Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㉑ストックホルム旧市街ガムラ・スタン観光 ~その2~

  何だか現実逃避のような、昔の旅行の記事を書いてばかりいる変なオッサンです。
 (いきなりどうした、今さら何を言うとんのや?by妻)
 まぁ、帰宅したら他にやることがあんまりないので、お風呂に入る前に続きを書こう。


  ということで、スウェーデンの首都ストックホルムの旧市街、中世の雰囲気が色濃く
 残るガムラ・スタン地区の観光を続けます。
  大聖堂を出て裏手に回ると、反対側から大聖堂が良く見えました。しかしこの大聖堂
 はちょっと地味ですね。一部工事中なのか、白いネットで覆われた作業用の足場が見え

 ます。このあたりも観光客がいっぱいでした。

 
  この王宮と向き合う場所に巨大な建築物が見えてきました。王宮です。スウェーデン
 は王国ですので、今でも国家元首は国王です。この王宮は13世紀に初めてこの地に建て
 られたのですが、後に火災で全焼し、現在の建物は1754年に再建されたということです。  
 当時の流行そのままにイタリア・バロック様式と一部フランス・ロココ様式が採用され
 ています。しかし外見は優雅さとは無縁で、武骨で質実剛健という感じ。

  13世紀以降、歴代の国王が居住してきた歴史的建造物で、今も現国王の公邸となって
 いるそうです。ですので一般公開されているのは一部のみです。まぁ、宮殿なんてどこ
 もそうですね、仮に全部公開されても広すぎて見切れませんからね。
 (ちなみに現国王の私邸は、世界遺産にも指定された郊外のドロットニングホルム宮殿
 です。ここはバロック芸術の極致ともいうべき華麗な宮殿だそうです。付属の宮廷劇場
 はロココ様式で有名です。ここも行きたかったけど、この日程では無理でした。)


  おっと、正面はこちら ↓ でした。衛兵の控える黄色いポストのようなものが見えます。

  この両脇にバウム・クーヘンのような扇型の建物があって、宮殿との間が大きな半円形
 の広場になっています。チケット売り場は、そのバウムクーヘンの建物内にありました。  
 (王宮の建物を上から見た写真をネットで発見しましたので、参考に載せておきます。)
 この写真は大聖堂の塔の上から撮ったものではないかな?(位置的に見て)


  しかしさすがは王宮です。広場もだだっ広いし、建物もデカい。地図で見ると、王宮
 の敷地は狭いガムラ・スタンの5分の1くらいの面積を占めているように見えました。
  衛兵の方が門番のように控えていました。ちゃんと銃を持ってますね。

    

  王宮の内部は4つの見どころに分かれており、それぞれ別々の入口から入り直す必要
 がありました。(その都度チケットは該当部分にパンチで穴をあけられます。)
  まずは華麗なロココ様式の王宮礼拝堂を見学しました。中に入ると、おぉ!

  大きさはそれほどでもありませんが、白を基調としたロココ芸術の装飾が美しいです。
 チャペルは白大理石かな?建物を支える柱も色大理石を使っているようです。派手過ぎ
 にならず、上品な優雅さを感じます。スウェーデン王室は趣味がよろしいのでしょうね。 


  続いては王族の居室を見学しようと思いましたが、時刻が正午に近づいていることに
 気づいて、予定を変更です。正午には王宮前の広場で衛兵の交代式があるのです。少し
 早めに行って、良い場所を確保しておこう。ロンドンのバッキンガム宮殿ほどではない
 のですが、そこそこ人気があるようで、既に多くの観光客が陣取っていました。
  お、ぞろぞろと青い制服を身に纏った衛兵隊がやってきました。大砲みたいなものも
 登場です。銀色の兜のようなものを被っていてカッコいいです。

  国旗の前で整列して、隊長の号令がかかるのを待ちます。

  あ、いつの間にかパカパカと蹄の音を響かせて騎馬隊がやってきました。

  衛兵の交代が終わると、騎馬兵たちがラッパを鳴らし始めました。すごいです。馬に
 ちゃんと乗ったまま、勇壮な行進曲を演奏しています。騎馬隊ブラスバンドです。

  王宮広場を一周してくれましたので、こんな間近で見ることができました。

  毎日やっているようなので、比較的容易に見学できるようです。
  しかし、待ち時間を含めて思ったより時間がかかりました。見学には30分以上は必要。


  少し時間が足りなくなってしまったので、王宮内部の見学は一部だけになりました。
  王族の居室というエリアが非常に豪華でした。(写真はネットから借用)
 ヨーロッパの王族の宮殿はどこも絢爛豪華ですね。ピカピカですが、掃除が大変そう。

   

  時間がなくなってきたので、じっくり見られず残念。

  このほかにも王家の宝物を所蔵している宝物の間や、国王臨席で議会の開会式が行わ
 れる国家の間、王家武儀博物館などが見学可能でした。残念ながら今回は断念です。
 じっくり見るにはガイドツアーで見学するのがよいようです。 
  なんだか王宮内部よりも衛兵の交代式の方が印象に残ってしまい、少し勿体なかった。
  
  時刻はもう午後1時過ぎ。わかってはいたけど、ガムラ・スタンの見学だけでやはり
 かなりの時間を要しました。(ここまでで2時間ちょっとやん。急ぎ過ぎや。by妻)
   このあとはガムラ・スタンのある島から橋を渡って本土側の市街地に戻ります。 
   残りは約2時間強。あと行きたいところが2か所あったのですが、もはや両方訪ねる
 のは難しい状況。苦しい選択を迫られたオッサン。
 (結局、どうしたんや?、イヤその前にお昼ごはんはどないするんや?by妻)
  スミマセン、また続きます。