Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年10月 広島の旅 ①尾道への道、いきなり寄り道・・・

  先週の3連休の広島旅行のことを書いていこうと思います。また途切れ途切れになる
 かもしれませんが、悪しからず・・・(気分屋やからな、オッサンは。by妻)


  10月8日の土曜日の朝、8:10新横浜駅発の「のぞみ」号で出発です。3連休の初日と
 あって、新横浜駅のホームはかなり混雑していました。車内もほぼ満席です。

  最初の訪問予定地の尾道には新幹線の駅(新尾道)もありますが、停車する列車が
 少ないので、福山で降りてそこから在来線で尾道駅まで直接行った方が便利です。

  新幹線の指定席が早くに満席になってしまっていたので、やむなくグリーン車です。
 4,000円くらい高くなってしまった・・・まぁ快適で疲れが出ないから良しとしよう。
 しかも福山駅に停車するのぞみ号の座席は取れず、岡山で乗り換えとなりました。もう
 少し早くから指定券を取っておけばよかったのですが、実は最初は飛行機(マイレージ
 の無料航空券)で行く予定だったのです。しかし広島空港到着が12:00の便しか取れず、
 尾道到着が午後3時過ぎになってしまうことに気が付いて、出発の1週間前になって、 
 「やっぱり尾道での滞在時間を増やしたい」と考えて、早めに現地到着できる新幹線に
 急遽切り替えたのです。これは正解でした。


  乗り換えの岡山駅で、新大阪駅発鹿児島中央駅行きの「さくら」号に乗りました。
 さくら号のグリーン車内は快適でした。岡山から福山まではたった15分ですが・・・


  福山駅には11時30分に到着です。そういえばこの日は大阪の東海道線で列車故障?に
 よる大幅なダイヤ乱れがあり、新大阪駅で予定していた新幹線に乗り遅れる人が続出し
 たそうで、車内アナウンスで車掌さんが謝っていました。3連休初日の旅行の初っ端で
 ひどい目に遭った方が相当いるようです。乗るはずの列車に乗り遅れ、仕方なく後続の
 新幹線に立ったまま乗車した人が多いようです。なんともお気の毒です・・・
 (オッサンだったらプンプンやな・・・by妻)

  
  福山から在来線(山陽本線)の普通電車で約20分ほどで尾道駅に到着します。しかし
 貧乏性のオッサンは、せっかく福山まで来たので福山城を見ないで通り過ぎるのは勿体
 ないと考え、途中下車してしまいます。😝 飛行機だと途中降機はできませんが、列車
 ならこういうこともできますからね・・・(イヤ、尾道での滞在時間を増やしたかった
 んちゃうんか?寄り道したら元も子もないやん。by妻)


  大丈夫です。福山城はなんと福山駅のド真ん前にあるのです。高架になっている駅の
 北側に出るといきなりコレ ↓ です。

  いくらなんでもちょっと近すぎない? たぶん日本で一番駅に近い城ですね。いや、
 福山駅が日本で一番お城に近い駅、というべきかもしれないです。
  お城の入り口近くは小さな公園のようになっていて、お城の石垣の前に噴水が流れて
 いました。石垣越しに天守閣もちらっと見えます。ちなみに、天守閣は新幹線のホーム
 からも見えるはずです。姫路城や掛川城もそうだと思いますが、やはり福山城は駅から
 メチャ近いので、車窓からでも十分眺められると思います。 

    

  しかし、せっかくなのでお城の天守閣に登りたいと思ったオッサン。😝 
  実は福山城は今年が築城400年ということで、リニューアルした天守閣が公開された
 ばかりなのです。しかしコロナ対策で混雑を避けるために、土・日は予約制なのでした。
 出発の2日前にそれに気づいたオッサン、さすがに予約でいっぱいかなと思っていまし
 たが、なぜかお昼の時間帯は奇跡的に空きがありましたので、すかさず予約をしており
 ました。予約なしで当日訪れていたら天守閣には入れませんでしたので、ラッキーです。
  城壁の中は天守閣と櫓が残っているだけですが、昔は領主のお屋敷などがあったそう
 です。今では広い公園になっていて、市民の憩いの場となっているようです。

  福山駅に近い場所には鐘櫓(右手前)と伏見櫓(中央)が残っています。伏見櫓は、
 その名の通り京都の伏見城から移築されたもので、築城当時から残る貴重な建造物です。


  福山城は1615年(慶長20年)の一国一城令発布後の元和8年(1622年)に竣工した城
 で、大規模な新規築城による近世城郭では最後の例となったものだそうです。備後福山
 藩の藩庁・藩主の居城として250年間機能していました。形式は輪郭式の平山城ですが
 二重の堀や瀬戸内海へ抜ける運河を持っていたために海城としての顔も持っていました。
  五重の天守と7基の三重櫓を有する堂々たるお城でしたが、明治時代に取り壊される
 ことになります。しかし地元の方々の請願により本丸の天守(付櫓を含む)・筋鉄御門
 ・伏見櫓・御湯殿・鐘櫓の5棟の建築物が残されることとなり、鐘櫓を除く4棟につい 
 ては当時国宝に指定されました。天守閣以外のこれらの現存建築は、福山城の築城時に
 伏見城から移築されたものだそうですが、昭和20年(1945年)の福山大空襲によって、 
 残念ながら伏見櫓、筋鉄御門(ともに国の重要文化財)を残して焼失してしまいました。
  現在の天守閣は昭和41年(1966年)に鉄筋コンクリートで再建され、このたび改修
 工事が完了して美しい姿が再現されたそうです。・・・以上Wikipediaからの抜粋です。


  まずは城壁外から見上げた天守閣の姿。凛々しい感じがします。   

     

  下の写真は本丸の公園から見た天守閣です。やはり美しいですね・・・

  予約した時間より少し早めですが、天守閣(福山城博物館)の中に入りました。30分
 以上のフライングでしたが、係のおネェさんは融通が利きました。おかげで時間が節約
 できました。😝 もちろん有料なのですが・・・


  内部には代々の福山藩主家(徳川家の家臣)の所蔵物が展示されています。オッサン
 はあまり日本史には詳しくないのですが(日本人ちゃうんか?by妻)、武具を中心とし
 た、なかなか興味深い展示でした。写真撮影可能な一部の展示品をご紹介します。        

     

  実はオッサン、こういう武者の甲冑とか刀剣はあまり好きではないのですよね。なん
 だかちょっとコワイのです。(ビビリやな・・・by妻)
  実物の火縄銃です。実際に持たせてくれるようですが、オッサンはパス。試した人が
 「うわあ、重いわコレ」と言っていました。 

  天守閣の最上階まではエレベーターで昇ることができます。周囲の景観はさほどでは
 ないですが、360度ぐるりと福山の街を見下ろすことができます。


  最後に恒例の?パンダ君との記念撮影です。(アホ)


  そうそう、福山はバラの街としても有名で、市内にバラ公園があります。残念ながら
 時間が足りないのでバラ園を訪問するのは諦めましたが、お城近くの公園に咲いていた
 美しいバラを鑑賞できました。

     

  「フクヤマ」という名を持つバラの品種もいくつかあるようです。


  そして福山駅に戻り、山陽本線の普通電車で尾道に向かいます。しかし日中時間帯は
 一時間に一本しか便がありません。尾道に着いてから尾道ラーメンを食べようと思って
 いたのですが、お腹がすいてきたので駅弁を買って電車内で食べることにしました。
  福山駅のエキナカ売店で購入したお弁当はコレ ↓ です。

  福山は岡山と広島の間にあるので、どちらの名物弁当もありました。広島にはこの後
 訪問予定なので、岡山名物の「祭りずし」にしました。😝 中身はこんな ↓ 感じ。

  酢飯の上に錦糸卵が敷き詰められ、その上にさまざまな具がのっています。瀬戸内の
 海産物が特徴です。中央には茹でエビ、周囲には酢〆のサワラ、酢タコ、煮アサリ、煮
 アナゴ、そして岡山ならではのママカリ(ご飯が進むので、隣家にご飯を借りに行く、
 という逸話から名付けられた)がのっています。ママカリは酢で〆た小魚(レンコンの
 下に見える)です。さらに椎茸、タケノコ。酢レンコン、おぼろまであります。見た目
 も楽しく、(ちょっと酢が強いけど)食べておいしいというスグレモノ。1000円なり。
  入っていた容器も面白いです。


  乗る電車が早くホームに入選してくれたので、人があまり来ないうちにお弁当を食べ
 終わることができました。出発前には結構混雑してきました。なんと旅行会社のツアー
 客が添乗員と一緒にこの電車にも乗ってきました。満員で座れないようですけれどね。

  尾道の少し先にある三原ゆきの電車です。福山13:12発、尾道には13:31着でした。
 尾道に到着する少し前から車窓左手に海が見えてきました。鉄道は少し海から離れた
 場所を通りますので、海沿いの街並みの向こうにところどころ海が見える感じです。

  さぁ、オッサンにとっては二度目の尾道です。前回は6年前かな、九州在住時代に車
 で横浜に帰省する途中、大分県の佐伯からカーフェリーに乗って愛媛・八幡浜に着き、
 松山・道後温泉に宿泊して今治からしまなみ海道を通って尾道にやって来ました。暑い
 夏で、3時間ほどの滞在でしたのであまりゆっくりできませんでした。今回はこの街に
 宿泊しますので、もう少しじっくりと観光できるはずです。楽しみです。
 ・・・はい、スミマセンが尾道観光は次回に続きます。(やっぱりな・・・by妻)