Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

凄い試合だった・・・日本シリーズ第一戦

  先週はちょっと忙しくてバタバタでした。いつの間にか、大相撲九州場所が始まって
 いて、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日が来ていたりして、すっかり忘れていました。
  そして、いよいよ今年のプロ野球の総決算、日本シリーズが本日開幕です。


  先発はヤクルトが奥川投手、オリックスが山本投手、どちらもスーパーな超一流投手
 です。オリックスのホーム京セラドームでの第一戦、DHが使えるパ・リーグ方式です。
 これまでパ・リーグのホーム球場では、パ・リーグチームの18連勝中とのこと。さて、 
 今日はどうなりますか? 実力的には拮抗しており、好ゲームが期待できそうです。


  今、ゲームセットでした。いやぁ、凄い試合でした。皆さん、御覧になりましたか?
 残念ながら、阪神タイガースが日本シリーズに出られなかったのは当然かなと思います。
 ヤクルトとオリックス、実力伯仲でまさに互角。超一流と一流の違いを見せつけられた
 思いです。
  まずオリックスの山本投手、なんですか?この人は。フォークボールで球速147km/s
 です。ありえない。ストレートとの球速差が5~6キロほどしかないんです。ストレート
 だ、と思っていたらほとんどがホームベース手前で落ちていくフォークです。こんなの
 無理です、打つのは。しかも見せ球にも決め球にも使える切れ味のあるカーブまである
 んですよ。お手上げ!それでもヤクルトの選手はそのフォークをなんとか当ててきて、
 球数を多く投げさせます。(これが後々効いてくるんです。)
  一方のヤクルトの奥川投手もそう簡単には打たれない粘りの投球。立ち上がりは苦戦
 しましたが、球威のあるストレートと変化球も有効に使って、強打のオリックス打線を
 封じていきます。5回までは0-0の緊迫した展開。1点勝負の様相を呈してきました。 
  しかし6回、ヤクルトの山田選手とサンタナ選手が、山本投手のフォークを見切って
 四球で出塁すると、7番捕手の中村選手が値千金のタイムリーで貴重な先制点!公式戦
 16試合負けなしの山本投手から、虎の子の一点を奪いました。まさかの展開!その後は
 抑えたものの、山本投手がビハインドを負って降板するという、オリックスにとっての
 非常事態になりました。オリックスベンチもファンも、ちょっと動揺している感じです。
  それでもオリックスは7回裏に代打モヤが起死回生の同点ホームラン。がっぷり四つ
 の状態です。(大相撲やないんやけど・・・by妻)


  ここで、超一流と一流の差が試合を左右することになります。超一流の投手の後に、
 普通の一流投手が出てくると、あくまで比較の問題ですが「超一流の打者にとっては」
 打ちやすくなるのでしょうか?8回表にヤクルトの若き主砲・村上選手がオリックスの
 三番手投手ヒギンズから劇的な2ランホームランを放ち、一気に流れを引き寄せます。
 ベンチに戻って雄たけびを上げる村上選手、盛り上がるヤクルトベンチ、ほどんとの人
 がこれで決まったと思ったでしょう。
  8回裏はヤクルトのセットアッパー清水投手が登板。オリックス打線は得点こそ奪え
 なかったものの、清水投手から2人のランナーを出し、30球以上投げさせる粘りを見せ、
 清水投手にダメージを与えることができました。
  そして・・・超一流と一流の差が、本当に試合に決着をつけることになりました。
 清水投手の後に9回のマウンドに上がったマクガフ投手、たまに阪神の選手でも打てる
 くらいですから、強打のオリックス打線には打てないことはありません。先頭の19歳の
 紅林選手がヒットで出塁し、メジャーでも活躍した代打アダム・ジョーンズが見切って
 四球。次打者のバントがオールセーフとなってノーアウト満塁。ここで2番の宗選手が
 見事にセンター返しの同点タイムリー。呆然とするヤクルトベンチが立て直せないうち
 に、次の吉田選手が初球をセンターオーバーのサヨナラ・タイムリーです。またしても、
 パ・リーグチームが劇的な勝利を収めました。(オリックス4×ー3ヤクルト)

  いやぁ凄い試合だった。ヤクルトの村上選手の悔しそうな顔が印象的でした。きっと
 明日も凄いことになると思います。さすが日本シリーズ、レベルが高い。堪能しました。
 阪神タイガースの選手たち、ちゃんと見てますよね!(監督が見たほうがえぇな。by妻)