Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年夏:礼文・利尻島の旅 ⑬礼文島:北のカナリアパーク

  今日は高校野球の決勝戦、結果は宮城県代表の仙台育英高校が勝ち、東北勢としては
 史上初の全国制覇を成し遂げました。おめでとうございます! 敗れた下関国際高校は
 下馬評の高かった大阪桐蔭高校や近江高校といった関西の強豪を撃破して決勝にコマを
 進めましたが、最後に力尽きました。なんの慰めにもなりませんが、準優勝は立派です。
 全国2位ですからね、胸を張って故郷へ帰ってほしいと思います。
  
  さて、礼文島の記事の続きです。
  高山植物園の見学をw終えて、再び出発地の香深(かふか)の町まで戻ります。
 途中、利尻島(利尻山)が海越しに見えるスポットで写真を撮りました。ちょっと雲
 がかかっていますが、なんとか見えました。夏なのに、海は寒々とした感じです。

  30分ほどで香深まで戻ってきました。お昼ご飯を食べようと思うと、香深の港町まで
 来ないとお店がなかなか見つからないのです。結局、オッサンはフェリーターミナルの
 2階にある「武ちゃん寿司」さんに行きました。もうお昼を少し回りました。
  あ、礼文島のマスコット(ゆるキャラ)のあつもん君が出迎えてくれました。

  しかし寿司屋さんはかなりの混雑、しかも13時までは海鮮モノは出せないとお店の方
 がいうのです。そら一体どうゆうこっちゃ?・・・どうやら団体観光客の予約が入って
 いるらしく、彼らの食事が終わるまで待たなければ、まともな食事にありつけません。
 かといって今から他のところに行くのも面倒なので、オッサンは13時過ぎまで待つこと
 にしました。しばらくすると、大きなトランクを引きずった大勢の観光客が現れました。
 あぁ彼らが予約した団体さんたちですね。ガイドさんの案内でどやどやと店内に入って
 いきます。あらかじめメニューは決まっているのかな?まぁウニ丼だと思いますが・・
 それよりも、彼らが食べ終わった後、海鮮モノの食材がなくなってしまわないかが心配
 です。(オッサン、待たされた上にお目当て品が食べられなかったら悲惨やな。by妻)
  団体客はあっという間に食事を終えて、どやどやと店を出てきました。たぶん、次の
 フェリーで稚内に向かうのではないかな?ガイドさんがちょっと急いでいるようでした。


  40分くらい待って、ようやく入店できました。店内はかなり広いのですが、満席です。
 ここの名物は生ウニ丼で、大半の方がそれを注文されているようでした。ミニサイズも 
 ありますので、たくさん食べられない方や、節約したい方?でも大丈夫です。オッサン
 もウニ丼を頼もうかとちょっと迷いましたが、他のネタも食べたかったので、特上寿司
 (2,600円)にしました。このお店はかなり良心的な価格のようです。そして出てきた
 のがこれ ↓ です。

  左上から、本マグロの中トロ、ボタンエビ、白身魚(ソイかな?)ズワイガニ、エゾ
 アワビです。下は数の子、ホタテ貝の紐にトビッコ、そしてお待ちかねの生ウニとイク
 ラです。(ホタテ貝が品切れになっていたため、ちょっとグレードダウンした感じ。)
  しかしウニとイクラは鮮度抜群、当たり前ですがメチャメチャ美味しかったです。

  オッサンは15分ほどで食べ終えて、再びレンタカーを走らせます。そういえば、この
 時はまだ左肩が痛くて(骨折しているとは知らなかったのです)、右折をするときには
 送りハンドルになっていました。この状況ではやはり狭い山道を運転するのは危険なの
 で、メインルートに沿った観光名所を訪ねることにしました。レンタカーの返却時間の
 15時までは、残り1時間強しかありませんので先を急ぎます。
  またまた礼文島の地図です。島の南東部の香深の港から、最南端にある知床集落近く
 にある「北のカナリアパーク」という場所が目的地です。 

          

   安全運転で参りましたが、約15分ほどで無事到着しました。少し高台にあるので、
  海越しに見える利尻島(利尻山)が素晴らしい眺めなのです。

  ここは、映画「北のカナリアたち」という映画のロケ地として、舞台となった分校の
 セットが残されています。それをそのまま保存し、観光施設として公開しています。
 吉永小百合さんが先生役で主演のこの映画は、礼文島・利尻島を舞台に撮影され、2012
 に公開されたそうです。オッサンは映画を見たことがないのですが、映画を見たファン
 の方にとっては最高に楽しめる場所なのでしょう。オッサンもちょっと内部を見学させ
 てもらいました。映画前半の舞台となった小学校の分校の建物をそのまま残しています。

  建物入口には麗端(れいたん?)小学校 岬分校という表札が掲げられていました。

  撮影時のセットがほぼそのまま残されています。そして、本当の地方の小さな町の
 小学校の雰囲気がよく感じられ、なんだか懐かしさを感じさせます。

  教室の中です。ここで吉永小百合さんが扮する先生が、子供たちに歌を教えていたの
 です。大きなストーブが目立ちますね。

  内部には映画のあらすじの書かれたパネルや、映画のシーンの写真パネルなどが展示
 されていました。なんだか映画も見てみたくなりました・・・
  
 
  分校の建物のすぐそばから利尻島が良く見えます。本当の小学校はこんな人家のない
 吹きっさらしの台地に建てられることはないですね。映画なので、こういうビジュアル
 なシーンが必要だったため、ここが選ばれたのでしょう。 

  少しずつ利尻山の雲が晴れてきて、山容がはっきりわかるようになってきました。

  カフェが併設されていましたので、ちょっと休憩タイム。オッサンはソフトクリーム
 を食べながら、この雄大な景色 ↑ をじっと眺めていました。もし天気が悪くて利尻山が
 見えなかったらがっかりですが、なんとか天気も持ちこたえてくれたので良かった。

  さぁ、これで礼文島の観光も終わりです。
  この後は利尻島に向かいます。(続きます・・・)