Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

伊豆半島を少し観光して帰りました・・・その1

  今日はまた鬼のような暑さが戻ってきました関東地方南部。洗濯物はあっという間に
 乾いてよかったのですが、とても風が強くて、肌着のシャツが1枚ハンガーから外れて
 吹き飛んでしまい、行方不明になりました・・・風下の隣のマンションの敷地内に落ち
 てはおらず、どこまで飛んで行ったのか定かではありません・・・
 (これで何度目や?アホ ! by妻) これからは風の強い日は室内に干そう・・・ 


  さて昨日は西伊豆・土肥温泉の旅館に泊まり、一日かけて伊豆半島を少し観光をして
 から帰宅しました。クルマの運転はあまり好きではないのですが、小旅行みたいな感じ
 でちょっと楽しかった・・・妻が運転してくれたら最高やな。(もう無理やで。by妻)


  土肥温泉の旅館は粋松亭(すいしょうてい)さん、全室が海に面していてオーシャン
 ビューが売りの老舗旅館です。若女将がご挨拶してくれましたが、4代目だそうです。
 前回(妻を亡くした翌年かな・・・)来た時には、彼女のお母さん(先代の女将さん)
 が切り盛りしていましたが、代替わりの時期のようです。
  チェックインして案内された部屋は6階の広々とした和室です。窓の外は全面が海で
 す。ただし西向きなので西日がきついため、半分シェードをおろしています。室内は
 冷房が効いていて快適です。係の方がお抹茶とお茶菓子、冷たいおしぼりを持ってきて
 くれました。なかなかサービスが行き届いています。ミルクプリンが美味しかった。


  まだ午後3時なので、オッサンは周辺を散策することにしました。真夏は日が長い。   
 下の写真は粋松亭さんの全景です。近くには歌人の若山牧水さんの石像がありました。
 彼もこの土肥温泉に来たことがあるのでしょう。詠んだ歌も石碑に刻まれています。

  少し歩くと東海バスの土肥温泉のバス停と待合所、観光協会の事務所がありました。
 海辺の松林の近くには有名な日時計がありました。花壇になっていますが、真夏の花は
 ちょっと元気がない感じ・・・ 

  足湯もありました。源泉100%で、温かくて気持ちいいです。どうせ、後から温泉に
 入るんですけどね。(見苦しい写真を載せたらあかんわ。by妻)

     


  すぐ近くには土肥海水浴場があります。もう夕方ですが、地元の方々と思しき人たち
 が海水浴を楽しんでいました。海の家もあり、ライフセーバーさんもいるので安心して
 遊泳できるようです。ちょっと海に入ってみましたが、小さな砂利のような浜なので、
 足の裏に砂がべっとり付くことがないです。近くの小川から冷たい水が流れ込んでいる
 ので、意外に海水はひんやりしていました。そしてかなり透明度が高い。

  険しい崖が海の近くまで迫る伊豆半島の西海岸において、土肥海水浴場は砂浜の面積
 が一番広いのだそうです。スケールは小さいですが、あまり混雑しないので穴場のよう。
  
  あ、面白いものがありました。小型の船を温泉にしているようです。若者たちが占領
 して、はしゃいでいました。海水浴のついでに入るという感じのお風呂ですね。


  旅館に戻って、まずはお風呂です。最上階の7階に、展望大浴場と小さい露天風呂が
 あります。実はこの旅館は全27室のうち23室が露天風呂付の客室なので、大浴場を
 利用する方は少ないようです。(オッサンの部屋は一番安い部屋なので、客室露天風呂
 は無しです。) ※写真はHPから借用。 

  露天風呂は小さいけれど、開放感抜群。でも外からも丸見えのような気がする・・・

      

  夕食は部屋食。給仕と片付けのために係の女性が何度も部屋に入ってきますが、部屋
 に居ながらにして、周囲に気兼ねすることなくゆっくり食事ができるのは有難いです。
  オッサンは一番安いスタンダードの懐石コースです。真夏なので涼しげなメニューが
 いいですね。食前酒の巨峰酒が甘くておいしい。このほか、女将さんのサービスとして、
 鯵のユッケ、牛すじ肉の煮込みが付いてきました。かなりの量なので、ゆっくり1時間
 半ほどかけて味わいます。

  アワビのステーキやイセエビ、キンメダイなどの豪華な品はありませんが、全体的に
 上品にしつらえてあって、かなり満足できました。
  まずは前菜のプレートです。手長エビのから揚げ、ウナギの小袖寿司など・・・
 すりおろしトウモロコシの冷製スープが冷たくておいしかった。


  オッサン、この日は記念日だったのでハーフボトルのスパークリングワイン(シャン
 パンではない)を注文しました。係の方が気を利かせて、グラスを2つ持ってきてくれ
 ました。こういう気遣いは本当にうれしいですね。


  お刺身は三種盛り。伊豆産のムツの姿造り、本マグロの中トロ、カンパチです。
 ハモのお吸い物にはオッサンの好きなジュンサイも入っていました。
 鯵のユッケはサービスでした。卵をからめていただきます。

  続いて旅館の名物料理らしい、アワビの伊豆味噌グラタン。一風変わっていますね。
 ちゃんとアワビの切り身が入っていて(当たり前)、臭みがなく美味でした。

  あと鍋物(エビと鶏肉のトマト味のお鍋)と、最後に焼き物として太刀魚の香味醤油
 焼きが出てきました。夏の魚ですね。トリュフの入った醤油味のタレにつけて頂きます。
 なんとも不思議な味ですが、意外と合うかも。  

     

  デザートもなかなか洒落ていました。スイカの実とゼリー、アイスクリーム、季節の
 フルーツ、焼き菓子と生クリームです。不思議と、どんなに満腹でもデザートって案外
 食べられるのですよね。(フランスの三ツ星レストランでは、デザートがこれでもかと
 いうくらい出てきて困りましたが、結局完食しました・・・食いしん坊め。by妻)

  オッサン、部屋食なので持ち込んだワインをこっそり開けて飲んでいました・・・😝
 グラスの向こうに夕日が沈む海の景色が・・・ 

    

   おっと、1回で終わらせるつもりでしたが、予想外に長くなってしまいました。
   続きは、その2、で。(何が「その2」じゃ。さっさと書かんかい。by妻)