Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

記念日の晩餐・・・

  今夜は連投でスミマセン・・・でも今日のうちに書かないと忘れそうで・・・  
  (あのな、もう翌日になっとるんやけど・・・by妻)
  結婚30周年なので、ちょっと張り込みましたよ~ (そうかいな・・・by妻)


  まずは、妻の好きだったシャンパーニュをシュポンと抜栓・・・

     

  シャンパーニュはオッサン秘蔵のドゥッツ、しかもロゼの「アムール・ド・ドゥッツ」
 です。年号は2009年、ピークに差し掛かっています。「愛」なんて、日本人にはちょっ
 と口にするのは気恥ずかしい言葉を、フランス人やイタリア人は日常会話で使うみたい。
 このシャンパーニュも「愛」に満ち溢れているのかな?アムールってキューピーちゃん
 のことでもあるので、キューピッドの絵がエチケットに控えめに描かれていますね。

     


  あ、これはハーフ瓶です。ロゼというより、ややオレンジがかった色ですね。グラス
 に注ぐと、こんな感じ ↓ です。チリチリと音を立てて、グラスの底から細かい泡が立ち
 上ります。(でも、この写真ではようわからんの~ by妻) 

     

  味わいはよくあるロゼのようなふくよかさは控えめで、どちらかというとシャープで
 切れ味が鋭いタイプです。アルコール度はそこそこあるのですが、とても飲み口がいい
 ので、あっという間になくなってしまいますよ。(アホ)


  シャンパーニュの味見をした後で食事がスタートします。前菜は静岡産マスクメロン
 とスペインの生ハム:ハモン・イベリコによる「生ハム&メロン」です。このレシピは
 イタリアが元祖なのでしょうが、申し訳ないとは思いつつも生ハムはイタリア・パルマ
 のプロシュートより、こちらのスペインのハモン・セラーノ、ハモン・イベリコの方が
 品質面で優れているように思います。生ハムの塩気をメロンの甘みが覆いつくします。
 この組み合わせを考えた人は天才だと、いつも思いながらいただきます。


  スープはオマールエビのビスク・・・うぎゃ~、クルトンを入れ忘れたぁ!(アホ)

     

  オッサンにとってはシャンパーニュはもう利用シーンがあまりないのですが、今日は 
 特別な一日でしたので、長年保管していたこれを思い切って開けてしまいました。

     

  あれ?、左側にあるボルドータイプの瓶はなんだろう?ひょっとして・・・
  そうです、このエチケットに絵が描かれているワインは、泣く子も黙る?第一級格付
 シャトー・ムートン・ロートシルトなのです。年号は1992年、妻とオッサンが結婚した
 メモリアル・ヴィンテージになります。とっておきの一本です。 

     

  本当はね、妻と一緒に結婚25周年で開けたかったのですが、もう妻はいないので
 少しずつ延ばし延ばしになっていました。もうそろそろ開けないと限界かな、と思って
 いたので、30周年のタイミングで本日抜栓しました。滓(おり)を瓶底に沈めるため、
 2日間ほど室内に立てておきました。さて、どんな感じかな・・・
  
  香りはそれほど立たず、口に含むと果実味は既になく、ドライフラワーを液体にした
 かのようなトーンが感じられます。1992年はあまり良い年ではなく、一般的な評価では
 既にピークを越えて数年経過しているとのことなので、ちょっと冒険的要素もあります。
  しかし、どういうことなのか・・・酸味は突出せず、タンニン(渋みの成分)も完全
 に液体に溶け込んでいます。まろやかな味わい・・・ってボルドーワインにはちょっと
 聞くことのない言葉ですが、やはり1級格付のムートン様。ピーク超えでもかなりイケ
 ているのでは? 妻が飲んだらどんな感想を言ったかな・・・
  ボルドーワインもブルゴーニュほどではないにせよ値上がりが激しいですが、やれる
 ところまでなんとか食らいついていきたいオッサンです。(アホ)

      

  記念日だということを口実にして、食事もゴージャスに行きます。
  スープはオマールエビのビスク。前菜は生ハム&メロン、プリモ・ピアット(第一の
 皿)はラザーニェ・アル・ラグー(挽肉とペシャメルソースを使った名物料理のはず)、
 セコンドピアット(第二の皿)は、山形・米沢牛のシャトーブリアン、ちょっと張り込み
 ました。😆 そら、美味しいですわ・・・

    、

  お肉はこんな感じ ↓ 、もうちょっと早めに切り上げて赤身を残した方がよかったの
 かも。ま、めったに買えないお肉でした。次にお目にかかるのはまた10年後か?

  

   見よ、この厚さ。オッサンがいつも買う量の1.2倍です。さすがに柔らかくて無敵。
  塩・胡椒だけのシンプルな味付けでも相当美味しい。・・・うぎゃぁ、ニンニク片を
  入れて味をつけるつもりだったのに、また忘れてしまった~(アホ)
   
   〆はチーズで。妻もオッサンも大好きなものを選びました。羊のミルクのハード・
  タイプのチーズと、ウォッシュ・タイプのチーズ、エポワッスです。アンデルセンの
  クルミパンと一緒に。とろけるよう・・・つぅかホンマに溶けてるやん。    

      

    結婚30周年記念の晩餐、結局食べて飲むだけだったなぁ・・・
    こんなんでいいのかな?(よくない。by妻)


    この後、どれだけ人生が続くのかわかりませんが、なんとか頑張っていかないと
   なぁ・・・大丈夫かな・・・(お金が、やろ。by妻)