Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

久し振りに関西の旅 ㉗京都:東福寺 庭園と塔頭

  今日は墓参りに行ってきました。(さっきの記事にも書いとったやん。by妻)
  帰りの東名高速がいつも通りの渋滞で1時間以上遅れました。オッサンはこれがイヤ
 なので、いつも帰りは新幹線で帰っているのですが、今回は節約のためですので仕方が
 ありません。(ゴールデンウイークに散財するからやろ。知ってんねん。by妻)
  
  さて、遅々として進まない関西旅行の記事をダラダラと続けます。(もういい加減に
 せんと読む人も飽きてるで・・・by妻)
  東福寺の通天橋の紅葉を一般入場より先に見学したものの、思ったほどの感動を得ら
 れず、やや欲求不満気味のオッサン。仕方なく東福寺の通常コースを見学しました。
  通天橋を渡った先の一番奥のところにあるのが、重要文化財の開山堂です。

  江戸時代に焼失した後1823年に再建されたという比較的新しい建物です。屋上に閣を 
 有する独特の造りです。参道の左右にある庭園が変化があって楽しいです。

  反対側から見るとこんな感じです。左手の庭園は斜面に沿って造られており、立体感
 があって変化に富んでいます。


  再び通天橋を通って、方丈に向かいます。


  方丈は残念ながら明治時代の火災で焼失し、明治23年(1890年)に再建されました。
 ここは方丈の建物よりも庭園の方が有名です。方丈の東西南北に、それぞれ趣向を凝ら
 した興味深い庭園があるのです。
  まずは方丈の南側の枯山水庭園です。かの有名な龍安寺の石庭のような荘厳さや幽玄
 美には遠く及びませんが、ダイナミックで見ごたえのある庭です。方丈の再建に合わせ
 て造られたものだそうです。

  角度を変えるとこんな ↓ 感じです。でも、ちょっとゴチャゴチャし過ぎかなぁ。
  オッサン、エラそうに言うな。(by妻)

     

  奥の方は築山のような形になっています。


  お次は北庭。市松模様の苔が印象的でビジュアル的にも優れてます。いい感じです。

     


  最後は東庭です。この円柱状の石が面白いです。磁場のように砂の上に模様が描かれ
 ていて楽しいですね。解説によると、北斗七星をあらわしているのだそうです。そうか
 確かに7つありますね。ケン・ケン・パーではないのですね。(アホかいな。by妻)        

     


  そして、東福寺で最も有名な庭園は、「龍吟庵(りゅうぎんあん)」庭園です。この
 塔頭の方丈は国宝に指定されており、その庭園は普段は非公開なのですが秋の特別公開
 でオープンしていました。写真撮影禁止のため、図録の写真から転載させて頂きます。
  なるほど、これは素晴らしい。紅葉に映える枯山水庭園です。石組みが先ほどの方丈
 南庭の庭園に比べると謎めいています。

 
  最後に東福寺のメインの建物である仏殿と、14世紀末に再建された国宝の三門を見学
 します。仏殿は明治の大火で焼失し、昭和になって再建されました。 
  三門は二層式の重厚な建築で、上層階の内部天井には迦陵頻伽(かりょうびんが)や
 天女の絵が描かれています。下の写真の手前が三門、奥が仏殿です。秋の観光シーズン
 には三門内部が特別公開となっていました。

 

 写真撮影禁止ですので、ネットの写真を転載いたします。室町時代の作ですかね。


  東福寺は見どころが多いので、朝早くから訪れましたが、既にかなりの時間を費やし
 てしまいました。既に時刻は午前10時です。当初の予定では、近くの泉涌寺に行こうか
 と思っていましたが、その時間はないので、この後は京都の街中にいったん戻ります。


  最後に、ネットで通天橋の素晴らしい写真がありましたので、参考までに掲載させて
 頂きます。紅葉のベストシーズンはこんな感じなのでしょうね。

  特等席の展望台です。30年前に妻がここに立っていたのか・・・

  燃えるような赤です・・・

  このあと、京都の後編になります。電車に乗りますよ!(電車小僧め。by妻)