Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

南紀への旅 ③なばなの里 フラワーガーデンと立ち寄り湯

  南紀への旅の記事を続けます。

  なばなの里のベゴニアガーデンの後、見晴らしの良いフラワーガーデンを見学です。

 途中で、イルミネーション用の飾りがあるのを見かけました。夜のイルミネーション

 を見に来る人の方が多いのかもしれません。

  この光のトンネルはきっと美しいのでしょう。残念ながら昼間ではわかりません。

  フラワーガーデンはとても見晴らしの良いところで、一面にチューリップが植えられて

 いましたが、まだ早咲きの花しか咲いていませんでした。うーん、残念。

  少しだけ咲いているところを選んで写真撮影です。全景を写すとちょっと寂しいので。

 見学する人がとても少ないので、パンダ君のゲリラ撮影も余裕でした。(アホ)

  チューリップにはまだ早かったですが、遠景の早咲きの桜とのコラボが見られたのは

 良かったです。河津桜かな?ちょうど満開でしたが人はほとんどいませんでした・・・

  黄色のクリスタルスターという品種が咲き始めていました。

     

  赤色のよく見るタイプの品種はアペルドーン、オランダ系品種ですかね。 

     

  ピンク色で下部が少し白いダイナスティも、まだ咲き始めでした。あと数日かな。

 たぶん今頃行けば、チューリップが見ごろなのではないでしょうか。

 

  一通りチューリップを見てから、そろそろ入場ゲートの方へ戻ります。途中、鏡池と

 いう名の池がありました。看板が裏文字で書かれていて、池の水面に映ると「鏡池」と

 正しい漢字が見えるようになっています。わかりますでしょうか?面白い趣向ですね。

  池の周りに植えられたサクラ(ソメイヨシノ)はまだ蕾状態でした。


  この近くに日帰り入浴のできる「里の湯」という施設がありました。入浴料は1,200円

 だったかな? ちょっと高いからどうしようかと思いましたが、入場券に一緒に付いて

 いた館内施設の1000円利用券があったことを思い出しました。これを使えば200円じゃ。

 (そうまでしてお風呂に入りたいんかい。まだお昼前やのに・・・by妻)

  近くの長島温泉のお湯でしょうか? ちゃんとした温泉です。内湯もガラス張りで外

 が良く見えますし、なんといっても変化に富んだ庭園のような露天風呂が素晴らしい。

 いつものように、露天風呂の写真はネットから引用させていただきます。

  広々としています。この写真の左後方から、木々の植えられた小道を通って、右手上

 に見えるお風呂や、その右下にあるお風呂(打たせ湯もあります)と3種類の露天風呂

 が楽しめます。まだ早い時間でしたが、ちらほらとお客さんがいました。

  オッサン、列車の時間が気になるって言うとらんかったか?(by妻)

 そうでした、この日の夕方には紀伊勝浦まで行く予定でしたので、余りのんびりとお湯

 に入っている時間がありません。30分ほどでお風呂から上がりました。

  

  帰りのバスの時間は12:35発です。気が付けば、あと15分しかありませんでした。 

 (のんびりお風呂に入ったりしているからやで・・・by妻)

  急いでゲートまで戻り、出口付近にあるお土産物屋をちらっと覗いていきます。

 三重県の特産品や、なばなの里のオリジナルグッズなどがありましたが、ゆっくり見て

 いる時間がなかったので、なばなの里オリジナルビールだけを買って、出口に急ぎます。

  バスは始発なので、余裕でした。10分ほどで再び近鉄長島駅に到着です。そしてまた

 一駅だけ近鉄電車に乗って桑名駅まで戻ります。あ、近鉄桑名駅では近鉄特急の名阪間

 の特急アーバン・ライナーがやってきました。これは昔(1990年代)、奈良に住んでい

 た頃に妻と乗りましたので、もう30年くらい現役で走っているようです。デザインも、

 昔のままです。ちょっと懐かしいです。今は最新のゴージャスな新型車両「ひのとり」

 号が走っているようです。一度乗ってみたい!

  さて、桑名駅はJR東海の関西本線・紀勢本線と、近鉄名古屋線と、岐阜県の大垣まで

 延びる養老鉄道などの私鉄が集まる大きな駅ですが、駅舎はこれらの鉄道の線路を跨ぐ

 跨線橋の上にあります。乗り換えには便利ですが、ちょっと味気ない感じです。

  ここから13:22発のJR東海の特急南紀号(昔はワイドビュー南紀と言っていました)

 に乗って紀伊勝浦まで参ります。しかし車内販売がないので、昼食は桑名駅で駅弁でも

 買おうと思っていました。しかし、駅のキオスクには駅弁がありません。桑名は名古屋

 都市圏で、通勤・通学・買い物客が大半なので駅弁の需要はあまりないのでしょう。

 唯一駅ナカ?にあった飲食店で「はまぐりの天むす」を売っていましたので、仕方なく  

 それをお昼ごはん用に購入しました。もうちょっと何かあると良かったのだけど・・・

  

  南紀号の車内で、「はまぐり天むす」と「なばなの里のビール」で乾杯です。

 ハマグリ天むすは衣のほうが大きくてはまぐりの食感があまりしません。焼き蛤のほう

 が良かったけど、まぁ仕方ない。ビールは本格的で美味しかったです。 

  南紀号は4両編成でグリーン車はありません。 車内はガラガラです。 3連休初日な

 のに。 コロナのせいで、鉄道会社の苦境はまだ続いているのでしょうか・・・

  車窓はしばらくは伊勢平野の人家の多いところを走りますが、多気(たき)から紀勢

 本線に入ると、山間ののどかな風景が続きます。

  そして紀伊長島を過ぎると、チラチラと海(太平洋)が見えてきました。 

 しかし紀伊半島の海岸線は複雑に入り組んでいて、山からいきなり海になる? ような

 険しい地形になっていて、列車は狭い海岸沿いを縫うように走り、そして時々意を決し

 たように? トンネルで山を突き抜けていきます。 しかしスピードがあまり出ませんの

 で、とても時間がかかります。

  尾鷲、熊野市を過ぎ、新宮からようやく和歌山県に入り、紀伊勝浦には16:43に到着

 です。 いやぁ遠いな・・・はるばる来たぜ、と言う感じ。 名古屋からだと4時間近く

 かかりますね。 東京からは新幹線乗り継ぎで6時間近くかかります。 昔は、東京から

 寝台特急(ブルートレイン)の紀伊号が走っていたくらいです。

  紀伊勝浦駅は終着駅ですが、古びた駅舎にホームが二本の寂しい駅でした。 鉄道で

 来るより自動車で来る人の方がはるかに多いのでしょうね。

   そうそう、この列車は先頭車両の運転席のすぐ後ろの座席が、前方が見えるパノラ

 マ座席になっていて、そこは鉄っちゃんらしい若者グループが占領しておりました。 

  この日の宿は、紀伊勝浦でも有名なホテル浦島です。

 駅から歩いて7~8分の港から、送迎の連絡船に乗って着く島の全体がホテルになって

 いるようです。 洞窟露天風呂もあるので、ちょっと楽しみですが、次回に続きます。