2024年GW:スペイン・フランスの旅(69)フォールム・デ・ザールへ・・・
気持ちを切り替えて?ヨーロッパ旅行の記事の続きです。
最終日、夜8時にシャルル・ド・ゴール空港を飛び立つ飛行機で帰国するのですが、
正午を過ぎてもまだ観光する気満々のオッサン。荷物をモンパルナスのホテルに預け、
再びメトロに乗ります。また地下鉄4号線でサン・ジェルマンまで行き、連絡通路を
通ってすぐのサン・ミシェル・ノートルダム駅から、高速メトロのRERに乗り換えて、
セーヌ川右岸(リヴ・ドロワット)のシャトレー/レザール駅まで参ります。
レザール(Les Halles)地区は、かつては下町で治安も良くなかったと聞きますが、
1970年代頃からでしょうか再開発で近代化されたエリアです。今ではお洒落なお店も
並び、美術館や数々の文化施設を有する一大レジャーゾーンになっているようです。
オッサンはこれまで何度かパリを訪れていますが、このレザール地区を訪れるのは初め
てなのです。
中心となるのがフォールム・デ・ザール。バザールでござーるではありません。😆
駅はメトロとRERの路線がいくつも重なっていて交通の便が良く、ショッピングセン
ターにもなっています。若い人からお年寄りまで、地元民から観光客まで多くの方々が
利用しています。平日の昼間ですが、賑わっています。
RERのホームは地下5階にあるので、地上にでるまでだいぶ時間がかかります。
地上階に出てきました。エスカレータを何回も乗り継ぎました。便利ですが、この駅
を利用するには十分な時間が必要でしょう。電車を降りてから地上に出るまで6~7分
くらいはかかりました。
外に出るとこんな感じです。なんだか楽し気な感じです。
駅を出てしばらく歩きます。人通りが多くて賑やかな感じです。
ライラックのような花の咲く街路樹の道をしばらく歩くと、見覚えのある(写真でね)
建物が見えてきました。 目的地のポンピドゥーセンターが見えてきたようです。
おお、この変てこりんなチューブのようなエスカレーターがある建物は、まさしく
国立近代美術館ではないでしょうか。ポンピドウー・センターという当時のフランス
大統領の肝いりで造られた文化芸術施設の中心となる建物です。フランスの政治家と
いうのはイケ好かないエリートの塊みたいですが、(彼らが理想としる)先祖の古代
ローマの伝統を幾分残しているらしくて、功成り名を遂げた人物は自分の名を冠した
施設を寄贈して社会に恩返しをするという点では、どこかの国の政治家よりはまとも
かなと思います。田中●栄美術館とか、岸●介博物館とか聞いた事が無いですよね。
早速妻の記念撮影です。(なんか最近は「義務」になっとるやろ・・・by妻)
もちろんパンダ君も一緒ですよ。(アホ)😝 この辺りだと目立たないからね。
(イヤ、通りがかりのお姉さんに思いっきり見られて、笑われとるで。by妻)
この近代的な建築そのものが芸術品なのですが、この建物の5・6階にある国立近代
美術館こそがパリの誇る、いや世界人類の誇る現代美術の宝庫なのです。NYのモダン
アートの殿堂MOMAには行ったことがありませんが、ルーツはこちらなので・・・
パリには中世からルネサンス、バロック、ロココ、18世紀までの美術を展示する世界
最高峰のルーヴル美術館、19世紀印象派以降の名作が集められたオルセー美術館という
世界屈指の美術館がありますが、この国立近代美術館は19世紀末から今世紀にかけての
現代美術の宝庫なのです。オッサンは世界10大美術館に、パリのこの3つの美術館が入る
と思っております。(あくまで総合美術館のランクです。残りはマドリードのプラド、
ロンドンのナショナル・ギャラリー、ウィーンの美術史美術館、フィレンツェのウッフ
ィツィ美術館、バチカンの絵画館、NYのMOMA。あと一つは事情により割愛。)
あまり近現代美術は好まないオッサンですが、実は妻がルネサンス絵画とか宗教絵画
よりもこういう絵の方が好きでしたので、今回は妻のためにこちらにしました。😆
(いや、そんなん言うてるけど自分も少しは見たかったんやろ? by妻)
入口がわからず少しまごつきましたが、外のエスカレータに登るまでは建物内部から
エスカレーターを乗り継ぐようです。美術館だけでなく映画館などもあるみたいです。
さぁ、外から見えたエスカレーターで登りますよ。ほぅ、なかなかいいぞ、これは。
途中階に着きました。おぉ、ここまで来るとかなり景色がいいですね。
地上5階(日本流で言うと6階?)ですが、普通のビルよりも高い感じです。ワンフ
ロアが2階分くらいあるので、通常の10階くらいのような感覚がします。
もうここでも十分展望が楽しめます。
しかし、ここは美術館。まだまだ先は長いです。😆 スミマセンが、続きます。







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