Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㊸タウバー渓谷へ

  ドイツ・ロマンティック街道の魅力的な街ローテンブルクの観光を続けます。
  観光パンフレットでも有名なプレーンラインで記念撮影をした後は、コボルツェラー

 門というところから城壁の外へ出てみました。下の写真中央部の道を下っていきます。

  ローテンブルクは今でも中世の城壁が残っており、町の入り口の城門は健在です。
 やはり帝国自由都市を表す神聖ローマ帝国の双頭の鷲の紋章と、ローテンブルク市の
 紋章がありました。
  ここはかなり急な下り坂になっていますが、このコボルツェラー門から城壁外に出て、
 タウバー川の渓谷を散策します。渓谷といっても日本のような急流ではなく、穏やかに
 流れるのどかな小川のようでした。

  パンダ君が「どや顔」ですね。(アホかいな。by妻)


  この門をくぐると、ローテンブルクの町の西側を流れるタウバー川の渓谷に出ます。
 朝っぱらからここまで散策に来る人はほとんどいません。空気が澄んでいて静かです。
 10分程下っていくと、タウバー川にかかる石橋のドッペル橋に着きました。ドッペル
 ということなので「二重橋」という意味ですね。確かに重厚な二層づくりの橋でした。

  それにしてもドイツの田舎は緑が濃いです。すがすがしく澄んだ空気が心地よいです。
 途中の畑にはリンゴの実が生っていました。まだ8月でしたけど、もう色づいています。

  ドッペル橋の上からローテンブルクの町が見えました。城壁の外にも民家がぽつぽつ

 とありましたが、農家の方なのでしょうか?

  ドッペル橋を渡った後も散策コースが続いていまして、ローテンブルクの町の北西部
 のブルク門まで行けるはずですが、オッサンはくたびれてしまったので引き返します。
 再びコボルツェラー門をくぐって城壁の中に入りました。プレーンラインの近くの城壁
 には登ることができましたので、ちょっと見学してきました。町の周囲をぐるりと囲む
 城壁は中世さながらの雰囲気です。町の東側(開けている方)は第二次世界大戦の爆撃
 で被災があったようですが、こちら西側ののどかな地域は戦災をまぬかれましたので、
 昔ながらの城壁が残っているそうです。こんなふうに通路を歩くことができるのです。
 (ヴィデオからキャプチャした画像なので、見づらくでスミマセン。)

  日本のお城は殿様を守るだけですが、ヨーロッパの城壁は町全体を守る砦なのですね。
 ローテンブルクの城壁内は、せいぜい1Km四方よりちょっと広いくらいの面積しかなく
 非常に小さな町ですが、13世紀以来の中世城塞都市の雰囲気をよく残していますね。
 日本で言えば、鎌倉時代から続いている町がそっくり残っているということですね。
 やっぱり凄いぞ、ローテンブルク。
  しかし今でこそロマンティック街道随一の観光都市となっているローテンブルクです
 が、このように脚光を浴びるようになったのは19世紀からのようで、それまでは歴史の
 中に埋もれていたようです。ドイツでも「再発見」だったのでしょうね。 

  はい、もう一回プレーンラインに戻ってきました。まだ7時半頃なので静かです。

     

  もう一度シュミートガッセを通ってマルクト広場まで戻っていきます。ソーセージの
 お店がありました。たくさんの種類があってどれも美味しそう。しかし日本に持ち帰る
 ことができないので、残念ながら見るだけでした。(検疫法にひっかかるそうです。)

 

 いったんホテルに戻って休憩し、今度は城壁の中の観光名所をじっくり観光します。
 北欧・ドイツの旅もいよいよ最後になります。(でも、あと3回は続くと思うわ。by妻)