますので到着ホールは日本人だらけ。ツアーのお客さんも多く、添乗員のお姉
 さまが大活躍されていました。大半の方が乗り継ぎで、ヨーロッパ各地に向かうようで
 すが、オッサンはフィンランドに入国します。入国手続きは思いのほかあっさり。日本
 人で良かったと思える瞬間です。空港のゲートを出るまで30分もかかりませんでした。


  到着ゲートから地上に降り、ヘルシンキ中心街に向かうため最新の空港連絡鉄道の駅
 を目指します。通路は広くて明るく、案内表示もわかりやすいので方向音痴のオッサン
 でも安心です。電車の絵のある方向へひたすら歩いて行きます。


 かなり歩いて、ここからエスカレータで地下の空港連絡線の鉄道駅に降りていきます。
 表示されている言語はフィンランド語、スウェーデン語、英語です。英語表記があって
 よかった。(オッサンは絵が無いと不安やろ。by妻)

  途中のキオスクで、ヘルシンキ市内で通用する交通パス(カード)を購入します。
 駅の自動販売機では買えないと聞いていたので、ここで買わないと大変です。
 キオスクというより、ちょっとしたスーパーマーケットだったな。地下鉄駅ナカにある
 成城石井みたいな感じ。(ちょっとちゃうと思うけどな。by妻)


  空港駅にはほぼ10分おきにヘルシンキ中央駅行きの電車がやってきますので便利です。
 モダンでゆったりした内装の郊外電車に乗って約30分、行きどまり式のヘルシンキ中央駅に到着しました。 

  空港線の電車はいちばん端っこのホームに到着しました。下車すると、うわっ、少し
 肌寒いです。気温はなんと摂氏20℃ですよ。8月6日の午後2時の気温です。そういえば
 皆さん長袖ですし、ウインドブレーカーやパーカーみたいな服装の方も多かったです。

  さぁとにかく無事にフィンランド・ヘルシンキの中央駅に到着しました。
 ここから旅の始まりです。続きます・・・