Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年夏:礼文・利尻島の旅 ②なんとか稚内まで辿り着きました・・・

  札幌のホテルで寝過ごしてしまい、乗るはずの列車に乗り遅れてしまったオッサン。
 いきなり大ピンチです。(アホ)
  この日は稚内港を14:50に出航するフェリーで礼文島まで行く予定でしたので、なん
 としてもその時刻までに稚内に到着する必要があります。礼文島には現在のところ稚内
 か利尻島からフェリーで行くしか交通手段がありませんので、このフェリーに間に合わ
 なければ、旅行そのものをキャンセルせざるを得なくなります。さぁ、どうしよう。  
  JRの次の特急列車は約4時間半後なので、稚内到着は午後5時過ぎとなりアウトです。
 高速バスの時刻を調べたら、そもそも稚内方面は高速道路が途中までしか通じていない
 ため、JRの特急よりも時間がかかりますので、これもダメです。そうなるともう飛行機
 しかないのですが、3連休の初日の午前中の飛行機に果たして空きがあるのか・・・


  祈るような思いでANAのホームページからネット予約の検索をかけると、おぉなんと
 札幌・新千歳空港発午前10時20分の稚内便に3席だけ空席がありました。正規運賃なの
 で片道24,000円もしますが、ここはケチっている場合ではありません。迷わずオッサン
 はチケットをGETし、大急ぎで荷物をまとめて駅に急ぎます。この間わずか20分・・・
  午前8:40に札幌駅に到着し、みどりの窓口でJRチケットの払い戻しをしようとしまし
 たが、予想通り「ここでは払い戻しできません」との冷たい対応。JRが分割したことの
 最大の弊害がこれです。JR東日本で、JR東日本発行のViewカード(クレジット)で購入
 したために、JR東日本の窓口でしか払い戻しができないのです。まぁそもそも、自分の
 不注意で払い戻す羽目になったんだから、文句を言える筋合いではありません。ここは、
 大人しく引き下がり、後でJR東日本の窓口で払い戻してもらえるように証明をしてもら
 いました。あ~あ、北海道の大地を列車で北上していくのも楽しみの一つだったんだけ
 どな・・・まぁ、これも身から出た錆ですから、仕方ない。(900円のワインを飲んで、
 差し引き1万7千円も無駄にするとは、愚の骨頂やで・・・by妻)  妻がいたら大目玉
 を食らったことは間違いありません。つぅか妻がいたらそもそも深夜からワインを1本 
 飲み干すことは許されませんでしたわ。


  もう決めたからにはジタバタしないオッサン。再びJRエアポートライナーで新千歳
 空港まで逆戻りです。何をやっとるんだか・・・
  新千歳空港には午前9時半には到着しました。出発まで1時間ほどありましたので、
 新千歳空港のショップをブラブラしました。この時間は東京・大阪からの観光客がまだ
 あまり多くないので混雑もほとんどなく、ゆったりしていました。

  この時間帯なら、じっくりとお土産選びができますね。でも荷物になるから見るだけ。
 総合的な土産店では、北海道を代表するお菓子の六花亭のマルセイバターサンド、白い
 恋人などが、どこでもたくさん売られています。定番中の定番の商品は買い損ねる心配

 はなさそうです。

  北海道の農産物もあちこちにありました。有名な赤肉の夕張メロンは、そろそろシー
 ズンの終盤です。しかし高いなあ、ひと玉で3,500円以上します。昔、オッサンは賞味期
 限が翌日という値下げ品(大体2,000円以下)を買って帰ったことがありました。飛行機
 や帰りのバスの中で甘酸っぱいメロンの匂いが漂ってしましましたが・・・

    

  あ、超大玉の「でんすけすいか」がありました、値段はなんと1万5千円。たかが西瓜
 なのに・・・まだオッサンは食べたことがありませんが、たぶん一生買わないだろうな。

    


  そしてオッサンはやはりこのようなお店 ↓ を下見していました。😆
 (えぇ加減にせぇよ。飲み過ぎて寝過ごしたことを忘れたんか? by妻) 

  北海道各地の有名ワイナリーのワインと、これまた道内各地で生産されるチーズ等を
 売っているお店ですが、来るたびに充実度といいますか、品揃えが良くなってきている
 感じです。それだけ人気があるということですよねぇ。オッサンのためにあるような店。
 しかし、入手困難な品質の高い超有名ブティックワイナリーのワインは売っていません。
 小樽の北海道ワイン、池田町の十勝ワイン、富良野のふらのワイン、余市のワインなど、
 お土産に合うようなものが主体のようです。
  
  さらに、最近はこんなショップ ↓ までありました。ビジネス客向けだと思うけど。

  大手のワイン輸入業者ピーロート・ジャパンさんの運営する世界のワインを試飲でき
 るワインバーです。これはもうオッサン、「飛んで灯に入る夏の虫」状態ですわ。でも
 ここで朝っぱらからワインを飲んでしまって、また飛行機に乗り遅れたらアホの最下級
 というか、救いようがありませんので、ここは我慢です。(当然やろ。by妻)


  あ、そんなことをしているうちに乗る飛行機の搭乗時間が近づきました。オッサンは
 再び迷子になり、案内カウンターのお姉さんに搭乗ゲートの場所を教えてもらいました。
 (ほんまにアホやな。こんな寄り道をしとるからやで・・・by妻)


  なんとか搭乗口には締切時刻の5分前に到着しました。やれやれ。

  稚内行きの飛行機はプロペラ機です。ということは有視界飛行になるのかな。
  コックピットはかなり狭そうです。 

     

  機内は2×2の配列で、定員は76名かな。かなり小さな飛行機です。オッサンの席
 は最後尾の窓側。たぶん(何かあった時の予備のために)最後まで予約を入れないで
 残しておく席だったのではないかなと思います。


  この日は天気が良くないのでかなり揺れました。それでも客室乗務員の女性の皆さん
 は揺れる機内でも的確に飲み物のサービスをしていました。かなりの重労働です。
  オッサンは優雅に水出しのアイスコーヒーです。数時間前のドタバタが嘘のよう。
 (イヤ、嘘やないで。余計な出費になったんやで。反省せぇよ。by妻)

  一番後ろの席だったので、こんなこと ↓ も・・・(アホ)  

                     


  離陸後はしばらく雲の上でしたが、しばらくすると雲が途切れ、地上の景色がよく
 見えました。これは日本海沿岸の港町ですね。もうだいぶ北の方だと思います。遠くの
 方に島が見えたのですが、たぶん焼尻島か天売島かな。だとすると羽幌の港か?

  しばらくすると、海沿いに広大な湿原が見えてきました。有名な、サロベツ原野なの
 でしょう。そして沖合にはなんと利尻島の利尻山が見えます。本当に海からそそり立つ
 ようで、なかなか素晴らしい眺めです。これはラッキーでした。これからあそこに行く
 んだよなぁ・・・列車に乗り遅れた時にはどうなるかと思ったけど、なんとか間に合っ
 てよかった。(イヤ、まだ何があるかわからんで・・・by妻)
  この大湿原と海岸の間を道路と鉄道の線路が通っています。本当ならこの大地の上を
 列車で駆け抜けていったはずですが、結局空の上から見下ろすことになりました。 

  これはちょっと感動する景色です。写真はちょっとぼやけてしまってスミマセン。

  新千歳空港から約1時間で、無事稚内空港に到着しました。列車だと5時間かかります
 が、飛行機だと1時間。空港までの移動時間を入れても2時間半はかかりませんから、約
 半分以下の時間で到着できるのです。おかげで、オッサンが乗り遅れた札幌7:30発の特急
 列車よりも早く稚内に到着することができました。
  稚内市内は濃霧がかかったように薄曇りでした。日本で最北の町は、やはり寒々とした
 雰囲気が感じられます。気温は約17℃ですから、かなり涼しかった。

  稚内空港の発着便は、札幌(新千歳)便と東京(羽田)便が1日に2本ずつしかあり
 ません。そのためとても小規模なローカル空港といった感じでした。

  やれやれ、なんとか稚内までは辿り着きました。これで礼文島に向かうフェリーには
 十分間に合いそうです。空港バスは稚内駅を経由してフェリーターミナルが終点となっ
 ていますので、空港バスで直接フェリーターミナルに向かいます。

  フェリーターミナルにはお昼過ぎに到着。フェリーの乗船手続きは出航時刻の1時間
 前からとなっていますので、まだ余裕があります。オッサンは荷物をコインロッカーに
 預けて、稚内市内を少し観光することにしました。でもフェリーに乗り遅れないよう、
 十分注意をしないとね・・・(そらそうよ。by妻)


 ・・・本日は、ここまでといたします。