Bonne(ボンヌ)のブログ

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2022年夏:礼文・利尻島の旅 ⑯利尻島一周5時間・・・

  ちょっと間があいてしまいましたが、7月の礼文&利尻島の旅の記事を再開します。
  利尻島のホテル雲丹御殿は小さいながらも快適でした。夜中から明け方にかけては、
 かなり強めの雨が降りちょっと心配になりましたが、朝食の頃には雨もやみました。
  ホテルから利尻島の玄関口の鴛泊(おしどまり)港の方角には、虹がかかっていま
 した。この日は利尻島をレンタカーで一周する予定ですが、利尻山が見えるか見えな
 いかで利尻島観光の満足度は大きく変わります。なんとか晴れてほしいところです。

  ホテルの朝食は「わかめのしゃぶしゃぶ」です。夕食と同じく、海の見える席です。

  ホタテ貝のカレー、ホッケのすり身団子、塩鮭、いくら、イカの塩辛等。

  朝風呂にも入りました。朝食時間帯だと誰も来ませんでしたので、独り占めです。
 この展望風呂は内湯ですが、海が一望できるので眺めは抜群です。なんと湯船に昆布
 が・・・体にいいのかな? この日は転倒しないように慎重に入浴しました。

    


  そうそう、ホテルの裏庭には珍しい花が咲いているということで、ちょっと見に行き
 ました。あ、ありました。これは!

    

   利尻島の固有種であるリシリヒナゲシではないですか! 利尻山の山腹に自生する
  と聞いていましたが、こんな海沿いでも育つのですね。 もちろん野生ではなくて、   
  オーナーさんの家族が育てていると思われます。薄いレモンイエローで4枚しかない
  花びらがとても可憐です。
   こんなところでリシリヒナゲシを見られるとは思いませんでした。良かった・・・
  しかし宿泊客の皆さんはあまり関心がないようです。見過ごしたらもったいないのに。

    

 さて、朝8時半にはチェックアウトして、利尻島一周のドライブ&観光に向かいます。
 ホテル雲丹御殿さんには大変お世話になりました。


  利尻島は、礼文島と違って島をぐるりと一周する道がありますので、周遊型の旅行が
 好きな(つまり、同じ道を往復するのが好きではない)オッサンにはうってつけです。
 小さな島ですので慌てることはありません。のんびりと時速70kmくらいで走ります。
 (いや、スピード違反やと思うけど・・・by妻)
  観光名所に立ち寄りながら、利尻島一周 五時間の旅の始まりです・・・
  ホテル雲丹御殿から時計回りに、まずは島の東海岸をドライブします。こちら側は
 あまり観光名所はなく、20分ほどで島の南東部にある著名観光地「オタトマリ沼」に
 到着しました。しかし・・・

  ここは沼越しに利尻山が見える絶景ポイントとして有名ですが、この日は利尻山が雲
 に覆われて全く見えません。せっかく来たのにこれではなぁ~ 天気予報では、この日
 の利尻島は曇りがちとのことでしたが、時間が経つにつれて晴れて来るとの予報でした。
 オッサンはひとまずここは飛ばして、あとで晴れてくればもう一度訪ねることにして、
 次の目的地に向かいます。
  オタトマリ沼から車で10分、島の南端にある仙法志(せんぼうし)地区の御崎公園
 (みさきこうえん)に行きました。

  ここはごつごつした岩場の海岸で、近くに野生のアザラシが生息しているそうです。
 よく見ると生け簀?のような囲いがあり、アザラシの餌付けができるそうです。妻が
 いたら面白がってチャレンジをしたかもしれませんが、オッサンはパス。(なんや、
 オモロないなぁ。by妻)

  ここからは利尻山の姿が海岸線から稜線がたどれるくらいにはっきり見えるそうです
 が、やはり曇っていて山が見えません。ちぇっ。(日ごろの行いが悪いからや。by妻)

  こんな感じで、どこに行っても肝腎の利尻山が見えないのかなぁ・・・
  続いては、そのすぐ近くにある南浜湿原というところに行きました。

  ここは海のすぐ近くで低地にありながら、「ミズゴケ」が繁茂した海抜約5mにある
 高層湿原です。日本では類を見ない珍しい場所とのこと。周辺にはアカエゾマツの林が
 広がり、メヌウショロ沼とその周辺に2つの木道が整備され、湿原内を散策可能です。
 観光バスが停車できず、観光客が少ないのがポイントだそうです。オッサンが来た時は
 ガイドさんが案内する数名のグループがいただけで、とても静かでゆっくり見学できま
 した。残念ながらここでも利尻山は見えませんでしたが・・・メヌウショロ沼の背後に
 山裾だけ見ているのが利尻山です。(パンダはいらんやろ。by妻)

  こんな写真 ↓ も撮り放題・・・(アホ)

  あ、少しずつ山にかかっていた雲がなくなっていき、利尻山が見えてきました。  

  遊歩道に沿ってゆっくりと沼の周りを散策します。涼しくて気持ちが良かった。

  ところどころに紫色の花が咲いていました。ギボウシの一種のようですね。

     

  なかなか存在感のある花です。あちこちに咲いていました。

     

  沼の周りを一周するだけなら20分ほどです。山の方に向かっていく道もありましたが、
 誰もいないし、灌木と笹が多いようなのでオッサンは引き返してきました。ちなみに、
 利尻島や礼文島には北海道本土と違って熊(ひぐま)はいませんので、そこは安心でき
 るようです。代わりにパンダがいたら面白いけど・・・(おるかい!そんなもん。by妻)

  さて、少し雲が晴れてきたようなので、もう一度オタトマリ沼に引き返してみること
 にしました。今度はどうかな・・・

  おお、あと少しです。山頂のところだけはまだ雲がかかっていますが、なんとか山の
 形がわかるレベルにはなってきました。沼の水面に映る「逆さ利尻山」が有名ですが、
 さすがにそこまでは期待できそうもありません。でも、さっきよりはマシですね。


  気が付くと駐車場には大型観光バスが何台も停まり、大勢の観光客が押し寄せてきて
 沼の前の看板のところは押し合いへし合い状態になってきました。オッサンも、観光客
 の方に頼んで記念写真を撮ってもらいましたけどね・・・
  後で気が付いたのですが、ここの売店ではウニの軍艦寿司や、地元の名物ミルピスと 
 いう乳酸菌飲料?を売っていたようです。ちょっと覗いてみればよかったな・・・
 観光客が途切れた隙をついて?、パンダ君のゲリラ撮影も敢行(アホ)。 

  このままいけば利尻山が全部見えるかなと期待しましたが、しばらくするとまた次の雲
 がかかってしまいました。自然が相手だと、そうそう都合よくはいかないですね。
 諦めて、先に進みます・・・続きはまた次回!(またか・・・by妻)