Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

エノテカさんのイベントをはしごしました・・・

  今日は終戦記念日。オッサンの夏休み最終日・・・しょぼーん。(アホ)
  明日からの仕事に備えて会社の携帯でメールをチェックし(パソコンは開かない)、
 少し家の中を片づけたりしました。仏壇もきれいにしました。(お盆の前にやれ!by妻)
 今日はプロ野球の試合がないので、心を乱されることもないでしょう。
  
  昨日は、またまたエノテカさんのイベントに行ってしまいました。しかも2つの店舗
 のはしごです。(もう末期症状やな・・・お金は足りるんか? by妻)
  まずは初めて行く店、世田谷区の成城学園前です。電車を乗り継いで、ワインを試飲
 するためだけに出かけるというオッサン、アホもいいところですな。 
  小田急線の成城学園前駅、久しぶりに来ましたが随分きれいになっていました。駅は
 地下になり、小田急線が複々線になっていました。(そんなの随分前の話やで。by妻)

  このエキナカにエノテカさんが出店しています。今や都心はもちろん、ワインヲタク
 が出没しそうな郊外の主要駅にもたくさん店舗を展開しています。ニコタマやたまプラ
 ーザ、武蔵小杉などにもあります。(えぇカモやで、オッサン・・・by妻)


  さて、なぜわざわざ成城まで行ったかといいますと、これ ↓ が飲みたかったからです。

  オッサンの敬愛する大手シャンパーニュ・メゾンのテタンジェがブドウの作柄の良い
 年にだけ造るプレスティージュ「コント・ド・シャンパーニュ」です。右がシャルドネ
 100%で醸造するブラン・ド・ブランの2008年、左がピノ・ノワール等を混ぜるロゼの
  ヴィンテージ2006年です。もう抜栓してから1日以上経過しているので泡立ちは良く
 ありませんが、テイスティングしてびっくり! ブラン・ド・ブランは既に熟成した香
 りがしまして、焼き栗のような香ばしさ。そして味わいはほのかなハチミツの味わい。 
   シャンパーニュですから酸味は十分ありますがそれ以上にコクがあり、高級な白ワイン
 に炭酸を入れたような感じです。こういうシャンパーニュは熟成させてから味わうべき
 ですね。泡を楽しむようなチリチリとした若いシャンパーニュもいいのですが、コクが
 あって滋味深い味わいの熟成シャンパーニュはもうたまりません。2008年はシャンパー
 ニュの当たり年だと聞いていますが、確かに品質が高いようです。1本買うと3万円も
 しますが、ティスティングですと50mlで3,000円です。(せこいな、オッサン。by妻)
  そしてロゼの2006年。こちらはもう少しゆったりした雰囲気で、かなり熟成していま
 す。色はロゼというより濃いめのオレンジ色で、香りは少し飛んでいる感じ。口に含む
 とやはりコクがあって、ブラン・ド・ブランよりも優雅な感じです。これも素晴らしい。


  15分も経たずに飲み干したオッサン、レジで支払いをする際にエノテカさんの会員証 
 (スマホにインストール済)を見せますと、店員の若い女性が「あ、お誕生月クーポン
 の対象ですね、一割引きになります。」とおっしゃるではありませんか。そうか、既に
 誕生日は過ぎていますが、その月に購入したものはイベントの試飲代を含めてなんでも
 10%Offということです。オッサン「この割引は一回だけですか?」と訊くと、お姉さん
 は「いえ、その月のご購入分には何回でもお使いいただけます」とのこと。ヤバいぞ。
 オッサンの脳内に「今月買えば何回でも一割引き」との情報がインプットされました。
 もはや自分の誕生日などどうでもいいオッサンですが、ワインが10%引きになることは
 とてもうれしいです。(あさましい奴っちゃな~ by妻)


  足取りも軽く、オッサンは再び電車を乗り継いでエノテカさん本店、広尾まで参りま
 す。(この間行ったばっかりやん、また行くんか。by妻)
  今回のテーマは「ブルゴーニュの白ワイン2019年:村ごとの飲み比べ」という、興味
 深い内容です。非常に出来が良いうえに早熟で飲みやすい年と言われている2019年です
 が、ブルゴーニュワインはこの年からさらに激しく値上がりし、既にいくつかの生産者
 のワインは入手不可能な状況です。そんな著名生産者のワインを含め、5つの村ごとに
 2種類ずつ、合計10種類のワインを味わいます。ちなみに同じヴィンテージで、種類の
 異なるワインを飲み比べる場合は「水平試飲」、同じワインをヴィンテージ違いで飲み
 比べる場合は「垂直試飲」とギョーカイ人は言っています。今回は、ブルゴーニュの白
 ワインの水平試飲ということになりますね。グラスは6つも用意してくれました。

  まだ若いヴィンテージなので色は透明に近い薄い色ですが、香りはもう開き始めてい
 ます。そして口に含むと、なんとどれも既に美味しく飲める状態です。2019年は熟度が
 高いのですが、酸も十分あって輪郭がはっきりしている感じです。そしてやはり果実味
 が豊かで、口当たりがよい感じ。通常、若いブルゴーニュの白は酸っぱく感じられたり
 味の去り際で苦味が感じられたりしますが、そのようなワインはほぼありませんでした。
 全般的にすばらしい出来で、既に飲んでも美味しいですが、ある程度の熟成も大丈夫だ
 と思われます。・・・では、今回もエノテカさんの用意したテイスティング・シートに
 オッサンがその時の感想を書いていますので、恥ずかしながら・・・
 

  左の二本は、一番知名度が低い(値段が安い)サン・トーバン村のワイン。一番左側
 はオッサンが一目置いているドメーヌ・トマ・モレさん。
  ・・・涼しげな香り。でもグラスを伝わる液体はねっとりしていて、凝縮しているっ
  ぽい。あ、味は想像以上に豊かな感じ。スッパくもニガくもないぞ。こりゃイイね。
  2019年ってやっぱりかなり熟度が高いのかな? 色は透明っぽいんだけどね・・・


  続いてはオッサンもよく知らないユベール・ラミさん。サン・トーバン村の生産者だ
 そうです。地元の蔵だね。複数の区画から仕込んだ「ラ・プランセ」という銘柄です。
  ・・・いきなり濃密な香り。凝縮してる~って感じ。酸味もそこそこあってバランス
  はいいかな。割と早くから飲めるんじゃないかな~知らんけど・・・


  右側の二本はシャサーニュ・モンラシェ村。かの有名な白ワインの王様、モンラシェ
 を擁する村ですね。左からジャック・カリヨンさん、ブラン・ガニャールさんです。
 まずはお隣のピュリニ村のドメーヌ、ジャック・カリヨンさんのワインから。
  ・・・かなりリッチな感じ。うん、ちょっと薬のような味が感じられる。適度な甘み
  もあって、今飲んでもいいかも。あ、最後にちょっとスッパさが出てきたね・・・ 


  お次はブラン・ガニャールさん。シャサーニュ村にはガニャールと名乗るドメーヌが
 いくつかありますが、皆さん親戚関係なのかな?
  ・・・香りはあまり立たないが味わいは豊か。イヤ、ちょっと置いていたら、かなり
  開いてきたよ~ 結構ゴージャスでパツンパツンになってきたよ~ 味わいはまだ硬
  いところが残っているのでもう少し時間が必要かな~ でも、最後の一滴まで香りが
  残っていた・・・


  続いては、ちょっと珍しいコート・ド・ニュイの白。圧倒的に赤ワインが多い地域
 ですが、モレ・サン=ドニ村の白が2種類出てきました。どちらも赤ワイン造りで著名
 な生産者、左側が昔から大人気の地元蔵ドメーヌ・デュジャーク、右側はニュイ・サン
 =ジョルジュのドメーヌ・レシュノーさんです。
  

  まずはデュジャーク様から。
  ・・・うわ、これはグレープフルーツみたいな香りだけど、本当にシャルドネかい?
  イヤ、味は完全にシャルドネだな。しかも新大陸系、オー・イェー!超リッチ・・・


  お次はレシュノーさん。
  ・・・ちょっとオモシロイ香り。ステンレスのようなメタリックな香り。わぁ~甘い。
  かなりリッチな造りを志向しているな、こりゃ。味の去り際にちょい苦味を感じる。
  でも相当気合が入っているね~・・・


  さぁここからが凄い生産者が目白押し。オッサンが入手できそうもない著名ドメーヌ
 で、最近は価格もうなぎのぼりで、見つからないし、見つかったとしても手が出ないと
 いうワインたちです。(結局買えないっちゅうことやな。by妻) 

  まずは本来なら暖かい気候ゆえに最もリッチな白ワインができるはずのムルソー村。
 しかし村を代表する3つの超ド級のドメーヌは、リッチなだけではなく緊張感のある
 長熟タイプのワインを作ることで名声を馳せています。そのうちの2つ、左側がドメ
 ーヌ・ルーロ様、右側が泣く子も黙る伯爵様、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン様です。


  では、まずギィ・ルーロ様のワインから・・・
  ・・・なんだこれ~ レモンのような爽やかな香りがぐんぐん押し寄せてくるよ~
  口に含むと、えっ水? 何も突出しないカンペキなバランス。転がしていると砂糖漬
  けのレモンピールのような味がじんわりにじみ出してくるよ~ なんじゃこりゃぁ~
  あ、あとからちょっとジンジャーぽい味も出てきた。凄いワインだけど、これは好み
  が分かれるタイプかな~・・・
 
  そして、伯爵様のワイン・・・当主のドミニク様が「名刺代わり」としている畑名付
 きワイン、1級ワイン並みと評価の高い「ムルソー・クロ・ド・ラ・バール」です。
  ・・・前のワインよりちょっと上品だけど、こいつもスゲェ。ぐいぐい来るよ~
  味はかなりキンチョー感があります。グワーッと口の中で広がるイメージ。ほのかに
  甘みも感じる。スーパーヘヴィ級だけど、まだまだ若いのでこれからだね~・・・


  オッサン、もうこのあたりでかなりふにゃふにゃになりつつありますが、気を取り直
 して最後の2本、真打のピュリニ・モンラシェ村のワインです。まさしく東西の横綱が
 千秋楽で全勝対決するような感じです。(なんじゃそら?by妻)


  先攻?はオッサンが贔屓にしている超優良生産者、エティエンヌ・ソゼ様です。オッ
 サン(と妻)は新婚旅行で購入したここのワインに度肝を抜かれ、それ以来のファン?
 なのです。さぁ2019年はどんな感じでしょうか・・・

     

  ・・・おお、香りがちょっと抑え目なところがイイね。涼しい感じで、あまり香らな
  い。これはある意味コワイ。強靭なワインで、まだ正体を現していない感じだ。口に
  入れると、おぉ~やっぱりこんな感じか~ ソゼ様、大好きです💓・・・


  さて、オオトリはブルゴーニュを代表するスーパー著名生産者、飛ぶ鳥を落とす勢い
 のドメーヌ・ルフレーヴ様です。最近オッサンの知らないうちに価格がバンバンあがり、
 ショップの在庫ワインがどんどん消えてしまって全く買えなくなりました。一体、何が
 起こっているのでしょうか? もう今では入手できないワインです。

     

   ・・・どひゃぁ~ なんじゃこりゃあ~ もう書くことナシ(ちゃう)
   クリーム・ブリュレの香り? もうダメ~ 飲んだらメチャおいしいや~ん!
   よいんがナガ~イ、もうこれ以上書くことナシ・・・
   (酔っぱらってくると文章になっとらんな、平仮名ばかりやし・・・by妻) 
    
  ということで、5つの異なる村の10種類、異なる生産者のワインで飲み比べるという
  なかなか楽しい企画でした。エノテカさん、有難うございます。これも、10%引きに
  なりました。さらに、オッサンはエティエンヌ・ソゼ様のブルゴーニュ・ブラン(村
  名ワインよりも安価な、一番下のクラス)の2018年を購入してしまいました。当然、 
  10%引きでした😆。(ホンマにいいようにカモにされとるな・・・by妻)


      

  昔、これ ↑ と似たような写真を撮っていたら、妻に「ダフ屋のオッサンか!」と言わ
 れたことを急に思い出しました・・・(だからなんやねん? by妻)
    
  アホな話ばかりでスミマセン・・・次回からはもう少し真面目に行きたいと思います。