大相撲秋場所千秋楽と、T-G決戦・・・その2
もう大相撲秋場所の千秋楽から3日経過していますが・・・
今場所はチケットが入手できず、仕事その他でテレビ観戦もあまりできませんでした。
しかも千秋楽を迎える前に幕内も十両も優勝が決まってしまったので、千秋楽は純粋に
取組を楽しみながらテレビ観戦しました。
十両優勝は13勝2敗の尊富士(たけるふじ)。3場所前の初場所で、史上初となる
驚異の新入幕優勝を果たしたのと引き換えに、ケガのため十両下位に番付を下げていた
のですが、今場所はようやくフル出場で復帰したばかりなのです。しかも、たぶんケガ
からの回復は100%ではないはず。しかし、並の十両力士では勝負にならないほどの、
力強さと速さで見事に十両を制しました。もちろん彼の目標は十両優勝ではなく、少し
でも早く幕内に戻ってさらに上をめざすことですので、表情は緩みませんでした。
ただ、この日テレビの解説に出ていた師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)から少し
褒められたことをインタビュアーに振られると、ちょっとだけ嬉しそうな顔になりまし
た。そうそう、休場している横綱照ノ富士からの指導をきちんと守っていることも明か
していましたね。うん、彼はますます強くなる。来場所以降も楽しみです。
幕内最初の取組では、西十両2枚目のウクライナ出身の獅司(しし)関が、カザフス
タン出身の金峰山(きんぼうざん)と対決。幕内・十両の入替戦のような取組ですので
お互いに負けられません。
大型力士同士の迫力あるぶつかり合いは、来場所の新入幕を狙う獅司関が渾身の寄り
で勝ちました。9勝目を挙げましたので、来場所の幕内昇進の可能性が高まりました。
故郷の町メリトポリはいまだに暴虐集団の不当な占領下にありますが、彼の大活躍は
ウクライナの方々を勇気づけてくれることでしょう。そうそう、この取組に勝ったこと
で、初めて懸賞金をGETしたようです。良かったね!
ウクライナ出身力士と言えば、幕下上位につけていた安青錦(あおにしき)も、6勝
1敗の好成績で来場所の十両昇進の可能性が高まりました。まだ20歳の彼は、あの戦争
の惨禍を逃れて日本にやってきた後に、誘われて力士になることを決めたというドラマ
の主人公のようなストーリーの持ち主なのですが、初土俵から序ノ口全勝優勝、序二段
全勝優勝、三段目昇進後も3場所連続6勝1敗という好成績でここまで来ています。
来日して数年なのに、流ちょうな日本語を話しますので非常にクレバーな方のようです。
体格は決して大きくないのですが、スケールの大きな相撲を取るので今後も楽しみです。
続いては、負け越して十両陥落が決まっている、山形県出身の北の若。なんと鬱憤を
晴らすような豪快な取り口で、怪力のロシア(といってもモンゴルに近い東部の貧しい
地域)出身の狼雅(ろうが)を投げ捨てました。こんな相撲も取れるんだ~
彼は大の里の同期入門らしく、中・高時代は大の里よりも注目されていた逸材だそう
です。来場所はまた十両から出直しですが、大の里の大活躍(たぶん来場所は大関昇進)
を見て、おそらく期するものがあることでしょう。奮起して頑張ってほしいです。
この後は恒例の7勝7敗の力士同士の対決、仮称「天国と地獄」の取組です。(アホ)
幕内最高齢の39歳の人気力士、モンゴル出身の玉鷲と山梨県出身の竜電の対戦。長身を
生かした竜電が玉鷲を下して勝ち越し。玉鷲さん、今場所はちょっともったいない相撲
が多かったようで無念の負け越しです。
そして北海道出身の人気力士一山本と、青森県出身の錦富士の対決は錦富士の勝ち。
一山本も、あっさり負ける一番が多いように思います。もう少し集中力を高めて粘りを
身につけないと幕内中~下位を行ったり来たりになってしまいますよ!
そして天国と地獄シリーズの〆は、人気者の翠富士(みどりふじ)と、実力者であり
オッサンが秘かに哲学者と呼ぶ北勝富士(ほくとふじ)の対戦。北勝富士は序盤好調で
したが途中でケガのため休場し、休場明けから勝ち越しを目指していたのです。
結果は馬力に勝る北勝富士が、小兵の翠富士を力でねじ伏せました。翠富士は得意の
伝家の宝刀「肩透かし」を対戦相手に警戒され、特にパワー型力士には容易に勝てなく
なってしまいました。(と言っても対戦相手の8割がパワー型力士なのですが・・・)
もう一つ、必殺技を身につけるかして、戦い方のバリエーションを増やさないと厳しい
かなと思わせるような一番でした。そう、静岡県出身なので応援しているのです。
この後、ベテラン同士の対戦は青森県出身の宝富士が石川県出身の遠藤を破り久々の
10勝目。師匠の伊勢ヶ濱親方も「二桁は久しぶりですね」と感慨深げに言っていました。
人気者の遠藤は序盤は好調でしたが終盤に息切れ。まだ体調が十分ではないのか、年齢
とともに持久力が落ちてきたのか・・・といっても、かつての大関候補ですから・・・
そして幕内下位に落ちた今場所はじわじわと勝ち星を重ねてきた岩手県出身の錦木、
なんと14日までで11勝3敗、隠れ優勝候補になっていました。その好成績が認められて
三賞の敢闘賞を受賞とのこと。重心が低くて重く、しぶとい相撲をとりますからね。
しかしこの日は若手の沖縄県出身:美ノ海(ちゅらのうみ)に一方的に攻め込まれて
あっけなく敗退。スピードのある力士への対策が必要ですね・・・勝った美ノ海は10勝
目を上げ、来場所は幕内上位に食い込みそうです。今後のブレイク候補かも・・・
前半戦最後の取組は、実力者同士の屈指の好取組。こんな一番が千秋楽に組めるなん
て、審判部もなかなかやるね~ (注目するのはそこやないやろ。by妻)
予想通り若隆景が素早く動き回って主導権を握り、パワーに勝る高安を翻弄します。
鋭い出足と圧倒的なスピードで高安を土俵下に突き落とした若隆景が、復活の12勝目。
あ、土俵下に落ちた高安が正面の高田川審判部長と接触してしまいました。一般の方
ですと大怪我になりかねない状況でしたが、大丈夫そうでした。さすがは元力士です。
若隆景は準優勝に相当する好成績で、三賞の殊勲賞も獲得しました。前頭7枚目で12
番勝ちましたので、来場所は幕内上位に上がります。いよいよ三役復帰が見えてきます。
大怪我で一時は幕下まで陥落していましたが、ようやく元の場所に近づいてきました。
インタビューでは「場所ごとにケガの状態は良くなってきている」とのことですので、
まだ100%ではなさそうですが、さらに状態をあげていけば再び大関への挑戦権が得られ
るでしょう。兄の若元春と切磋琢磨して、幕内後半の土俵を盛り上げてほしいですね。
ちなみに殊勲賞獲得の理由は、優勝した大の里に勝ったため、だそうです。オイオイ、
大関に勝っても殊勲にはならないっていうことよね・・・大関陣、だらしねぇぞ。
さて、ここまでで既にかなり長くなってしまいましたので、後半戦の取組は次回です。
既にとっくに終わっている相撲の取組を、今頃になって記事にするのはアホらしい気が
しますが、悪しからずご了承ください。(オッサンの自己満足を優先しとるな。by妻)
そうだ、ちなみに優勝をほぼ手中にしたと思われたジャイアンツですが、今日の試合
でベイスターズに0-1と敗れました。先発の戸郷君は悪いなりに良く投げていて最小
失点に抑えていたのですが、それでも勝ちきれなかったようです・・・
ジャイアンツはこれで3試合連続で1-0の試合ですが、これは生みの苦しみなのか、
それとも想像を超えるドラマの予兆なのか・・・
(そういや昔、「メイク・ドラマ」って言っていた人がいたよな・・・by妻)
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