Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

久し振りに関西の旅 ㉔奈良・春日大社

  まだやっていたんか?と妻に突っ込まれそうな、昨年11月末の関西の旅の記事の続き
 です。もういい加減、飽きてきた・・・(読む人もうんざりやで、たぶん。by妻)


  奈良の西の京、唐招提寺と薬師寺を2時間ほどで見学し、遅いお昼ご飯(うどん)を食
 べてから再びレンタカーで出発です。本当は東大寺に行きたかったのですが、もう時間が
 足りません。奈良観光の最後は春日大社にしました。
  奈良県と言えば、明治初期の廃仏毀釈により仏教寺院が排撃され、歴史的価値のある
 貴重な仏像などが失われたり、歴史的建造物が壊されたりした残念な事件がありました。
 そのかわりに大事にされたのが神社ですね。春日大社はその代表格なのでしょう。
 この春日大社は国宝であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。奈良の町を東
 から見下ろす三笠山の麓の緑豊かな場所に建てられています。
  奈良公園の奥にある春日大社の駐車場に着いたのは、午後3時半頃。なんとか拝観の
 時間に間に合いました。また雨が降って来たので、傘を持って神社に向かいます。  

  春日大社は奈良時代末期の768年に、平城京の守護と国の繁栄を祈念して建造され
 たということですが、現在の社殿は1863年と比較的新しいようです。明治維新前夜です。
  参道を抜けて本殿に向かいます。入り口の中門は鮮やかな色彩です。江戸時代初期の
 1613年に建造され、重要文化財に指定されています。

  全国に春日神社という名の神社が3000ほどあるのですが、この春日大社はその総本山
 だそうです。この中門の内部に4つの本殿(国宝)がありますが、一般人は中門の前に
 立って中を窺うことしかできません。神社はケチやな。(まぁそう言わんと。by妻)
  境内の見取り図がありましたので、参考までに掲載いたします。

 

  写真に撮れなかった国宝の本殿は、HPから写真を拝借しました。4つの棟が並んで
 います。それぞれに神様が祀られています。この神社の外観はとても新しく見えますが、
 その理由は、20年ごとに「式年造替」をしてリニューアルされているからだそうです。

  中門の脇から、ちらっと内部が見えました。ここから先は撮影禁止でした。

     


  順路に沿って見学していきます。一番奥の「藤浪の屋」というところでは、釣灯籠が
 並んでいて壮観でした。ここは重要文化財です。

 
 駐車場の近くには、国宝殿がありました。春日大社の所蔵する300点余りの国宝や重要
文化財が展示されています。

  入館してまずこの大きな鼉太鼓(だだいこ)に圧倒されます。野外の舞楽演奏に用いる
 大型の太鼓。これは鎌倉時代に源頼朝が寄進したとされていて、重要文化財となっていま
 す。しかし、これは複製で、本物は2階の展示室(写真撮影不可)にあります。

  春日大社には平安時代のいろいろな工芸品が所蔵されていて、この国宝殿で見ること
 ができます。オッサンは予備知識が足りなくて、有難さがよくわかりませんでした。
 鎧兜や刀とかはあんまり興味がないもので・・・


  春日大社の近くまで奈良公園の鹿がやってきました。我が物顔で闊歩していました。

  さぁそうこうしているうちに午後4時半をまわりました。JR奈良駅前の営業所でレン
 タカーを返却しなければなりません。あ、その前にガソリンを満タンにしないと・・・
 (そんなんで、間に合うんか?by妻)
 ギリギリ間に合いました。オッサン、いつも制限時間いっぱいです・・・


  JR奈良駅構内のお土産屋さんです。鹿さんグッズがいっぱありました。オッサンは、
 三笠(大きめのどらやき)などのお菓子をお土産に買いました。 

 このあとは電車で京都に向かいます。(え~、まだ続くんか?by妻)