Bonne(ボンヌ)のブログ

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久し振りに関西の旅 ⑲西の京:唐招提寺~その2 境内散策

  いきなりですが、唐招提寺の続きです。
  金堂を斜めから見るとこんな感じ ↓ です。存在感抜群です。

  続いてこの背後にある「講堂」を見学します。こちらも8世紀に創建された国宝建築
 で、入母家造(いりおもやづくり)で本瓦葺の、これまた大きな建造物です。

  現在の姿は鎌倉時代の改造によるところが大きいといわれます。平城宮の宮殿建築の
 を移築したものと言われますので、天平時代、平城宮の面影をとどめる唯一の建築物と
 してきわめて貴重な存在です。
  内部には本尊の弥勒如来坐像(重文、鎌倉時代)と持国天、増長天立像(重文、奈良
 時代)の他、多くの仏像が安置されています。
  ご本尊の弥勒菩薩様のお姿を、HPの写真でどうぞ。ちょっとコワいかも・・・

 
  そうそう、唐招提寺の境内図を載せておきます。下の南大門から入り、金堂、講堂と
 みて参りました。


  下の写真は左側が金堂、奥のほうが講堂、中央右に見える二層建ての建物が「鼓楼」
 と呼ばれる建物です。これも国宝で、鎌倉時代の仁治元年(1240)創建で、これも金堂
 と同じく入母屋造で本瓦葺です。

  外観は、上下階とも扉と連子窓(れんじまど)で構成され、縁と高欄が取り付けられ
 ています。堂内の厨子には、仏舎利を収めた国宝の金亀舎利塔(きんきしゃりとう)が
 安置されています。残念ながら一般拝観はできないようです。
  そしてこの右側(東側)には礼堂(らいどう)があります。重要文化財です。

  さらにこの東側に、国宝の「宝蔵」「経蔵」があります。文字通り寺宝と大切なお経
 を収めている蔵だったそうです。高床式の収蔵庫ですね。現代だと寺田トランクルーム
 みたいな存在ですね。(ちゃうやろ!by妻)

  ともに奈良時代の高床式の校倉(あぜくら)で、小さいほう(右側)が経蔵です。
 唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ、唐招提寺で最も古い
 建造物であり、日本最古の校倉です。


  この後は開山堂と、唐招提寺の寺宝を展示する新宝館を見学します。
 スミマセン、もうしばらく続きます・・・(ちゃっちゃとやらんかい!by妻)