Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㉟ 憧れのバスク地方サン=セバスチャンへ・・・まずは街の展望台モンテ・イゲルドへ

  ワールドシリーズではドジャーズが優勝し、大谷さんもファンも大喜びですね。一方
 日本シリーズはDeNAの奮闘により大方の予想を覆してDeNAが3勝2敗と王手をかけま
 した。横浜での1・2戦は完敗でしたが、終盤に意地を見せて2~3点を取り返すのを
 見て、やられっぱなしで終わっていないなと思っていましたが、ここまでやるとは。 
 週末のハマスタは再び大盛り上がりでしょうね。しかしホークスもエース格2人が先発
 予定なので、このままあっさり引き下がるはずは無いでしょう。いい試合を期待します。


  さて、今日で10月も終わりなのに、オッサンのGWの旅行記は1/3の進捗状況です。
  少しピッチを上げて行きたいと思います。(そのうち息切れするやんな。by妻)


  バスク地方最大の都市(といっても人口30万人程度)ビルバオに少しだけ立ち寄り、
 グッゲンハイム美術館の周辺をウロウロしたオッサン、先を急ぐのでタクシーでバスタ
 ーミナル(インター・モーダル)まで参りました。14:00発のサン=セバスチャン行きの
 バスに乗るためです。チケットは出発前にネットで予約・購入を済ませています。でも
 海外でバスに乗るのは少々不安なオッサン、早めに乗り場に到着しました。都市間バス
 の乗り場には改札口があり、QRコードを見せて電子チケットを確認するようです。
  なんとか無事に改札を通り抜け、二階建てバスに乗車します。

    

  ビルバオからサン=セバスチャンまでは国鉄(レンフェ)の直通路線はなく、また
 地元民の足であるバスク鉄道(エウスコ・トレン)は海岸沿いの小さな町を結んで走る
 ので3時間もかかるため、この両都市間の移動は都市間バスが最適です。30分間隔で
 便があり、所要は1時間40分とバスク鉄道の約半分です。時間節約のため、オッサンは
 やむなくバスを利用しました。山の方を走る高速道路を通るので海は見えず、車窓風景
 はイマイチでしたが、座席は快適でほぼ定刻にサン=セバスチャン(バスク語でドノス
 ティア)の国鉄駅に隣接したバスターミナルに到着しました。
  駅とバスターミナルはウルメア川の河口近く、旧市街にほど近い場所にあります。
 旧市街にあるホテルまでタクシーで行こうと思いましたが、工事中でタクシー乗り場が
 移動していてどこだかわからず、バスも路線ごとに乗り場が違うため間違えたら大変と
 思い、少々距離はありますが荷物を引き摺って歩いて行くことにしました。川向こうの
 旧市街には格調高そうな建物が並んでいます。

  海沿いの街ですが、お天気が良く湿度が低くて風が爽やか、20分ほどの散歩も苦には
 なりませんでした。観光客もちらほら見かけますが、活気があって治安もよさそうです。
  ちょっと立派な橋を渡って、対岸にある旧市街に入ります。

  旧市街の中心、ギプスコア広場に近いホテルにチェック・インしたオッサン、そのまま
 すぐに出かけます。時刻は午後4時過ぎ。サン=セバスチャン(ドノスティア)を観光
 できるのはこの日だけのため、なんとしても行きたい場所に急ぐ必要があったのです。
 (オッサン、着いたばかりでもう明日には出発かいな・・・前日のセゴビアと一緒やん。
 もうちょっと落ち着いて観光ができんのかい? by妻)


  バス乗り場は行先別に、公園のように整備されたギプスコア広場の周辺のあちこちに
 分かれているので、乗車する16番のバス停を事前にネットで調べておきました。しかし
 チケット売り場がわかりません。ヨーロッパでは市内交通のチケットは乗り場にはない
 事が多く、街中のキオスクなどで買うしかないのですが、乗り場近くの新聞スタンドの
 オバチャンに尋ねても「ここでは売っていない!」とつっけんどんに言われました。
  そうこうしているうちに1時間に2本しかない目的地行きのバスが来てしまったので、
 オッサンは仕方なくチケットなしでバスに乗りました。あ、でもバスの運転手さんから
 購入すればよいようです。たぶんちょっと割高かもしれませんが、仕方がないです。

  行先は「IGELDO」?・・・そうです、モンテ・イゲルドという小高い山の上にある
 展望台です。ここからはサン=セバスチャンの街と、それを取り囲む海が一望にできる
 絶景スポットなのです。旧市街の観光やショッピングを犠牲にしても、こちらを優先し
 たオッサン・・・でもその選択は正しかった。
  またしても購入した「地球の歩き方」の地図で場所を確認します。バスの乗り場は、
 赤枠で囲った旧市街の真ん中、ギプスコア広場に面したアラメダ・デル・ブールバード
 通りから出発し、コンチャ海岸からオンダレーダ海岸という砂浜のビーチを横目で見て
 街の西はずれにあるモンテ・イゲルドまで参ります。歩くと40~50分はかかりそう。

  約20分ほど海岸沿いの道を走り、バスはモンテ・イゲルドの麓にあるフニコラーレ
 (ケーブルカー)の山麓駅に到着します。多くの方がここで下車しました。近くには
 夏場に海水浴場としてにぎわう公園があり、その駐車場に車を停めてケーブルカーで
 モンテ・イゲルドまで行く方も多いようです。かなりの混雑ですが、ケーブルカーは
 15分間隔での運転のため、しばらく待ちました。日没までの運転ということですが、
 サマータイムのこの時期には午後8時くらいだと思いますので、余裕はあります。 
  お、ちょっとレトロな感じのケーブルカーですね。混雑していたので乗車前に写真
 撮影ができませんでしたので、山頂駅に降りてから撮影しました。

  さて、逸る心を抑えて展望台に向かいます。オッサンだけではなく観光客の皆さんは
 待ちきれないと言ったように先を急いでいます。はい、見えてきました。

  ここはまだケーブルカーの頂上駅付近ですが、美しく弧を描くコンチャ海岸と、その
 先にはサン=セバスチャンの旧市街が見えます。でも興奮するのはまだ早い。もう少し
 上の方に展望台がありますので、先を急ぎます。  

  展望台まで来ると、視界がさらに広がり素晴らしい眺望です。これは素晴らしいです。
 コンチャ湾に浮かぶサンタ・クララ島と、対岸のモンテ(山)・ウルグル、その麓には
 旧市街の街並みが見渡せます。そして美しく青い海と弧を描くビーチが広がります。
 大勢の観光客の皆さんも感嘆の声を上げています。(オッサンもやな。by妻)

  ここは妻が病気になる前、妻が行きたいと言っていた場所でした。今更どうこう言っ
 ても仕方がないですが、妻の病気がなければ2012年に訪れていたはず・・・12年後に
 ようやく妻を連れてくることができました。天気に恵まれて良かった・・・
  (もっと早うにこの眼で見たかったわ~ by妻) 

 

  もちろんパンダ君も連れてきましたよ。😆(アホ)


  動画も少し撮影していましたので、参考までに掲載いたします。

2024年4月30日 サン=セバスチャン(ドノスティア)のモンテ・イゲルドからの眺め①
 一本にまとめて編集すればいいのですが、撮影したまんまでスミマセン・・・

2024年4月30日 サン=セバスチャン(ドノスティア) モンテ・イゲルドからの眺め②


  山頂には古くからの素朴な遊園地があり(生駒山上遊園地みたいやの。by妻)、現在
 も営業中です。そして山頂ホテルもあって宿泊もできます。レストランやバルもあり、
 山頂でゆっくりくつろぐことができます。

  オッサンもせっかくなのでバルで白ワインを一杯やりながら少しだけ休憩しました。
 観光地価格の平凡な品質のワインですが、この素晴らしい景色を眺めながらですので、
 とてもいい気分になりました。😆



2024年4月30日 サン=セバスチャン(ドノスティア)モンテ・イゲルド③


  反対側は大西洋。バスク地方やスペイン北部の海岸は切り立った崖や入り組んだ険し
 い地形のところが多いのですが、コンチャ湾の奥にあるサン=セバスチャンは、貴重な
 天然砂浜のビーチに恵まれているのです。

  あ、コンチャ湾を船が往来しています。サンタ・クララ島へ行く観光船が出ているの
 かな。遠浅の海岸が続くサン=セバスチャンには大きな船が停泊できる港がないので、
 クルーズ船などはあまり寄港しないみたいです。その方が騒がしくならずにいいね。  

  30分ほどこの眺めを堪能し、満足して下山します。(はやっ。by妻)
  サン=セバスチャン編はもうしばらく続きます・・・