Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㊲ハンブルクをちょこっと観光

  北欧・ドイツ旅行の続きです。
  リューベック11:37発の急行列車に乗って、北ドイツ一の大都会、ドイツ一の貿易港の
 ハンブルクへ向かいます。この路線は複線・電化されていて、30分間隔で列車が行き来
 していて便利です。列車は二階建ての車両で、快適でした。
  どうでもいいけど、また昼間っからビールを飲んどるんか?(by妻)

  ハンブルクまでは約40分の道のりです。ハンブルクに近づくと、車窓風景も都会らし
 さを感じますが、人口180万人の大都市しては意外と緑が多いです。   

  ハンブルク中央駅は北ドイツの鉄道の要衝であり、巨大なドームに覆われたドイツで
 最大級の駅です。行き止まり式ではないので、ひっきりなしに列車が行き来しています。
 いきなり大都会の駅に来たので、ちょっと戸惑います。 

  駅舎も立派ですね。正面からの写真を撮り忘れたので、ネットから転載します。

  この日の宿泊はハンブルクではなく、14:01発のドイツ高速列車I.C.E(イーツェーエ
 ー)に乗らなければいけませんので、実質2時間弱しかハンブルクに滞在しません。
 しかしこれは我ながらあまりに無謀ですね。荷物をコインロッカーに預けて、大急ぎで
 市内観光に出かけます。見学先は絞って2か所のみです。
  中央駅にはドイツ鉄道のS-Bahn(山手線や中央線みたいなもの)や地下鉄(U-Bahn) 
 の路線が集まっており、どこに行くにも便利です。まずは地下鉄に2駅乗って市庁舎前
 (ラートハウス)まで参ります。5分ほどで到着して地上に出ると、おお!


  ちょっと雨が降っていますが、巨大な市庁舎の建物が目に飛び込んできます。中央の
 塔が非常に背が高く、全体的に大きいので全景を写真に収めるのが困難です。 

  これが精いっぱい。ハンブルクのこの巨大な市庁舎は、1897年建造の6代目市庁舎
 だそうで、ネオ・ルネッサンス様式の建築です。左右対称の建物の幅は111m、中央の
 塔は高さ112mだそうです。さすが大都会ハンブルクのランドマークですね。

  ハンブルクもリューベックと同じくハンザ同盟の中核都市でしたが、中世においては
 常にリューベックの後塵を拝していました。しかし近代になって大型船の航行が中心に
 なると、大河エルベ川の下流にあって(とは言っても河口からはだいぶ遡りますが)、
 北海に向いているハンブルクのほうが断然有利となり、リューベックのトラヴェ川の港
 が砂で埋まり機能しなくなるのを尻目に、北海を通じてオランダや英国、さらに大西洋
 に出て米国とつながるハンブルクの優位性は、不動のものになりました。
  今やドイツ最大の貿易港であり、ハンブルク市はドイツ連邦共和国の一つの州に値す
 る特別市の地位を得ています。同様にハンザ都市のナンバー・スリーだったブレーメン
 (ヴェーザー川沿い)も特別市になっていますが、私のひいきの?リューベックには、
 その待遇はありません。人口180万人のハンブルク、人口50万人強のブレーメンに比べ
 人口20万人のリューベックにはそこまでの力はないようです。 


  ここも現役の市庁舎なので、見学はガイドツアーのみとなっています。部屋の数は
 なんと647もあり、広さは別にして部屋の数だけでいえば英国のバッキンガム宮殿より
 多いらしいです。すごいですね。
  しかしガイドツアーに参加する時間はオッサンにはなく、リューベックの市庁舎と
 同じく、入り口だけをちらっと見て退散です。入り口だけでも豪華な感じ。この扉の
 向こうが大ホールなのかな?内部も見学したかったな・・・(懲りん奴っちゃ。by妻) 

  地下にはレストランがありますね。日本の市役所の地下食堂とはちょっと違うかな?

 エントランス部分だけでも相当な広さです。雨露をしのぐには十分ですね。

  ここまでで約20分。市庁舎前広場からはエルベ川とつながるアルスター湖に向かい
 歩いていきます。5分ほどで現代ハンブルクの商業の中心、アルスター湖のほとりに
 位置する繁華街「ユンクフェルンシュティーク」に到着します。

  上の地図で、だいたいの位置関係がお分かりいただけると思います。市庁舎からは
 歩いてすぐの場所にあります。ハンブルクのこの辺は治安も良いようです。(この時
 は行けませんでしたが、ハンブルク港のあるザンクト・パウリ地区やその近くにある
 夜の繁華街レーパーバーンは、危険な魅力にあふれているそうですが!)

  ちょっと天気が悪く、8月とは思えないくらいどんよりとした雰囲気です。この橋の
 向こう側がショッピングアーケードになっていてブランドショップや最先端のイケてる
 ファッションのお店が軒を連ねているようですが、オッサンには用のない場所です。
 オッサンは、アルスター湖の方に向かい、湖畔の道を少し散策しました。

  遠くに湖上から吹き上がる噴水が見えました。あいにくの雨で視界がよくありません
 が、晴れていたらとてもすがすがしい感じがしたと思われます。写真は、ヴィデオから
 キャプチャしたものなのでちょっと画像が荒くなっていますが、ご容赦を。

  だんだん雨が強くなってきましたので、散策も終わり。ユンクフェルンシュティーク
 の駅に向かいます。ここもS-BahnとU-Bahnの駅があり、どちらでも中央駅に行けるの
 ですが、やはり地上を走るS-Bahnの方を選びました。ドイツ鉄道の運営する列車です。
 一駅なので、東京で言えば有楽町から東京駅まで山手線に乗るみたいな感覚ですね。

   

  S-Bahnに乗って3分で中央駅に到着です。しかしまだ次の電車には乗りません。
 もう一か所、行こうと思っていた場所が中央駅のすぐ脇にあります。残り1時間少し、
 昼食は後回しにして、観光を続けます・・・記事も続きます。スミマセン・・・