Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

夏休みワイン週間・・・阪神戦中継を挟む・・・なんじゃそら?

  夏休みも終盤に入ったオッサン。ほぼ自分の責任とはいえ、このところは失敗続きで
 ちょっとションボリ気味です。阪神タイガースは自分が観戦した試合を含め、ダメダメ
 の4連敗。打てないだけではなく失策でピッチャーの足を引っ張るのはやめてほしい。
 最下位のドラゴンズもタイガース戦にはなぜか意地になってエース級をぶつけてきます。
 今日は左腕の小笠原投手、また手こずりそうな予感・・・
  そして台風が関東地方に近づいているようで、だんだん風雨が激しくなってきていま
 す。静岡県のオッサンの実家付近に近づき、こちらに向かってきているようです。なん
 だか嫌な感じ・・・どこにも大きな被害が出ないことを祈ります。


  そんなネガティブな思いを完全に一掃するのは、そう、これしかありません。(もう
 皆さん予想がついているで・・・by妻)

     

  やっぱりな・・・
  はい、とっておきのボルドー・ワインです。マルゴー地区の第二級格付のシャトー・
 ブラーヌ・カントナック、年号は2002年です。東急百貨店本店のワインセラーの中で
 眠っていたワインを、20%引きセールでオッサンは引っ張り出してきました。長い間、
 評価が低かったために2級格付の割には安価(スーパーセカンドと呼ばれる2級トップ
 のワインの約1/2~1/3程度)なうえに、さらに2割引きですからケチなオッサン
 が見逃すはずはありません。(どうでもいいけど鼻息荒いデ・・・by妻)
  そして、実はオーナーが変わったのか、ロバート・パーカーJr(米国のカリスマ的な
 ワイン評論家。ワインを100点満点で評価するしきたりを世界に定着させた人。ワオ!)
 に酷評されて頭に来たのか、最近は品質が向上しているとのこと。どうだろう?
  はい、まぁまぁの出来でした。(めっちゃ上からやな。何様や、オッサン。by妻)
 2002年はちょっと硬くて開きが遅いと聞いていましたが、さすがに20年も経過すると、
 少しは穏やかになってきている感じです。口当たりはまろやかで、マルゴー村の雰囲気
 を漂わせますが、香りが弱い。果実味がなくなって、それに代わる美質が表れてこない
 感じです。いや、違う。台風(大型低気圧)が近づいているので、気圧が低いために、
 香りが立たないという可能性もあります。しまった、開ける日を間違えたか・・・

     

  夕食もちょっと失敗した・・・スープ(甘エビ)とパスタソース(エビクリーム)が
 被っていますがな。牛肉(赤身のモモ)は少し焼き過ぎてしまった。いかんなぁ・・・


  タイガースの試合をCATVで見ていますが、藤浪投手がここ数試合は見違えるような
 好投をしているのに、相変わらず打つ方がさっぱり。ノーアウト二・三塁から佐藤輝、
 陽川、ロドリゲスが三者連続三振。そんな気がしたんだよな。おんなじ場所に落ちる球
 を三人続けて空振りでアウトとは情けないにもほどがある。それでもプロかよ・・・
 1球たりとも前に飛ばせない4・5・6番かい・・・いくらなんでも酷すぎる。
  一方、藤浪選手はメジャーでもトップを張る大谷選手に大きく水をあけられて悔しい
 はず。ちょうど高校野球の真っ最中ですし、初心に帰って期するものがあるのでしょう。
 今夜もたぶん援護は期待できないが、最後まで投げ切ってほしい・・・
  あ、そうか。オッサンがリアルでTV観戦しているから、勝てるわけがないな・・


  気を取り直して、夏休みの今週に開けたワインをアップします。
  先週土曜日、墓参りに行った日のワイン。ブルゴーニュ地方の赤ワイン。ジュヴレ・
 シャンベルタン村のシャン・シュニという優れた畑の村名ワインです。生産者は、今は
 亡きフィリップ・ロティさん。ほっぺの赤い、田舎の朴訥とした兄ちゃんで、いかにも
 人柄がよさそうな方でした。実直なワインを造り、良心的な価格で販売していたので、
 オッサンはひそかに応援していたのですが・・・

     

  年号は2012年。この年のワインが、彼が仕込んだ最後の作品となりました。フィリッ
 プさんは膵臓がんで、惜しまれながら40代半ばでこの世を去りました。辛い治療を経て
 いったんは復帰したものの、再発した後はもう病魔と戦う力は残っていなかったようで
 す。悔しかったでしょう。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
  そんなフィリップさんが魂を込めて作り上げた遺作、ちょうど飲み頃にさしかかって
 いるようで、色は美しく輝くようなルビー色で、香りも少し華やか。そして味は、本当
 にベリーをお酒にしたような甘酸っぱさ。ちょうど、地元静岡の久能山の冷凍イチゴを
 売っていたので一緒に頂きましたが、いやぁ本当に濃いめのイチゴの風味がする・・・
  フィリップさん、すばらしいワインを届けてくれて有難うございます。改めて合掌。
  
  あ、ドラゴンズがスクイズで先制点を挙げました。これで試合終了。1点取られたら
 終わりです、今のタイガースは・・・藤浪の暴投が失点に結び付きましたが、彼は責め
 られません。ここまでよく投げています。援護がなくても最後まで投げ切ってほしい。
 負け試合に中継ぎ投手を無駄につぎ込んでも仕方がないのでね・・・


  日曜日は伊豆の土肥温泉のお宿で、ブルゴーニュの銘酒、オッサンの溺愛する?ジョ
 ゼフ・ドルーアン様のボーヌ1級クロ・デ・ムーシュの白、2009年です。これは圧巻の
 出来でした。まぁ予想の範囲内ですけどね。(またまた上から。ええ加減にせぇ。by妻)
 輝くような、透き通った黄金色が美しい。ほどよく熟成していて豊満な香り。味わいは
 こくマロ(カレーじゃないよ)で、ほんのりとハチミツ風味。清冽で辛口の味わいの中
 にほのかな甘みを感じさせます。さすがは超一流のワインです。

     

  ラベルのアップです。よく見ると蜂が飛んでいる絵が描かれています。そうです、
 ムーシュとはミツバチのことで、このブドウ畑は温かい土地で、ミツバチが巣を作る
 ことがあったのだそうです。豊潤なワインが生まれる理由ですね。 

     

  クロ・デ・ムーシュはジョゼフ・ドルーアン社のフラッグシップで、赤もありますが、 
 評価の高いのはこちらの白の方です。今では2万円超えの価格になってしまいましたの
 でオッサンにはもう手が届きません。昔は6,000円くらいだったのにな・・・(そんな
 ことを今更言っても始まらんで・・・by妻)
  
  タイガースは6回のチャンスも陽川がまたしても三振で無得点。あと3回。このまま
 ではオッサンが観戦した試合から4連続完封負けやな・・・明日も柳投手が相手だと思
 いますので、2カード連続サンタテ、5試合連続完封負けもありうる。こっちはガンケ
 ルだから、もっても6回だろうな・・・いくらドラゴンズ打線でも(失礼)1点くらい
 は取れるでしょう。どちらにしても1点取られたら、ジ・エンドです。
  大山、近本、中野がいないだけで、このありさま・・・やはり層の厚みがモノを言い
 ますね。佐藤輝も、大山や近本がいるからこそ多少は打てるのであって、他に怖い選手
 がいなければ徹底的にやられます。それが勝負の世界ですが・・・


  そして昨日のワイン。スペイン南部のムルシア州、フミーリャ(フミージャ)地方の
 赤、グラン・レセルバとありますので、長期間樽熟成をしたものだと思われます。年号
 はなんと1993年、生産者はボテガス・サン・イシドロです。

    

  ブドウ品種はモナストレル、フランスではムールヴェードルという南フランスの主要
 品種、つまりあんまり高級ではない。そのためか、価格はなんと3,000円台でした。
  最初は少し冷やし過ぎて、スッパシブイ感じでしたが、温度が上がると少しまろやか
 になりました。29年経過していますが、まだ十分飲めます。ちょっと乾いて焼けた感じ
 がオッサンの好みではないので、あまりおいしいとは思いませんが、30年もののワイン
 を3,000円台で飲めるというのは貴重な体験でしょう。でもワイン単体だと厳しい。


  タイガースの7回裏は三者凡退。代役で出ている選手も頑張ってはいるのだと思いま
 すが、山本、木浪では何も起こらない。一流投手を打てるのは一流打者だけなのです。
 今日の小笠原投手を打てるとしたらおそらく大山選手のみ・・・早く帰って来てくれ!
  あ、8回表にドラゴンズのチャンスです。しかしここで打順は9番の投手・小笠原。
 ドラゴンズは代打がバントを決め、ワンアウト三塁。ここで1点取られたら、もはや、
 無条件降伏ですね・・・はい、あっさり2点目を取られました・・・


  気が付けば夏休みも残り2日。
 タイガースもオッサンも、少し流れを変えないとズルズルいきそうな感じです・・・
 
 ※結局2-0で阪神は敗退。再び最下位が見えてきた・・・