Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ストリートピアノ・・・

  今日は帰宅した後、NHK-BS1でプロ野球(ソフトバンクVS楽天)を見ていました。
 さすが千賀投手。出始めの頃は、眉毛が薄くてチンピラかな(失礼)と思いましたが、
 今では誰もが認める、ストイックで「男は黙って」を21世紀に再現してくれるキャラで
 すね。このお化けフォークは、はた目で見ると「プロの打者がなんでこんな球を振るん
 や」と思いますが、打者からすれば「もらったぁ」と思った絶好球かと思いきや、振る
 瞬間にギュイーンと落ちていくわけですよ・・・「そらないぜ、花魁」ちゅうわけです。
 (ちゃうやろ、アホ。by妻)


  話は少し変わりますが、このところのコロナ感染者急増を、プロ野球と大相撲で実感
 するオッサンです。ヤクルトに続き、巨人も一軍の主力とコーチの大半が陽性判定を受
 け、当面のスタメンが組めるのかわからない状況に陥っているようです。大相撲でも、
 日を追うごとに「感染者の出た部屋」が続き、連帯責任じゃないけどその部屋の力士が
 全員休場を余儀なくされています。結局幕内でも1/5くらいが出場できなくなっているの
 ではないでしょうか?これ、興行的にはかなりのダメージです。


  あれ、タイトルに決めた話はいつから出てくるん?(by妻)
  そうです、このプロ野球ソフトバンク対楽天戦の後に、NHKが最近場繋ぎ?に使って
 いるストリートピアノの番組がありました。いつものように、真剣に見るでも聞くでも
 なく漫然と見ておりましたが、何人目かに登場した男性に目を奪われました。

  JR京都駅(世界的建築家レンツォ・ピアーノ氏が設計・建築した)に設置されていた 
 ピアノに向かう、やや猫背で哀愁を帯びた男性・・・その方を紹介するテロップを見て、
 オッサンは動揺しました。
  5歳まで(見栄っ張りの親のエゴで)習っていて、その後は全く鍵盤に触れていなか
 ったのに、何がきっかけなのか33歳?で再開し、ピアノ友達の女性と結婚されたという
 ことです。それなのに、わずか二年後に奥様が病に斃れ、天に召されたということです。
 それを見た瞬間に、オッサンはぶわっと涙があふれてしまいました。(オイオイ、情け
 ない奴っちゃの~。by妻)
  妻を亡くして絶望の淵に立たされたというこの男性、「この曲、ピアノが救ってくれ
 た」ということです。もうあかん、オッサンは他人事とは思えなくなりました。


  オッサンも妻が残したピアノで、妻が弾いていた曲(オッサンには無理筋な難局?、
 ちゃう難曲)を一心不乱に練習していた記憶があります。この男性は、妻との楽しい
 思い出が詰まったレハール(オーストリア出身のオペレッタ:喜歌劇の作曲家)のワル
 ツを披露されていました。楽しい曲だけれど、先入観ゆえに聴いていると哀しい・・・
  おそらくオッサンより15歳くらい年下なのかな。幸せな時間が2年間しかなく、この 
 後の長い人生を、愛する人との思い出だけを糧に生きていかなければならない・・・
 どちらにお住いのどなたかは知りませんが、耐えきれないくらい辛い時には、オッサン
 のアホなブログをちらっと見てほしいと思いました。
 (ちゅうかそもそもコレ、死別者が書くブログちゃうで。by妻)