Bonne(ボンヌ)のブログ

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2022年GW 北に向かう旅 ⑲函館の定番観光 ~その2~

  函館観光の続きです。
  トラピスチヌ修道院の前から再びシャトルバスに乗り、湯の川温泉を経由して五稜郭
 タワーの真ん前まで参ります。25分ほどかかりました。湯の川温泉から乗った方も多い
 のですが、多くの方が五稜郭タワー前で下車しました。ここは函館随一の観光名所です。
 開業は東京オリンピックの年1964年(オッサンが生まれる前)、2006年に現在のように
 改築されたのだそうです。函館のランドマークの一つですね。


  もうお昼時なのですが、五稜郭タワーの見学を先にします。タワーに登るエレベータ
 が長蛇の列でしたが、それでも10分ほど待って乗ることができました。高さ約100メー
 トルの塔の展望台(高さ90メートル)まで、一気に上がります。
  このタワーは、言わずと知れた幕末の函館を象徴する「五稜郭」を上から一望できる
 観光スポットとなっています。展望台は2層ありますが、当然上層階の方が人気です。
 五稜郭を眼下に見下ろせるだけでなく、360度を見渡せるので、函館山や港のある地区、
 市街地や湯の川温泉の方まで眺めることができます。これはイイね。

  まずは何をおいても五稜郭を上から見下ろします。サクラの花はややピークを過ぎて
 いましたが、五稜郭がうっすらとピンク色に染まっているのはなかなか素晴らしい眺め
 でした。こうして見ると本当に要塞ですね。もちろん、航空機が出現する前の時代の話
 なのですが・・・
  パンフレットによりますと、日米和親条約(不平等条約)によって当時は箱館と呼ば
 れていたこの地の港が開港させられた後、西洋の城塞建築を学んだ武田斐三郎という方
 が7年をかけて1861年にこの城郭を建造したということです。しかし、何よりも五稜郭
 が現代の我々にインパクトを与えているのは、幕末維新の戦いの最終局面となった地で
 あることです。榎本武揚率いる旧幕府軍が最後の抵抗を試みた後、土方歳三がこの戦い
 で戦死し、榎本が降伏して、名実ともに幕末の動乱が終わり、明治維新の世が始まった
 のです。旧幕府軍は、こんな小さく狭い城郭に籠って絶望的な抗戦をしたのですね。
  そんな近代日本史の舞台の一つとなった場所だと思うと、ちょっと感慨深いですね。
 しかし今は、市民の憩いの場であり、観光都市函館随一の名所となっています。満開を
 少し過ぎていますが、桜並木に囲まれた五稜郭は実に平和そうな風景です。 

       

  アムル君と妻の写真を持参しましたので、記念撮影をしました。(アホ)

  別のアングルからは、函館山が見えます。前日の夜はあの山の上から、こっちを展望
 していたのですね。 

  一つ下の展望台に下りますと、なんだか人だかりがしています。なんだろうと思った
 ら、新撰組副長であり箱館戦争で非業の戦死を遂げた土方歳三さんの像がありました。
 かなりの人気があるようです。売店では土方歳三様のグッズがたくさん売られており、
 飛ぶように売れておりました。まさか、こんなことになっているとは土方さんも想像
 できないでしょうね。
 (ちょっと逆光やな、顔がよう見えんから、えぇ男かどうかはわからんわい。by妻)        

      


  五稜郭は後ほど歩いて観光することにして、お腹が空いてきましたのでタワーの中に
    ある和食のお店で遅めの昼食をとることにしました。どこもかなり混雑していましたが   
    この店は比較的待っている人が少なかったので・・・

  この五稜郭タワーの近くにある回転寿司屋さんが出している、ちょっと高級路線の店
 のようです。値段もちょい高めなので空いていたのかもしれません。でも、東京近辺で
 食べることを思ったら全然高くないと思います。
  オーダーしたのはイカ、ウニ、イクラの三色丼と、北海道を代表する白身魚のソイ
 の刺身です。なんと一匹丸ごとの姿造りが出てきました。これで値段は700円です。
 脂がのっていて味が濃い。上品さはないけれど、モチモチした食感が楽しいです。

     

  三色丼も素晴らしい美味しさ。ウニは甘みが強くて三陸・宮古のお鮨屋さんと甲乙が
 つけがたいほど。しかしたくさん食べすぎると気持ち悪くなりますので、ウニだけより
 他の具材が入っている方が良いと思います。そしてイカはこれまた文句なし。八戸で食
 べた活造りほどの新鮮さはありませんが、白味を帯びて甘みがにじみ出てくる感じ。
 これ、2500円くらいだったかなぁ? そして昼間っからグラスワインを頼んでしまった
 オッサン😆。幸せを満喫しておりました。(自分ばっかり、ずるいわ~ by妻) 


  仕切りのある個室に通されましたので、こんな写真 ↓ も撮り放題。(アホ)

     

  なんだか、もうこれで満足してしまった感じでしたが、観光はまだまだ続きます。
  次は五稜郭跡と、再建された箱館奉行所の見学です。スミマセンが、また続きます。