Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年10月:阿蘇&別府の旅 ⑪最後に別府地獄めぐりをちょっとだけ・・・

  今日は穏やかに晴れて暖かな関東地方南部。北日本でも気温が上がり、春の訪れが近
 いようです。今日で2月も終わり、明日から3月ですからね。


  さて、ダラダラと続いていた九州:阿蘇・別府の旅の記事の終盤です。
  別府・鉄輪(かんなわ)温泉の共同浴場の湯めぐりを終え、残り1時間ほどの時間で
 別府名物の「地獄」を少し観光しようと考えたオッサン。昔、妻と来た時には意地で?
 全7か所を見学したのですが(私がレンタカーをチャッチャと運転して行ったから可能
 やったんやで。感謝せぇよ。by妻)、今回は時間が限られるので一番有名な海地獄だけ
 に行くつもりでした。 
  (地獄めぐりの詳しいことは、以下の公式サイトで!)
  


  しかし道に迷って時間をロスしてしまったため、再び鉄輪温泉のバス停近くまで戻り、
 ここからタクシーで行くことにしました。ところが、海地獄はさほど遠くないためか、
 タクシーの運ちゃんは「せっかくだから、血の池地獄に行ったらどう?その後に海地獄
 まで行ってあげるよ」と言うではありませんか。それを聞いたオッサン、瞬時に2つの
 ことを同時に考えました。 
  ①はたして一時間で、少し離れた場所にある血の池地獄を見てから、海地獄まで行き
   観光する時間が残っているだろうか・・・
  ②タクシー代がとても高くつくのではないか・・・(ケチやの~by妻)


  しかしオッサンが躊躇しているにも構わず、運ちゃんは勝手に進行方向を変え、5Km
 程離れた血の池地獄に行こうとします。オッサンのビビる様子を見た運ちゃん、「心配
 しなくても大丈夫。血の池地獄を見学している間はメーターを止めるから」とダメ押し
 です。「そうですか・・・じゃあお願いします」と同意させられてしまったオッサン。
 運ちゃんは涼しい顔をして運転をしながら、「7つある地獄の内、本当に天然のお湯が
 噴出しているのは2つだけなんだけど、どこだか知ってるかい?」などとクイズを出し
 てきます。ふふふ、オッサンは知っているのだよ。まさに行こうとしている血の池地獄
 と、海地獄です。他の6か所の地獄は人工的にお湯を噴出させるように細工をしている
 そうです。観光名所を維持管理していくのもかなり大変なようです。
  
  運ちゃんがかなりのスピードで飛ばしてくれたおかげで、10分もたたずに血の池地獄
 に到着しました。入り口の真ん前に車を寄せてくれて、「15分もあれば見学できるから、
 出口で待っているよ」とのこと。そうか、見学時間15分ね。またしてもタイム・トライ
 アルだな・・・(いつもと変わらんやろ。by妻) 料金を払って中に入ります。
  
  おぉ、以前に妻と来た時にも確かにこんな感じでした。全く変わっていません。

  すかさず妻の写真と記念撮影・・・写真と記念撮影?なんか変な表現だよな・・・

  真っ赤な鮮血のような池の水面から、もうもうと白い煙が立ちのぼり続けています。
 風にあおられて湯気があちこちに流れていきます。そして硫黄の匂い。地獄に落ちて、
 こんなところに放り込まれたら嫌だよなぁ。(オッサンの場合、今からでも悔い改めて
 生活を改善しないと危ないで。by妻 ドン・ジョヴァンニとはちゃうけど。byオッサン)
 ・・・女たらしのドンジョヴァンニと違って、オッサンは酒(ワイン)浸りなのですが、
 地獄に落ちるリスクは同じかも。😆(アホ) 


  人通りが少なくなった頃を見計らって、パンダ君のゲリラ撮影も敢行。(アホ)  

  この赤い色は、水ではなくて地面の色。酸化鉄か何かの成分が湯に触れて赤くなり、
 それが透明な水を通して赤く染まったように見えるのだそうです。ですので、天候に
 よって光の加減が変わると微妙に色が変わるみたいです。
  以下、先ほど掲示した「地獄めぐり」のHPからの引用です。


 『血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」です。  地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を
 含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。』


  この血の池地獄の周りをぐるっと巡る遊歩道があるのですが、今回は省略。出口の
 付近にあるお土産物屋さんで、別府の温泉の「湯の花」などの御土産をパパっと購入
 し、予定通り15分で見学終了です。(なんだか見学料金が勿体なくないか?by妻)
  
  出口を出たところには、既に運ちゃんが待っていました。お土産の袋を抱えていた
 オッサンを見て、「なんだ、お土産を買う時間もあったんかい」と言い放つ運ちゃん。
 残る時間は約45分。今度は来た道を引き返して、「海地獄」までぶっ飛ばします。
 今度も10分ちょっとで到着。はやっ! 料金は2,000円ほど。とても良心的でした。
 おかげで安心して2か所の地獄を見学できそうです。有言実行のオッチャン、有難う!

  こちらは鉄輪温泉からそう遠くないため、観光客の数がかなり多い気がしました。
  海地獄は、入口から入って蓮の浮かぶ普通の池を通り越した先にあります。蓮池は、
 温泉の熱で温かいのか、10月ですが蓮の花がぽつぽつと咲いていました。どうやら、
 熱帯性の睡蓮で、11月上旬ころまで花が咲き続けるそうです。

  しばらく歩くと、遠くに白い煙が立ち上っているのが見えてきました。そして硫黄の
 においも漂ってきます。


  近くまで行きますと、うわ、ナニコレ。真っ青な池からモクモクと湯気が沸き上がり
 続けています。向こう側の景色が見えないほど。

  こちらは池の水(お湯)の中に、底土に含まれる鉱物の成分が溶け出して、このよう
 に海のような神秘的なブルーになっているのだそうです。7つの地獄の中でも一番人気
 のスポットですね。再び、HPからの引用です。(手抜きが常態化してきたな。by妻)


 『別府の地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄という
 のがふさわしくないほどの美しさです。池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解
 しているためです。』
  
  美しい色なのですが、もうもうと立ち上る硫黄臭を含んだ湯気が風にあおられて来ま
 すと、かなりイヤな臭いです。そのため、風下に立たないようにして記念撮影です。

  

  
  有名な温泉卵を吊るしている木の棒が、下の写真の右下に見えますね・・・

  ここは池の周りを散策するだけでなく、池のすぐ手前に建つ土産物屋の二階ベランダ
 から池の全貌を見下ろすことができて、じっくり見学ができます。しかし、凄い湯気。

  再びパンダ君とも記念撮影です。(もう人目が気にならなくなってきたな。by妻)

  この後は、一階の休憩スペースでちょっと一休み。
  海地獄の池を観ながら、青色の海地獄ビールと、地獄プリンを頂きました。 
 (なんちゅうでたらめな組み合わせや。by妻)お酒と甘いものを一緒に味わうというと
  お酒愛好家の方が聞いたら気持ち悪くなるかもしれませんが、オッサンは平気です。

    

  さぁ、そろそろタイムリミットになります。今回の旅行も終わりに近づきました。
  次回が最終回になります。(なんや、まだ続くんかい。by妻)


  今回は2か所だけでしたが、妻と訪れた2002年12月には、地獄7か所を完全制覇?
 しました。勢いよく蒸気が噴出する竜巻地獄で撮影した妻の写真です。若いな~。 

    

  今回訪れた阿蘇と別府は、妻と訪れた20年前の思い出の場所なのでした・・・
  (私と行った時も1泊2日の強行軍やったな・・・by妻)