Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年GW 北に向かう旅 ⑥八戸の屋台村みろく横丁

  昨夜の続き、八戸の屋台村みろく横丁です。狭い路地の間に10数軒の屋台のような
 店舗がありまして、どこも外から中が覗けるので雰囲気がよくわかります。店の外の
 壁や窓にもメニューが貼ってあって、それを見ていると、どこにしようかと迷います。
 あ、一番はずれの方(三日町側?)にあるお店が人気があるようで、7~8人並んで
 います。ととや烏賊煎(いかせん)という超人気店で、オッサンはここに決めました。

  しかし店内は混雑していて、皆さんお酒が入っているのでなかなか出てくる人がいま
 せん。イライラしながら待つこと約40分。ようやく席に案内されました。やれやれ。
 屋台の店舗はどこも小さくて客席数が少なく、家族経営のところがほとんどのようです。


  お~、店の入り口にはお店の名物である活イカの水槽があり、たくさんのヤリイカが
 泳いでいます。これは期待できます。

  待ちきれないオッサン、席に着くや否やさっそく注文です。まずは当然活イカです。
 中と小がありましたが、オッサン一人なので小にしました。他のものも食べたいからね。
  板さんが、目の前でササっと捌いて出してくれます。うわぁ、丸ごと一匹の刺身です。
 さっきまで水槽で泳いでいたイカですので鮮度抜群です。福岡で食べる呼子のイカだと、
 ゲソは天婦羅か塩焼きにしてくれますが、ここでは全部刺身で出してくれます。しかし
 活きが良すぎて、足がまだ動いてますやん・・・(ちょっとコワいです。)
  ではショウガ醤油につけて頂きます。コリコリです。まろやかで甘身を帯びた濃厚な
 味わいです。頭もトビの部分もゲソの部分も、思ったより柔らかくて美味しいのです。

 

  そして八戸といえばサバです。サバの刺身(〆鯖ではなく生)をオーダーしました。
 運が良いと「銀サバ」という名のブランド鯖が出てくるそうですが、この日はあいにく
 仕入れがなくて、普通のサバです。しかし、それでも都会で食べるサバとは全然鮮度が
 違います。(当たり前) このてかり具合でお分かりのように脂がのっていて、噛むと
 旨味が滲み出す感じです。鯖は鮮度落ちが早い魚なので、刺身で食べられるのは稀です。

 

  そして季節ものということで、姫ニンニクの天婦羅をオーダーしました。タラの芽の
 天婦羅もあってオッサンは迷いましたが、二つも天婦羅を頼むと食べきれないと思い、
 泣く泣くタラの芽の方は諦めました。
 (オッサン、タラの芽の天婦羅が大好きやから、究極の選択やったな。by妻)
  食べている途中の写真ですみません。姫ニンニクの天婦羅は、葉っぱから根のところ
 まで長くて食べ応えがありました。サクサクとした歯ごたえで、味は山菜特有の苦みが
 少しありますが、とても美味しいです。三本ありましたので、結構お腹にきました。

  料理に合わせて地元八戸酒造さんの造る日本酒「陸奥八仙(むつはっせん)」も。
 おちょこになみなみと注いでくれました。ほのかに甘さを感じますが、ピュアなお酒
 です。香りも結構良くて、クイっといってしまいます。あぁ幸せです。(コラ。by妻)

  そしてお店のおねぇさんがしきりに薦めるので、追加でボタンエビの刺身もオーダー
 しました。なんと、まだ生きていますのでオッサンはすぐには食べられません。エビは
 必死に抵抗しますので、食べてしまうのはちょっとかわいそうになりました。オッサン
 は、おねぇさんに「すみません。生きているので食べられないんですけど・・・」と訴
 えますと、おねぇさんは、「あぁ尻尾を持ってブチッと捻ってください。スポンと抜け
 ますから」と言い放ちます。え~、やってもらおうと思ったのに・・・(甘いな。by妻)
  仕方なくおねぇさんのいう通りにしてみますと、確かにスポンと身が抜けました。
 しかしまだ生きています。すまん、ボタンエビ君・・・ 

  ちょっと小さめですが、一匹で400円もしました😱。でも生なのでめちゃくちゃ甘い。
 びっくりしました。北海道でも何度か食べましたが、今までで一番美味しく感じました。 
  やはり普通は冷凍ものが多いのでしょう。それに比べてこちらの生のボタンエビは、
 プリプリのトロトロ。甘みが口の中一杯に広がります。当然生臭さは皆無。新鮮な生の
 エビってこんなに美味しいのですね・・・
  ちなみにこのお店では地元で水揚げがある時に仕入れているそうです。

     

  これだけでもうかなり満腹に近くなりましたが、オッサンは店に貼ってあるお品書き
 を注意深く見ていまして、最後に頼むものを既にチェックしていました。それは、ウニ
 の雑炊です。800円ですが、生ウニが山ほど入っています。これも絶品でした。
  注文が入ってから、大将が自ら火の前で注意深く手掛けていました。アツアツです。

  ウニとタマゴと三つ葉だけ、隠し味の調味料を入れているだけでした。
  こんなにウニがどっさりと入っています。食べている途中の写真ですみません。
 でもこれで800円とは、ある意味では安いと思います。飲んだ後の〆で二人で食べたら
 ちょうどいい量ですが、オッサンは一人で頑張って完食しました。
 (食い意地が張ったおサルさんやの~by妻)

  一人だとどうしても量が多すぎて、値段も割高になりますが、せっかくなのでいろいろ
 なものを試してみたかったオッサン、これで十分満足しました。
 (しかし、お会計で酔いが醒めたやろ。by妻) 
  そうですね、お勘定は6,000円もしました。この日は食べるものにお金を遣い過ぎまし
 た。しかしケチって後悔するよりも、その土地の美味しいものをしっかり味わうほうを、
 オッサンとしては良しとします。(もはや言い訳の達人やな。by妻)


  このほかにも魅力的なお店がいっぱいあり、ラーメンのお店(めん匠さん)や洋風の
 バルのようなお店もあって楽しい雰囲気です。観光客も多いですが、地元の若者たちも
 よく来るようで、とても賑わっていました。
  みろく横丁だけでなく、中心部の繁華街は土曜日の夜ということもあって、遅くまで
 人通りが絶えませんでした。人口30万人弱の町なのですが、とても活気がありました。
 やっぱり、宿泊地を八戸にして良かったと思いました。
  宿泊ホテルはビジネスホテルで、残念ながら大浴場はありませんでした。仕方ないの
 で、お風呂は翌日の楽しみとします。


  オッサン、ホテルに戻ってもワインでもう一度乾杯です。(アホ)
  翌日はさらに北に向かいます。’(一体どこまで行くんや?by妻)