Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㊱ サン=セバスチャンのコンチャ海岸を散策・・・

  今朝は久しぶりに爽やかな秋晴れ?の関東地方南部。少し寝不足ですが、朝の家事を
 済ませて旅ブログを再開します。(暇人やな・・・by妻)


  バスク地方のサン=セバスチャン(バスク語でドノスティア)に到着し、すぐに展望
 台のあるモンテ・イゲルドに行ってきたオッサン。再びケーブルカーに乗って下界まで
 降りてきました。しかしバスの接続が悪く、40分待たなければなりません。
  乗り合わせた美男美女の若い日本人カップル(服装や容貌から超絶金持ちのC国人か
 と思っていたら日本語を話していた・・・😆)は、女性が歩きたくないようでバスを  
 待つかタクシーを呼ぶかで話し合っていたみたいですが・・・

  うーむ、ここで何もせず40分待っているくらいなら、ゆっくり歩いていても旧市街に
 着いてしまうのでは?しかもバスに乗っていたら素通りしてしまう海岸をゆっくり散策
 できるからいいかもしれない・・・と考えたオッサン。トコトコと歩き出しました。


  おお、なかなか素晴らしい景色です。この弧を描くようなコンチャ湾沿いのプロムナ
 ードを歩き通して、はるか先に見える旧市街まで参ります。


  モンテ・イゲルドのケーブルカー乗り場から少し歩くと砂浜の海岸が始まりますので
 この海沿いのプロムナードを散策している方は多いです。既に午後5時過ぎになります
 が、まだ日は高く、海風が心地よくて快適です。

  あ、ゴムボートで遊んでいる人たちがいます。まだ4月末だし、大西洋(ビスケー湾)
 はかなり水温が低いと思いますが大丈夫でしょうか?
  コンチャ湾に浮かぶサンタ・クララ島の先、対岸に見えるのは旧市街の背後に聳える
 もう一つの展望台モンテ・ウルグルです。あ、その麓にあるのは有名な水族館では?
 そういえば妻が、この水族館に行きたいと言っていたなぁ。確か大きな水槽の中を透明
 なチューブのような通路が通っていて、そこを人間が歩きながら魚を観察できるという
 のが「売り」でした。妻の代わりに行きたかったのですが、今からでは無理です。
 すまん・・・(だいたい普通の人には無理なスケジュールを組むからやで・・・by妻)
  
  振り向くと、さっき登ってきたモンテ・イゲルドの展望台が見えました。山腹には
 結構住宅が立ち並んでいます。眺めが良くていいでしょうね。うらやましい・・・

  この辺りはオンダレータ海岸というようですが、旧市街からやや遠いので比較的空い
 ています。まだ海水浴には早いのですが、小さな女の子が裸で水遊びをしていました。
 家族連れやカップル、若者たちが結構砂浜で遊んでいました。ヨーロッパの著名な海岸
 のビーチは有料であることが多いのですが、ここは立ち入り自由のようです。シーズン
 中はどうだかわかりませんが。


  さて歩くことにはしたものの、やはり旧市街までは結構な距離があります。この後は
 少しでも旧市街の観光したかったオッサン、やはり早足で通り過ぎていきます。写真と
 ビデオを撮影しながらですけれどね・・・

2024年4月30日 サン=セバスチャン・オンダレータ海岸


 それにしても海岸沿いの散策は気持ちがいいです。
 ちょっとビーチに降りてみようかな・・・

  ビーチに降りるとサンタ・クララ島が真正面に見えました。あ、早くも水着姿の女性
 の姿がありました。日本よりも緯度が高いのに、4月末でも水着でビーチに出ることが
 できるのですね。そして海が青い。人口20万弱の都市のすぐ近くにこんな素晴らしい海
 があるなんてイイですよね~

  海に入っている人もいますが、冷たくないのかな・・・


  15分ほど歩いてようやく行程の3分の1、ミラマール宮殿に到着しました。 

  ミラマール宮殿は19世紀後半にスペイン王室がサン=セバスチャンを夏の離宮とした
 ことを契機に1893年に建てられたネオ・ゴシック調の英国風建築です。この町を愛した
 王妃マリア・クリスティーナの命によるものらしく、王妃の死後しばらくして起こった
 革命の後はサン=セバスチャン市の所有になったそうです。
  中には入ることができませんでしたが、さすが王室の館ですので一等地にあり、眺め
 は最高と思われます。こんなところで優雅に1日を過ごしたいね。(無理や。by妻)

  ミラマール宮殿の前には立派な時計台がありました。ここからスロープを降りて砂浜
 に出られるようになっていました。きっと王室の方々のために作られたのでしょうね。


  ここから旧市街まではコンチャ海岸と呼ばれ、海岸沿いのプロムナードやビーチには
 多くの人が出ていました。この辺りからホテルやレストラン、ショップなども目立つよう
 になりましたが、日本のようなゴチャゴチャした感じは皆無で非常に洗練されてお洒落な
 ビーチです。やはり王室ゆかりの土地だからでしょうか?(関係ないと思うで。by妻)  

ドノスティア(サン=セバスチャン)のコンチャ海岸 2024年4月30日


  だんだん日が暮れてきます。ビーチで遊んでいた人々もそろそろ帰り支度のようです。

  さらにここから20分ほど歩いて、ようやく旧市街の入口近くまでやってきました。
 やはり40~50分くらいはかかりましたが、なかなか楽しかった。

  砂浜にはこんな砂絵がありました。なかなかイイ感じですね。

 
  妻と2012年の夏に来ていたら、きっとここで海水浴をしただろうなと思いながら歩き
 ました。妻と一緒に歩きたかったのですが・・・(オッサンだけずるいわ~ by妻)
 ま、妻と一緒だったらこんな駆け足旅行は許されず、ここには2泊して多少はリゾート
 気分を味わえたかもしれません。(無粋なオッサンには無理なこっちゃな・・・by妻)


  午後7時前には旧市街のギプスコア(サン=セバスチャンのある県)広場に戻って

 きました。メインストリートのアラメダ・デル・ブールバード通りはかなり広く、公園

 のようでした。花壇には初夏の花アイリスが真っ盛りでした。

  スペインではサマータイムの時期は午後8時頃まで観光名所やお店が開いていますので
 (一部を除く)、この後はちょっとだけ観光とショッピングに参ります。
  続きます。