Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

大相撲夏場所十四日目(今更な・・・)

  昨日は両国国技館に行って参りました。(また相撲かいな・・・by妻)
  今場所からは相撲もほぼ通常通りの興行に戻っていました。席はすべて販売、しかも
 枡席はお茶屋さんを通しての従来の販売に戻ったようです。
  そんな中、オッサンはチケット大相撲の先行予約で「一人枡席」をGETしておりまし
 て、満を持して千秋楽の一日前、白熱の(はずの)十四日目に行って参りました。
  今場所は混戦で、大関3人は全員負け越しの危機。既に横綱照ノ富士と平幕勢に優勝
 の可能性は絞られています。14日目は好取組が多いはずですが、大関陣がパッとしない
 とやっぱり盛り上がらないですね・・・ 

  


  この日は相撲協会公認の「ひよの山」がファンサービスをしていました。

   

 
  前回(初場所)と違って、お客さんの数が多いです。どこもかしこも大行列で、ボヤ  
 ボヤしていたらグッズもお土産も売り切れそうな勢いです。まだ1時(三段目の相撲を
 やっている時間)なのに、ものすごい人出。
  全員参加のガラポンと国技館名物のちゃんこをあきらめ、オッサンはまだひっそりと
 営業していた芝田山親方(元横綱大乃国)のスイーツを買いました。それでも四種類が
 あったマカロンは、既にピスタチオが売り切れです。クランベリーとレモンをなんとか
 GETしました。しかしこの絵はやめてほしい・・・

  しかし一個で400円と馬鹿高い。まぁ確かにデカいけどね・・・卵サイズ(笑)。
 ひとつ食べたらめちゃ甘~! 確かにおいしいけど、こりゃ甘すぎる。ドリンクと一緒
 でないときついかも。

     


  オッサンの席は、東の3段目、一番端っこの一人桝席です。ちょっと狭い・・・
 (三角コーナーみたいな席やな。by妻)
  まぁこの席はお茶屋さん扱いではないみたいで、じっくり観たいおひとり様用の席
 といった感じです。こういう席があるのはとても有難いです。
  しかしお茶屋さんの売っている枡席は、桝ごとに付き人がついて、お土産と立派なプ
 ログラム付き。お席まで案内してくれて、お弁当やお茶・お酒の注文も受けてくれます。
 あぁこれが本来のお相撲観戦なのかな? お客さんは見たところ普通の人たちのように
 見えるけど、羽振りのいい人たちなんだろうね。こういう方々が、興行を支えてくれて
 いるわけです。相撲協会もようやく一息つけたのではないでしょうか・・・

     

  あ、幕下最後の取組みでは、オッサンがひそかに応援しているオッサン力士。35歳の
 「ぶよぶよ山」こと明瀬山関が登場です。このたるんだ肉体・・・でも案外強いんです。
  今日も勝って4勝3敗と勝ち越しました。来場所は十両復帰を目指して頑張れ!

 
  十両の取組みの途中で、地下食堂のちゃんこを食べに行きました。有名なワンコイン
 ちゃんこです。今日は塩味、これがとっても美味しいのです。皆さん知っているので、
 いつも長蛇の列。ごっつぁんです。豚バラ肉と野菜、油揚げだけなんですけどね。これ
 にお餅が入っていたら満腹です。

  十両では、オッサン注目の静岡県熱海市出身の熱海富士関(後ろ姿)が快勝しました。
 まだ19歳。ようやく髷が結えるようになったばかりですね。来場所は幕内を目指しての
 戦いになります。頑張れ!


  続いては幕内土俵入り。いつ見ても壮観です。

  横綱照ノ富士の不知火型土俵入りも板についてきました。安定感抜群です。太刀持ち
 は照強(てるつよし)、露払いは翠富士(みどりふじ)のチビッ子軍団です。

  その翠富士関、静岡県出身なのでオッサンがいつも応援していますが、今日は会心の
 技相撲で勝ち、勝ち越しを決めました。ヤッタ! 
 (そして千秋楽の今日は得意の肩透かしで勝ち、9勝目を挙げました!)

  写真を撮り忘れましたが、翔猿(とびざる)関の一番も盛り上がりました。我慢比べ
 のようでしたが、最後まで根気よく攻めたおサルさんの勝ち!(アホ)  


 そして優勝に手がかかっている隆の勝関は、くせ者の霧馬山関を降して11勝3敗!


  あ、テレビ観戦をしていた妻の友人の方から「向こう正面の枡席に張本勲さんとテリ
 ー伊藤さんがおるで」との連絡が。確かにいました・・・

   

  へぇ、やっぱり有名人のみなさんも相撲はお好きなんですねぇ。でも向こう正面だと
 TVにも映りますし、目立ちまっせ・・・


  しかし、この日最も残念だったのは・・・ 
 今を時めく若武者、若隆景関と宇良関の取組みがなくなってしまったこと・・・前日の
 阿炎戦でケガをした宇良関が休場のため、若隆景関が不戦勝です。勝ち越しを決めまし
 たが、この取組みをぜひとも見たかったファンが多かったはず。オッサンもガッカリ。 


  その悔しさをいくらか晴らしてくれたのは、関脇阿炎関と琴ノ若関の一戦。押してい
 た阿炎関にとっては悔やまれる敗戦でした。ここで勝っておけば勝ち越しだったのに。


  結びは横綱照ノ富士関と大関マサヨさん。マサヨさんも少しはやる気をみせていまし
 たが、所詮実力と気持ちの入り方が違う・・・横綱の圧勝でした。

  やはり間近で見るとド迫力です。ばちっと体がぶつかり合う音、フゥっという力士の
 息遣い、仕切りから立ち合いまでのみなぎる緊張感・・・やはり生観戦はイイですね。 


  はい、そして本日千秋楽。
  隆の勝関が苦杯をなめ、横綱照ノ富士関が7回目の優勝を果たしました。今日は見応
 えのある一番が多かったように思います。