2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㊻真夏なのにクリスマス?
ドイツ・ロマンティック街道の町ローテンブルクともいよいよお別れです。(いや、
いよいよっていうけど、一泊でたったの16時間の滞在やんな、実働10時間。by妻)
そうなんですよね~、本当はもう一泊して丸々一日、この魅力的な小さな城壁の町で
ゆっくり過ごしたかった。もしここを訪れる機会がある方は、ぜひ2連泊してゆとりの
ある旅をされることをお勧めします。(オッサンには一生無理なことやな。by妻)
さて、ホテルに戻る前にもう一か所訪れたいところがありました。宿泊したホテルの
アイゼンフート(鉄兜)本館の隣にある、これまた日本人観光客には大人気の場所です。
ドイツで、いや世界で最も有名と言っても過言ではない、クリスマス・グッズを売る
ショップ、ケーテ・ヴォルファールト本店、その名もヴァイナハツドルフ、クリスマス
ヴィレッジ(村)です。いやぁ、真夏なのにここだけはクリスマス一色なんです。さぁ
中に入ってみましょう。ただし、ケチなお店(イヤ、模倣されると困るからやろ。by妻)
なので内部は撮影禁止ですので、ここからはネットの写真(本当はお店が許可したもの
でなければいけないんだろうけど、宣伝だから許して)を掲載いたします。
いきなりド派手なクリスマスツリーとサンタさんがお出迎え。テンションが上がる~
内部はケーテの誇るクリスマス飾りがいっぱい。目移りしちゃいますね。
クリスマス・ピラミッドやスモーキー人形もたくさんあります。ケーテの作品は、素朴
さの中にも洗練された美しさや楽しさがあり、思わず微笑んでしまいますね。 a
こんなところに妻を連れてきたら、最低一時間は出てこないと思います。連れてきて
あげたかったなぁ・・・あ、2003年の夏にドイツ・リューデスハイムのケーテに寄った
ことがあったっけ。あの時はオッサンが「ライン川クルーズ船の出発時刻に間に合わせ
ないといけないから30分ね!」という時間制限を課したせいで、妻はゆっくり見ること
ができなかったと思います。すまん、妻よ。(ホンマ勝手やな。その前に自分の行きた
いワインショップには試飲を含めて十分な時間を取っていたくせにな・・・by妻)
それでもしっかり妻は、シュタイフのクマのぬいぐるみを吟味して購入していましたが。
あ、ちょっと脱線してしまいスミマセン。罪滅ぼしに?今回はオッサンが、ローテン
ブルクのケーテでじっくりと品定めをさせてもらいました。
くるみ割り人形もこれだけ揃うと壮観。デカいものは30センチくらいあるよなぁ。
クリスマスピラミッドも単層のものから五段階のゴージャス版まで揃っていました。
ろうそくの炎の熱で、天辺に付いたプロペラがくるくる回って楽しいのです。妻がこれ
をとても気に入っていて、日本で六本木ヒルズのクリスマス・マーケットで、二段構え
のものを購入してしまいました。そろそろ引っ張り出して飾ろうかな・・・
ここではくるみ割り人形の木彫りのオーナメントなど、いくつかを購入しました。
妻が喜んでくれるといいんだけど・・・ちなみにドイツでも本物は高価です。しかし、
日本で購入するよりだいたい3割くらいは安い感覚でした。お買い得だなとは思ったの
ですが、冷静に考えるとやっぱり高価だな・・・
そしてローテンブルクにはもう一つ、テディランドというテディベア専門店がありま
す。この店も妻が入ったら一時間コースだな・・・デカいテディがお出迎えです。
クマだけでなく、いろいろな動物の縫いぐるみがいっぱい。あ、パンダ君もいましたよ。
中に入る時間がなかったので、ショウ・ウィンドウのディスプレイを撮影しました。
ここはかなり気合を入れてディスプレイをしているので、素晴らしさが十分伝わります。
妻がいたら、絶対に一つは縫いぐるみを買っていたはず・・・
そしてなんとなくメインストリートのお店を眺めていたら、オッサンの目を惹くもの
がありました。町のおもちゃ屋さんでしたが、そのショウウィンドウを見ると、うわぁ!
ドイツ鉄道の伝説の名機関車があるではないですか!かつてはオール一等車のヨーロッパ
国際特急列車をけん引した、03型→103型 (西ドイツ国鉄)の模型です。
クリーム色と赤のツートンカラーの電気機関車と、それと同じ色に塗色をされた客車か
らなる大編成のドイツの特急列車は、オッサンの憧れでした。
今から40数年前、田舎の小学生だったオッサンは、当時おじさんが購読していた旅
の雑誌で見た欧州の鉄道旅行の記事に魅了され、この電気機関車のけん引する西ドイツ
の誇るT・E・E(トランス・ヨーロッパ・エクスプレス)の看板列車ラインゴルト号に、
いつか必ず乗る、と心に決めたのでした。それから約十年後、家庭教師のアルバイトで
貯めたお金でギリギリの費用でヨーロッパに行き、残念ながらその時はラインゴルト号
は廃止されていましたが、当時の西ドイツ国内を走るインターシティ特急をけん引して
いたこの車両の「ファン・ベートーヴェン」号に乗りました。
ハイデルベルクの隣町のマンハイムからミュンヒェンまでだったかな・・・
はい、オッサンはとち狂ってこのお店に入り、店主のオヤジさんの訳の分からない?
ドイツ語を分かったようなふりをして聞きながら、この103型の模型を売ってくれ、と
お願いしました。店主のオヤジは、これは展示用なので売り物ではない、というような
ことを言っていたような気がしましたが、自分に不都合なことは聞こえないという主義
(迷惑極まりないな。by妻)のオッサン、粘りに粘って、ついに根負けしたオッサンが
「じゃぁケースが揃っていないけどいいか?」というようなことを言うので、勝利?を
確信しました。(その根性をほかのところに使ったらどんなにマシやろか。by妻)
購入したものを見ると、やっぱりドイツの誇る世界最高クラスの精密さで有名な鉄道
模型の老舗、メルクリン社のものでした。価格は約3万円。ひゃー、めちゃ高いやん。
しかし今更後には引けません。涼しい顔をして(内心ドキドキしながら)カードを切り
ました。モーターが付いているので、ちゃんとした鉄道模型セットを整備すれば、きち
んと走らせることもできるのですが、いまは飾り棚に鎮座しております。
しかし、まさかこんなところで伝説の名機関車の模型をGETできるとはラッキーです。
(もう、アホに付ける薬はないな。勝手に鈴木誠也やわ。by妻)
ということで、我が家にあるローテンブルクのお土産です。
なんや、最初はかいがいしく「妻のため」なんて言っておきながら、結局、最後には
自分ファーストの地が出てしもうたの~(by妻)
すみません、おっしゃる通りでございます。妻よ、許されよ・・・
読者の皆様も呆れてモノが言えんと思うけどな・・・(by妻)
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