Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

 ご近所イタリアンで晩御飯

   このところバラの記事ばかりでしたので、ちょっと小休止。
   週末に出かけた帰り、ご近所のイタリアレストランでの一人寂しい(笑)晩御飯の
  記事をアップします。別にどうってことないけどね・・・(by妻)。


   最寄り駅の反対側の(いやどう考えてもそっちが表だな)、住宅が建ち並ぶあたり
  には、うちの周りにはない飲食店がいっぱいあります。いつもは駅前中華か、せいぜ
  い蕎麦屋しか行きませんし、在宅勤務が増えてからはスーパーで買った食材で自炊を
  することも多いので、ほとんど駅の反対側(イヤ表だっちゅうの)に食べに行くこと
  はありません。ですが、週末は京成バラ園に行って張り切りすぎて(苦笑)疲れてし
  まったので、最寄り駅の近くで外食しようと思い、せっかくだからちょっと前から気
  になっていたイタリア料理店に行ってみることにしました。
   当日ネットで予約しようとスマホで検索したら「2名様から」となっていましたが、
  電話で聞いてみたら「おひとりさまOK」でした。まぁ、ホントはあんまり歓迎されて
  いないと思いますけどね。人数が多い方が実入りはいいでしょうからね。(見苦しい
  から僻むなよ、オッサン。by妻)


   しかし、いきなり大失態。お店を間違えました。受付の方に「ここじゃありません
  よ」と言われ、ちょっと恥かいた。お店は1階だと思っていたら入口は別にあって、
  階段を上がって2階に目指すお店がありました。やれやれ。
   まだ7時前なのですが、テーブル席はほぼ満席。Go To Eatの影響もあるのかな? 
  もちろんふらっと立ち寄った私にはそんなの関係ありません。
   おひとり様用の席は厨房の前のカウンター。テーブル席にはお尻を向けて座ります。
  まぁ、このほうがおひとり様が目立たなくて済むからいいかもね。
  
   テーブル席が4つ(定員10人くらい)、カウンターが4席。厨房では若いシェフ
  が孤軍奮闘。女の子が二人でサービスやら会計にあたっています。こぢんまりとした
  店ですね。メニューは黒板に手書きです。
  

  前菜、パスタ、メイン料理(肉系のみだけど)、付け合わせとまずまずの感じ。
 (ちょっと上から目線でエラソー!by妻)。そんなに安くもないけど、好きなものを
 お腹(と懐)の具合にあわせてチョイスできるので、まぁまぁ妥当な感じかな。


  何はなくともワインですが、お店で一本開けると持て余してしまいそうなので、まず
 はグラスの白を注文。グラスワインはスパークリング、白、赤と、それぞれ3種類ずつ
 メニューにありました。ワインは一頃に比べると、レストランで飲んでも安くなりまし
 た。この店ではフルボトルで2,000円台からあります。酒販店やデパートで買う値段の
 2~3割増し程度です。ほとんどマージンを乗せていない感じ。少なくともワインでは
 儲けようとは思っていないですね。良心的です。


  メニューに生ガキがあったので1個頼み、シチリアのスッキリ系白ワインで乾杯です。

     

  牡蠣は小さいですが、生で食べるのは今シーズン初めて。やっぱりイケます。
  
  続いてパスタは、お!珍しいものがありました。南イタリア・プーリアのパスタ、
 オレキエッテです。みかんさんのブログで紹介されていてちょっと気になっていま
 して、初めてなので試しに頼んでみました。アンチョビとブロッコリーのソースで
 和えたシンプルなもの(素材も安い)です。本場の味付けとは違うと思うけど。
  モチモチした食感で、ニョッキに近いかな。詰め物はしていなくて、平たく延ばし
 て真ん中に少しくぼみをつけているような感じ。ほう、こんな感じなのか・・・
  アンチョビの塩っぽさとブロッコリーを煮込んで潰したサッパリ感が意外にマッチ。
 なかなか美味しく頂けました。結構お腹にたまるなぁ、こんなことを言ったら失礼だ
 けど、安くて手っとり早くお腹がいっぱいになる、庶民の知恵なのかもしれません。


     

  
  私はあまりたくさん食べる方ではないので、メインの肉料理はちょっと厳しい。一番
 軽くて一番安い、仔牛のカツレツ(コトレッタ)にしました。あれ、この間もデパ地下
 で買って食べたような気がしますが、まぁいいか。
  仔牛肉(白身の肉です)を叩いてすごく薄く延ばしたものに、パン粉をまぶして焼く
 ものです。面積は大きいですが、とにかく薄いのでボリュームはそんなにありません。
  こんがりと焼けて、衣も薄くてサクサクしていました。揚げたての方がやはり楽しい
 ですね。ただお味は、まぁまぁかな。(またまた上から~ by妻)
  グラスの赤ワイン(北イタリア・ヴェネト州のピノ・ノワール:ブルゴーニュの赤ワ
 インと同じ品種)と合わせます。本家と違ってちょっと甘めで、わざとらしい作為的な
 味。(ん?どんな味や?) まぁグラスワインで文句を言ってはいけません。
  

      


    この後は、デザートもコーヒーも食後酒も頼まず、所要50分でお会計。オッサン
   おひとり様は無駄口も叩かず、黙々と食べるだけなので回転が早いのです。だから
   もっと大事にしてね!(意味がわからんわ!by妻)
    あぁ、またプチ贅沢してしまいました。ワイン込みで支払額は駅前中華の5回分
   です。必ずワインを頼んでしまうから仕方ないかも。
    
    しかしイタリア料理のお店も増えましたね。イタリアンと言いながらも高級食材
   を惜しみなく使いフランス料理のように凝った料理を出す高級なお店もあるけれど
   こんな感じでふらっと立ち寄って、ちょっとした本格的なものを食べられるような
   ご近所イタリアンもいいかな。家まで歩いて帰ることができるので、気が楽です。
    毎月は無理だけど、たまには来ようかなと思った次第です。