Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024GW:スペイン・フランスの旅(59)サン=テミリオンのモノリス教会見学ツアー・・・

Bonne

  立て続けにフランス南西部・サン=テミリオンの記事となります。


  観光案内所でなんとか大きな荷物を預かってもらい(ルール外なのに)、意気揚々と
 観光局主催の世界遺産モノリス教会見学ツアーの集合場所にやってきたオッサンですが、
 どうやらツアー開始時刻を間違えていたらしく、予約していたフランス語ツアーは既に
 出発していました。集まっているのは、米国人ばかりの11時からの英語ツアーのお客
 のようでした。あ、一人だけ東洋人の女性がいます。日本人かもしれない・・・
  
  さてこのピンチをどう切り抜けるか・・・まずはスマホでフランス語ツアーと英語の
 ツアーの料金に差がないことを確かめました。であれば、事情を話せば(ポケトークで)
 英語ツアーに参加させてくれるかもしれない・・・
  11時5分前に観光局の案内の方がやってきました。小柄な女子学生のような方です。
 彼女がツアー参加者のチケット(スマホの電子チケットや紙チケット)を確認している
 ようです。それをじっと見ていたオッサン、「これは行ける」と確信しました。彼女は
 スマホ画面をチラッと見るだけでOKしていて、しかも人数を数えていませんでした。
 オッサンは何食わぬ顔でスマホの画面(10:30のフランス語ツアーの予約画面)を見せた
 のですが、案の定チラッと見て「OK!」でした。念のため「10:30」の表示箇所を指で
 隠していたのですが(芸が細かい)、ノープロブレムでした。
  これが日本たったら、係の方が参加者リストを持参して一人ずつチェックをしている
 はずですが、さすがはフランス、おおらかでした。助かりました・・・
  まぁしっかり料金は払っているので許されたし。しかも英語のツアーになったので、  
 多少は話が聞き取れるかもしれない。😆


  オッサンの撮影した写真だと位置感覚がわかりにくいので、ネットの写真を掲載しま
 す。まずは中央の広場から石段を下りたところで、最初の説明がありました。       

  

 「モノリス」とは「一枚岩」のことで、この教会が巨大な石灰岩の一枚岩をくり抜いて
 作られたことに由来しています。正式名称は聖エミリオン(サン=テミリオン)教会に
 なるのかな? 中世(9世紀)にこの地に隠遁したブルターニュ人の聖人エミリオンが
 暮らした石灰岩の洞窟の中にある聖人を祀る地下墳墓の上に、信者が大きな教会を堀り
 上げたのだそうです。
  12世紀初頭に巨大な石灰岩の一枚岩に「掘られた」この地下部分を持つ教会は、9世
 紀から12世紀初頭にかけて造られたもので、長さ38メートル、高さ12メートルという
 巨大なものです。300年かけて造る間に、その頃に流行したロマネスク様式とゴシック
 様式が取り入れられて、特徴ある外観になりました。そして15世紀にはゴシック様式の
 鐘楼が付け加えられて今のような姿になりました。鐘楼は高さ133mもあるそうです。


  この門 ↓ が正門?のようですが、ここからは入場できません。扉の上の部分には、
 恐らくロマネスク様式と思われる彫像が彫り込まれています。

      

  ガイドの女子学生?の方の英語は、ネイティブではないためか話す速度がゆっくりで
 単語が聞き取りやすくてよかったです。
  
  2024年5月3日 サン=テミリオンのモノリス教会⛪️①


  教会内部・地下墳墓は撮影禁止ですので、案内板の写真を撮影していました。


  まずは地下墳墓(カタコンベ)に案内されます。ガイドの女子学生が鍵を開けてから
 中に入ります。(下の写真は見終わった後、彼女が鍵を締めた後です。内部は撮影禁止
 ですので、こんな写真しか撮ることができないんですよね・・・😆)

      

  かわりにネットで出ていた写真を掲載します。天井が低く、ところどころに地下水が
 溜まっているので歩く時には注意が必要です。しかし想像していたよりも広かったです。
 8世紀に聖エミリオンが実際のこの場所に暮らし、祈りの日々を過ごしていたのですね。
 まさか1300年以上も後になって、世界中の観光客が見学に来ているとは、さすがの聖人
 にも思いもよらなかったでしょうね・・・

  内部はひんやりとしてやや湿度が高いです。快適とは言えませんが、隠遁生活を送る
 世捨て人には特に問題はなかったのかもしれませんね・・・
  聖エミリオンの彫像や、壁に掘られた彫刻など、なかなか興味深いものがありました。
 しかし地下墳墓の見学はちょっと息苦しい・・・オッサンは閉所恐怖症気味なのです。


  いったん地上に出て来て、続いては礼拝堂のようなところを見学しました。 

    

  ほの暗い内部には中世のフレスコ画が残っていました。12~15世紀のものですので、
 600年以上は経っているものと思われます。色はかなり褪せていますが、なんとか判別
 できるレベルでした。ざっと見学して再び外に出てきます。

      


  巨大な石灰岩をくり抜いてできた下部(地下墳墓)と、その上に建てられた教会部分
 が対照的です。さらに上にある鐘楼は最後に付け足されたものですね。

    


  続いては地下墳墓の上に築かれた教会の主部分の見学です。こんな場所から入ります。

  ビデオでも少し設営していました・・・・
  
  2024年5月3日 サンテミリオン地下教会入り口


  教会部分も石灰岩をくり抜いたところに作られているようです。掘り出した石灰岩で
 建物の外壁を作ったのでしょうか。(写真は観光局が提供したものです)

  こちらは地下墳墓と違って天井も高く、壮大な感じがしました。ただ石灰岩は柔らか
 くて加工しやすい反面、意外に脆いので崩れやすいそうです。教会内部のところどころ
 には足場が組まれて修復中の箇所がありました。いや、こんな場所を見せて頂けるだけ
 でも有難いです。観光客に自由に入場させてしまっては保存に影響が出ると思われます。  

  外からではわからないですが、物凄い迫力でした。こんなものをよく造ったなぁ。


  出口はこちら ↓ ・・・元の場所に戻ってきました。所要約1時間でした。

      

  なかなか貴重な体験ができました。やはりサン=テミリオンに来たからにはモノリス
 教会を見学しておきたいところです。訪れる価値があると思います。


  さてこの後は再び急な石畳の坂道を登り、観光案内所に戻ります。おっと、急に空が
 暗くなったと思ったら雨が降り出しました。春先の西ヨーロッパは天候が変わりやすい
 ので傘は手放せません。持っていてよかった・・・

     

 
  観光案内所に戻り、約束通り12時過ぎには預けた荷物をピックアップします。もう
 この後は街中の観光名所を訪ね歩くことはできません。しかも小雨が降っていますし。
  後のお楽しみはワインショップ巡りとなります。😆 長くなりそうなので次回へ。