鉄道博物館に行ってきました・・・③新幹線コーナー
飛び飛びでスミマセン、大宮の鉄道博物館の記事の続きです。
「てっぱく」の目玉の一つは日本の誇る新幹線コーナーです。別棟になっていました。
そこに入ると、いきなり出迎えてくれますのは元祖新幹線0系電車。めでたい展示です。
昭和39年(1964年)10月、オッサンが生まれる前ですが、東京オリンピックの開幕
にあわせて開通しました。当時世界最速のスピードで「夢の超特急」と呼ばれ、世界の
注目を集めました。オリンピック開催と新幹線開業は、日本が世界の先進国の仲間入り
を果たした象徴的な出来事ですよね。
ボンネット型の流線系フェイスに丸いノーズがお茶目です。最近の新幹線のトンガリ
気味な車体に比べ、丸みがあって優しい感じがしますよね。当然車内にも入って見学が
できます。懐かしいなぁ。リクライニングではなくて前後に倒して向かい合わせに出来
る座席です。ヨーロッパの鉄道の標準軌と同じ線路を使っているので、車体は在来線の
列車より大きいのですが、当時の日本(今もか・・・)の実情を反映して、普通車では
通路を挟んで3席と2席の座席が配置されています。(グリーン車は2×2の4列)
ヨーロッパの鉄道では二等車(普通車)が日本のグリーン車並みなのですよね・・・
妻の位牌を連れてきました。妻は初代新幹線、乗ったことあるかなぁ? (あるわい、
馬鹿にしたらあかんで・・・by妻) お、窓の外には新幹線とブルートレインのさくら
号が並んだ写真が見えますね。合成写真かな?
そういえば小学生の頃、東京・秋葉原にあった交通博物館に行き、0系新幹線電車を
見たような気がします。今はもうないのですが、鉄道だけではなくていろいろな乗り物
が展示してあったような気がします。鉄道関係の展示物はこの大宮の鉄道博物館に移管
されたといいますので、たぶんこの新幹線も秋葉原から来たものと思われます。
あぁそうだ、2019年に訪れた英国ヨークの鉄道博物館にも、この0型新幹線の車両が
展示されていました。あの誇り高い英国人が、唯一自国の鉄道車両以外を展示している
のがこの日本の新幹線なのです。鉄道の祖国英国人も認めたということですよね!
ヨーク鉄道博物館に展示されている0系新幹線です。こうして見ると美しいですね。
英国の方々も試乗して?楽しんでおられました。ちょっと座席のシートの色が違うの
で、比較的新しいバージョンのものではないかと思います。たぶんこれはシートをくる
っと回転させることができるタイプですね。
東海道新幹線コーナーを出ると、屋外には上越新幹線に使われた二階建て新幹線車両
が展示されていました。つい最近引退しましたが、オッサンは群馬県の高崎市に仕事で
行くときに乗ることができました。これも貴重な車両ですね。中も公開してほしいな。
このエリアには駅弁を販売している売店があり、展示している電車の中で食べること
ができるという楽しみがあったのですが、コロナのせいで車両内でのイートインは禁止
となっていました。旅行気分で駅弁を食べることができて人気だそうですが、残念です。
ちぇっ。(まぁしゃあないわ、この状況では・・・by妻)
ランチ・トレインとして使われていたのは、東京近郊で活躍した直流型の特急電車。
183系かな。伊豆方面に向かう特急「踊り子」(今でも新型車両で運転中)、通勤用に
転用された「湘南ライナー」です。これはオッサンもよく乗りました。今では引退して
いますけど、日本全国をこんなタイプの特急が縦横無尽に駆け抜けていましたね・・・
この先の南館はちょっと現代的な展示スペースでした。今でも走っている東北新幹線
のはやぶさ号E5系新幹線と、山形新幹線つばさ号400系が並んで展示されていました。
はやぶさ号はノーズが長くてカモノハシのくちばしのようです。先ほど見てきた0系
のまんまるなフェイスとは違って、ちょっと近未来風?ですね。横から見ると、さらに
その異様さがわかります。0系は250km運転でしたが、E5系は320Km運転ですからね。
(大宮~盛岡間) 超速いです。世界最速クラスの記録だと思われます。
シルバーのメタリックなお顔の山形新幹線は、ロボットみたいな感じですね。
お、山形新幹線の先頭はグリーン車でしたね。中を見学できました。
通路を挟んで2席と1席のシート配置です。どうでもいいけどシートのカバーがない
ですね。汚れて洗うのが面倒くさいのかな・・・(オッサンと一緒にせんときや。by妻)
山形新幹線は福島から在来線(奥羽本線)を新幹線仕様のレール(軌道)にしただけで
在来線そのままのため、車体も在来線仕様です。グリーン車は2列×1列の組み合わせ。
さて本館に戻ると、あれ、ここにももう一つ新幹線の展示がありました。0系新幹線
の先頭部分を切り取ったもの、右手は東北新幹線あおば号に使われた200系電車です。
(手前は交直両用特急電車481系の天井にある交直流電気の切替え機です。)
東北新幹線の開通は1982年、当時は東京~大宮間がまだ開通していなくて、大宮駅が
始発でした。東海道新幹線0系によく似ていますが、塗色がグリーンになっていました。
車内はこんな感じです。あ、英国ヨークの鉄道博物館に展示されていた新幹線の車内
と同じですね。シックな配色で落ち着いた雰囲気がしますよね。
今回は新幹線づくしでした。まだまだ続きます・・・(まだかいな・・・by妻)
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