久しぶりに関西の旅 ⑪法隆寺 ~その3 西院伽藍:大講堂・経蔵・鐘楼~
3連休の最終日は家でゴロゴロ。奈良・斑鳩(いかるが)の法隆寺の記事を続けます。
西院伽藍の五重塔、金堂を見学した後、回廊をめぐって、奥の大講堂(国宝)を見学
します。こちらは飛鳥時代の建立当時は回廊の外にありましたが、平安時代の925年に
落雷による火災で焼失し、990年に回廊に接する形で再建されました。
少し時代が下って再建されたためか、飛鳥時代のオリジナルの金堂とは少々趣が違い
ますね。西院伽藍の北側を固めている大きな平屋建ての建物です。平安時代中期の優美
さが感じられるような気がします。ここには再建時に新たに造られたという薬師三尊像
があります。こちらも国宝ですが、大講堂の中で拝むことができます。
薬師如来様と、脇侍である日光(にっこう)菩薩、月光(がっこう)菩薩の3体の像
が収められています。※撮影禁止ですのでまたまたネットの写真を借用しました。
平安時代中~後期の作で、薬師如来様は高さ247センチの長身で存在感があります。
あ、突然静かだった西院伽藍の中が騒がしくなってきました。ついに大勢の観光客が
大挙して押しかけてきました。(あんたもその一人やん。by妻) しかもセーラー服の
女子学生の修学旅行と思しき集団もやってきて、広い境内が急に混雑してきました。
だいたい9時を過ぎると、観光客が増えてくるようです。
そういえばオッサン、中学校の修学旅行で法隆寺を訪れた記憶がありますが、何にも
覚えていません。当時はお寺や仏像なんて全く興味がありませんでしたからね。
(猫に小判ならぬ、サルに仏像やな・・・by妻)
大講堂を出て、逆方向から金堂と五重塔を撮影しました。とても調和がとれていて、
どこから見ても美しいです。しつこいですが、再建後1300年も経過している、世界最古
の木造建築です。本当に素晴らしいな・・・(いたく感動しとるな、オッサン。by妻)
オッサンはこのアングルで記念写真を撮ってもらいました。😝
続いて、大講堂の西側にある経蔵(きょうぞう)です。こちらも国宝ですが、創建は
奈良時代とのこと。かつては貴重な仏教の経典が収められていたそうです。現在は平安
時代に造られた弥勒菩薩座像(重要文化財)が収められているとのことです。
二階建ての櫓のような感じでちょっとユニークです。こちらは外観のみの見学です。
そして反対側の東側には鐘楼(しょうろう)があります。こちらは、大講堂と同様に
火災で焼失した後、平安時代(1020年頃)に経蔵を模して再建されたそうです。上層階
には奈良時代に鋳造された銅製の鐘が吊るされていて、現在も行事の時に撞かれること
があるそうです。当然これも国宝です。
アップにすると、二階に鐘が吊るされているのが見えますね。ちょっとカワユイ感じ。
西院伽藍をじっくり見学しているうちに一時間近くが経過してしまいました。ここは
たっぷり時間をとって見学したいところです。
修学旅行の女子学生をやり過ごすと、再び静かになりました。(笑)
この後は西院伽藍を出て、法隆寺の誇る国宝仏像を見学するため「宝蔵館」に向かい
ます。スミマセンが、長くなりそうなので続きます・・・
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