まだ諦めたらアカンのね・・・
今日はせわしない一日でした。朝、ベランダの植物に水やりをしに行きますと、おお
ローラちゃんが次々と花を咲かせています。この花はちょっとツンツンしていますね。
しばらく放っておいたパプリカの苗に、いつのまにか緑色の実がついていました。
あれ? もともとは違う色だったような気がするけど・・・ま、いいか。
このところ日中は暑い日が続いていますが、少しずつ朝晩は涼しくなっているので、
花が少しずつ回復してきたようです。真夏に平気で咲いている花はごくわずかですので
(夾竹桃とか百日紅とかブーゲンビレアとか)、これからが楽しみです。バラやダリア
がつぼみを付け始め、ゼラニウムやガーベラも復活してきました。暑すぎるのは植物に
とってもアカンということですね。
昼前には、故障したクルマをレッカーで運んでもらいました。ディーラーで調査して
もらったら、発電機がイカレているとのこと。修理に結構な費用がかかるようですが、
直してもらうことに。納車は来週の金曜日。どうも自家用車はコスト的に割に合わない
気がしてきました。必要な時にレンタカーを借りるので十分かもしれない・・・
ちなみに後ろのネットのかかった部分は梨畑です。横浜市なのに梨畑があるのです。
この梨は「ハマ梨」として地元では有名です。ま、大地主が税金対策にやっているだけ
ですけどね。(ここにマンションを建てたらどれだけ儲かることか・・・)
午後からはお出かけです。あるブロガーさんに教えていただいたゴッホ展を見に行き
ました。上野の東京都美術館です。上野駅の公園口はかなり様変わりし、文教エリアの
雰囲気が強くなりました。なんせ、駅前の道路をつぶして車が通れないようにしていま
すので、それだけでも効果が大きい。でもね、ヨーロッパのように賑わいが出ないのは、
広場になっていないからです。単なる美術館やコンサートホールや動物園の最寄り駅を
歩行者天国にしましたよ、というだけなので活気が出てきませんね。もっと大胆な改造
が必要かと思います。若い人や外国人観光客も呼び込めるようなコンテンツと、もっと
インパクトのあるモニュメントを中央に置いた広大な広場(スクエア、プラス)が必要
ではないでしょうか。だれか設計して!
会場の東京都美術館までは結構歩きます。パンダのいる動物園の隣です。ゴッホ展の
看板が出ていました。こっちですね。
東京都美術館に到着しました。中庭にはこんな大きな金属球が展示?されていました。
鏡のように周囲が映るので面白いです。若い女性グループが楽しそうに記念撮影中です。
ゴッホ展はなかなか見応えがありました。オランダの田舎にあるクレラー=ミュラー
美術館から油彩画と素描が数十点、アムステルダムのゴッホ美術館からも数点の油彩画
が来日?しており、これだけのコレクションを一度に見られるだけでもスゴイことです。
クレラー=ミュラー美術館は、大富豪と結婚した美術愛好家の女性(ヘレーネさん)が
好きだったゴッホの作品を集め、広く一般に公開するために造られたものです。都会の
喧騒を離れた自然に囲まれた広大な敷地の中に建てられ、見学に行くのは非常に不便で
すが、訪れる価値のある美術館として世界的に知られています。彼女は「ゴッホの絵を
鑑賞するには自然の中が一番」との考えをお持ちだったようです。まぁ上野の森の中で
鑑賞するのはギリギリ許容範囲かもしれません・・・
そうそう、うちの妻はひそかに?ゴッホファンでした。(ま、もともとちょっと変わ
ったものが好きやったからな。by私) 昔アムステルダムに行ったとき、フェルメール
やレンブラントの絵を鑑賞したい私は国立美術館に直行しましたが、なぜか休館。がっ
くりして、仕方なく(おい!)ゴッホ美術館に行きましたが、妻は大変喜んでいました。
妻は普段は口が悪いのですが、旅行に行くときにはほとんど自分の主張をせずオッサン
の計画に文句を言わずについてきてくれたのですが、こうしてオッサンの計画が破綻を
したとき、代替案に移行するとすごく喜ぶことがありました。ん?オッサンの計画より
そっちの方がよかったっていうことよね。(オッサンが張り切ってるところに水を差し
たらアカンなと思うとったんや。今頃気づいたんか?by妻)
今回も、妻(位牌と写真)を一緒に連れて行きましたよ。(人に見られないように)
はい、脱線し過ぎました。アムステルダムのゴッホ美術館は写真撮影OKでしたが、
ケチな日本の展覧会では一切NGですので、記念の絵葉書を買ってきました。
左上から「嘆く老人(オッサンの15年後みたい)」「夜のプロヴァンスの田舎道」
左下は高名な「種をまく人(オルセーにも似たようなのがあったなぁ)」、右下の絵は
これまた有名な「黄色い家」です。この絵だけアムステルダムのゴッホ美術館からで、
そのほかはクレラー=ミュラー美術館から来たものです。
しかし本当にどれもデモーニッシュというか「イタイ」感じのする個性的な絵ですね。
荒々しいタッチの筆遣いと正気とは思えない大胆な配色がいかにも、という感じです。
しかし今回展示されていた素描デッサンや初期の作品を見ると、絵画の技法は完璧で
(当たり前やん)、そうした下地があってこそこのような絵が描けるのだと思います。
今回は重い図録の購入はやめました。そうそう、この展覧会はコロナ対策と混雑緩和
のため、予め日時指定のチケットでの鑑賞というルールになっています。そのお陰で、
確かに混雑や入場待ちは回避されましたが、やっぱりゴッホ人気はすごくて、内部に入
ると著名な作品の前には人垣ができていて、じっくり見るのは結構大変でした。ゴッホ
美術館はゆとりがあって落ち着いて見られたのに、日本だとこうなってしまうのですね。
展覧会でほっこりした気分になりましたが、電車に乗るとすぐに現実に引き戻されて
しまいます。最寄り駅に着くころには、すでに日常が戻ってきました。エキナカの花屋
さんに立ち寄ると、おぉいろいろな種類・色のバラが売っていました。少し前までは夏
の花ばかりだったのに、もう秋モードに切り替えたのでしょうか。
妻の仏前にお供えするバラを買いました。なかなかきれいですね。紫のバラは珍しい。
「ガラスの仮面」の紫のバラの人を思い出しました。あ、昨年秋に行った京成バラ園の
ベルばら特集で紹介されていた「フェルゼン伯爵」の記憶も呼び起こされます。(アホ)
そして帰宅して、テレビをつけると今日はNHKーBS1で阪神対ヤクルト戦を中継して
いました。先発は秋山、ヤクルトは高橋。オッサンが見た時には1-0で阪神リードで
したが、オッサンが見始めた直後に同点に追いつかれました。(やっぱり。by妻)
その後は心臓に悪いので、阪神の攻撃が終わるとすぐチャンネルを変えていましたが、
なんと終盤7回にラッキーな形で阪神に2点目が入り、思いがけず勝ちパターンの展開
になりました。
ここから先は両軍選手・首脳陣たちの必死の戦いでした。阪神は岩崎を7回から投入
し、守護神スアレスともども今シーズン初?のイニング跨ぎの登板です。
かたやヤクルトも、若き主砲の村上が岩崎に三振に切って取られるとベンチで悔しさ
をぶつけて吠えていたり、9回には代打の神様・川端が全力疾走で間一髪の内野安打を
もぎ取るなどして勝つ気十分、一死満塁まで攻め立てます。ここで阪神守護神スアレス
様(弟)、後続を抑えて値千金の勝利をもたらしてくれました。(そうそう、ヤクルト
も最後の抑えにスアレス兄が出てきました。兄弟そろってナイス・ピッチング!)
昨日、もう終戦だっていう記事を書いてしまったけど、すみません。選手の皆さんは
まだ諦めていない。ファンの方々もそうかもしれない。もちろん厳しい状況は変わらな
いけれど、今日勝ったことで明日にも希望がつながりました。首の皮一枚、薄氷の勝利。
でも今日のような試合をしてくれたら、ファンも喜びます。最後まで頑張ってほしい
です。明日はガンケル。この2試合音なしの1・2番の活躍を期待。そしてやはり大山。
村上に負けない気合を示してほしい。勝っても負けてもいい試合を見せてほしいですね!
おまけ:阪神タイガース日本一おめでとうございます。(二軍ですけど・・・)
平田監督、今日は無礼講で!おいしいお酒を味わってください。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。