Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年夏:礼文・利尻島の旅 ⑩最北限の地スコトン岬

  今日から仕事再開。やはり休暇明けはちょっと疲れますね。夕方、整骨院に寄って、
 骨折した肩の検査を受けました。レントゲン写真では、外れてしまった?骨がだいぶ
 くっついてきたようで、どうやらもう大丈夫な感じです。痛みもほとんどなくなりま
 した。念のためもう少し経過観察で、来週再び通院となりました。やれやれ。


  では久しぶりに7月の旅行記事を再開します。(もうどうでもえぇんちゃう?by妻)
  礼文島の澄海(すかい)岬の美しい風景を眺めた後、レンタカーで今度は島の北西端
 にある須古頓(すことん)岬に参ります。なんだか「岬巡り」みたいだなぁ。そんな歌
 が昔あったような気がしますが、まぁいいか。
  須古頓というと書きにくいし読みづらいので、観光ガイドブックでは「スコトン岬」
 と書かれています。カタカナ表記だと、ちょっと楽しい感じがしますね。

           

  しかしオッサン、またしても道を間違えました。(はぁ?えぇ加減にせえよ。by妻)
  礼文島には迷うほど道はたくさんないのですが、交差点が普通に直角になっていない
 ところが多く、言い訳ではありませんが、方向感覚が狂います。上の地図で西上泊から
 延びている道は浜中という集落でスコトン岬に行く道と分岐していますが、オッサンは
 それに気づかず通り過ぎ、船泊という集落にある交差点を左折してしまいました。
  しばらく走ると、なんだか雰囲気がおかしい。右手には「礼文空港」の看板が見えて
 きました。現在は飛行機の運航は休止しているため営業していない空港ですが、これは
 島の北東部の金田岬(かねだのみさき)の近くにあるのです。海岸沿いの道から、海の
 向こう側にはうっすらと半島らしきものが見えます。うわぁ、あっちがスコトン岬なん 
 じゃないの?・・・ここにきてようやくオッサンは道を間違えたことに気が付きました。
   急いで引き返し、改めてスコトン岬に向かいます。約30分のロスです。(アホ)


  そういえばレンタカー屋のオッチャンに、「途中江戸屋(えどや)という集落の場所
 から左側の狭い道に行くと、花が咲く景色を見ながらスコトン岬に行けますよ。帰りは
 海沿いの広い道を行くと早いです。」と聞いていたのですが、道に迷ったせいですっか
 り忘れてしまい、行き帰りともに海沿いの道を通ってしまいました。あぁ、また失敗。


  海沿いの道は快適で、荒涼とした海岸と青く澄んだ海から押し寄せる白波を眺めつつ、
 スコトン岬に無事辿り着きました。あ、スカイ岬で見かけた大型バス2台が、ここにも
 来ていました。オッサンが道を間違えている間に先を越されたようです。
  ここは礼文島の最北端です。日本の最北端の場所は稚内の宗谷岬ですが、離島である
 礼文島の北端であるこのスコトン岬のほうが「さいはて感」はありますね。ただ有名な
 観光名所なので、7月の観光シーズンには観光客が次々と押し寄せます。この日もかな
 り賑わっていました。さてさっそく見学しようと車を降りると、うわっ! ものすごい
 強風です。ぼんやりしていると体が風で飛ばされそうなくらいです。遮るものがない岬
 の突端の台地なので、容赦なく風が吹きつけてきます。オッサンは帽子を手で押さえな
 がら歩きます。あ、駐車場からしばらく歩くと、看板が見えてきました。

  強風が叩きつける中、写真を撮りました。海の向こうに見えるのがトド島という無人
 島で、トドとかゴマフアザラシ(ごまちゃん)が生息するそうです。ここが日本の北の
 果てなんですねぇ・・・あの海の向こうは野蛮な国だと思うとげんなりしますが。今や
 警戒を怠ってはなりませんね。自衛隊の皆様、気を付けて勤務をお願いいたします。
  周囲の眺めはこの高台からの方が良いですが、ここからさらに細い道を下っていくと、
 さらに岬の先端部分に行くことができます。ちょっとした舞台のようになっていますが
 完全に吹きっさらしの場所です。天気がまずまずで良かった・・・

  既に観光バスのお客さんがかなり押し掛けていました。オッサンは彼らが帰ってくる
 のを待って、あちらに向かうことにしました。騒がしいのはちょっと興ざめですからね。
  そうそうこの右手前には、日本最北端の民宿があります。海産物を扱う「島の人」と
 いう水産加工会社が経営しているようです。いやあここで泊まりますか・・・他には何
 にもないんですけどね・・・
  
  では、無人になったスコトン岬の突端で、記念撮影です。(アホ)


  うーん、やはり「最果ての地」という感じ。寂寥感のある風景です。そして風がビュ
 ービュー吹き付けて、体感気温はかなり低く感じます。雨だったら大変だなこりゃ。

  オッサンが帰ってきた後、あの舞台には一人の若い女性が残っていました。彼女は、
 自撮りでビデオ撮影をしていて、自分でナレーションも入れていました。個人の記録用
 というよりも、どこかで披露するために撮影しているような感じでした。

  高台の駐車場近くに戻り、お土産物屋さんを物色します。ここは「島の人」という名の
 ちょっと有名なショップです。新千歳空港にも出店しており、礼文・利尻を中心に北海道
 の海産物を幅広く扱い、通信販売もしているやり手のお店です。

     

  新鮮な生ウニやイクラも売っていましたが、やっぱり結構なお値段。自分は現地で
 食べることにして、日ごろお世話になっている叔母さん宅に、生ウニの二種詰め合わせ
 (オレンジ色の蝦夷バフンウニと、淡い黄土色のキタムラサキウニ)を送りました。

  自分用には、小さ目のお徳用「利尻昆布」と、利尻昆布醤油と利尻昆布だし(お試し
 用のミニサイズ)を購入しました。オッサン一人ではこのくらいの量で十分なのです。
 ちなみに「利尻昆布」とは利尻島だけでなく、礼文島や宗谷地方の日本海側等で獲れた
 昆布です。ここで販売していたのは礼文島産の利尻昆布です。(ややこしいの~ by妻)
  どれも、料理をおいしく引き立ててくれるものと思います。

  そうそう、ここスコトン岬にはこんなもの ↓ もありました。

  皆さん、こんな場所でポーズをして記念撮影をしていました。オッサンは、さすがに
 トイレで記念撮影をする気はありませんでしたが、一応写真を一枚撮っておきました。
 当然、中は普通のトイレです。洗面所の水道水が冷たくて気持ちよかった・・・


  さて、まだ時刻は11:00前です。次の目的地は「高山植物園」です。スミマセンが、
 続きます・・・