またまた旅行に行ってスミマセン ⑥飛騨高山~その2~
うだるような暑さが続きます。部屋の中で涼みながらブログでも書きますか。
飛騨高山の観光を続けます。その名も「古い町並み地区」とかいう観光スポット
に行きますと、確かに雰囲気のある黒い木造建築が通りの両側に立ち並び、観光客
もたくさんいます。一般の民家の立ち並ぶエリアはひっそりしていますが、観光客
向けの土産物屋や食事処・和風カフェがひしめきあう辺りは、「いかにも」という
感じです。人力車なんかもいたりして、まぁミニ・テーマパークみたいだと思えば
楽しいことは楽しいですね。いろいろなお店が出ていて退屈しません。
お昼には少し早いけれど、小腹が空いたので「飛騨牛炙り握り(二貫)」を買い
食い。人力車のお兄ちゃんが解説していたのをこっそり聞きましたが、このお店は
飛騨牛握りの発祥の店らしく、地元の人もちょっと気合を入れて食事に行くような
ところなんだそうです。(あんたはその店で立ち食いかいな・・・)
古い町並みのエリアを散策した後、次は江戸時代の代官屋敷「高山陣屋」に向かい
ます。日本でも当時のままにきちんと残っているのはここだけだそうです。
立派な家構えですね、当たり前か。
中は意外に質素?です。今でいうと、知事公邸みたいなものだからかな? 豪商の
お屋敷の方がよっぽど豪華ですね。風通しが良く、中庭もあって落ち着いています。
午後二時近くなったので、遅めの昼食はここへ。
看板には「生蕎麦」としか書いていませんので戸惑いましたが、有名な「高山中華
そば」の名店「まさごそば」さんです。メニューは中華そばのみ。
もっちりした縮れ麺に、カツオだし(+野菜)の効いた旨味にあふれたコクのある
スープがよくからみ、たいへん美味しいです。チャーシューは焼豚ではなく煮豚です。
ビールも飲んで大満足です。
ちなみにこのお店はコロナ対策で、座席のカウンターを透明な仕切りで囲っていま
した。いわば一蘭(博多ラーメンの有名店)方式です。
この後は、午後3時過ぎの特急ひだ号で富山に向かいますが、少し時間があるので
お土産屋さんをうろうろしました。古い町並み地区の、いかにもという大きなお土産
屋は品ぞろえは豊富ですが、やはり一般向けの普及品が中心。工芸品やお菓子は専門
店で買った方がよさそうです。
飛騨の一位一刀彫というイチイの樹から彫った伝統工芸品を売っている店がありま
した。動物の木彫りなど素敵なものがたくさんありますが、ちょっとお値段が張りま
すので、お手軽なお箸を購入しました。
(動物の木彫りは写真でご覧ください。ピンボケでスミマセン。)
駅に戻る途中に、昔ながらの駄菓子「音羽屋」さんに立ち寄りました。
この日、8月7日はこの地域では月遅れの七夕のようで、ササの葉飾りと朝顔の仕立
が店先に置いてあり、風情がありました。
昔ながらのこの地方の和菓子、飴などがいっぱい並んでおり、懐かしい感じがします。
川越の菓子屋横丁を思い出しましたが、こちらは観光客もなくひっそりと佇んでいま
す。麦こがしのお菓子「かたりべ」と胡桃最中などを買い、店内で水まんじゅうと麦茶
を頂きました。ほっと一息です。
この店のお姉さんにお話を伺うと、高山市街地は7月の豪雨の直接の被害はなかった
ものの、岐阜に向かう国道が寸断されたので一時はスーパーやコンビニに物が入らない
など大変だったようです。観光客は戻りつつあるようですが、やはり自家用車での日帰
り客が多く、電車で訪れる人が激減したために駅と町の間にあるこのお店は、開店休業
状態だそうです。それでも店を開けていれば、こうやってたまにお客さんがきてくれる
ので・・・とおっしゃっていました。観光地の皆さんもまだまだ大変です。
さて、そろそろ出発です。本当は一泊してもっとゆっくり見て回りたかったのですが、
それはまたの機会に。今回は高山本線をさらに北上し、富山まで抜けていきます。
(続く・・・いつまでやっとるんや。By妻)
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