Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

南紀への旅 ⑧白浜海岸と三段壁

  すっかり停滞していた3月の南紀白浜の記事を再開します。ホントに自分でも忘れて
 しまうところでした・・・(みかんゼリーを食べて思い出すとはの~、アホや。by妻)


  土曜日の夕方4時、白浜駅で駅レンタカーを借り(軽自動車)、日のあるうちに南紀
 白浜の海岸線をドライブ・観光します。観光地なのでバス路線も充実しているのですが、
 やはり30分に1本の頻度なので、時間の節約・効率的な観光にはレンタカーが一番です。
 南紀白浜空港の敷地の下をトンネルで通り抜け、まずは観光名所の一つ「三段壁(さん
 だんへき)」に向かいます。ここは11年前には行きそびれた場所です。


  しかし午後4時過ぎだというのに、駐車場が満杯です。しばらく周辺を走って時間を
 つぶしてから、ようやく駐車場を確保できました。時刻は午後4時25分です。 ここの
 名物となっている洞窟の入場時間は午後4時50分までのはず。急げ!(またか。by妻)


  三段壁は白浜の町の南西部の海岸にある、長さ2km、高さ50m ~ 60mに及ぶ柱状節理
 の大岩壁で、断崖絶壁の名勝として知られています。断崖には展望台が設けられていて、
 南紀白浜の絶景が一望できます。そして地下36mには有名な海蝕洞窟が形成されており、
 断崖上から地中をエレベーターで降りて洞窟内部を観覧できるようになっています。
 (有料ですが)、なかなか楽しそうな場所です。

  さっそく料金を払ってエレベーターで地下洞くつに参ります。なんだかいかにも観光
 地という感じの看板やらが目障りですが、地下36mの空間はひんやりして神秘的です。
 展望台からは遠くに見える海も、ここではすぐ目の下に波打っています。

  おお、洞窟内は大迫力です。潮の干満によりかなり危険な状態になると思いますが、
 この洞窟はかつて「熊野水軍」が船や装備品を貯蔵・隠匿する場所であったそうです。
 そりゃこんなところに船を操縦して出入りできるのは、相当な技術を持った船乗りしか
 無理でしょうね。

  手すりがないとアブナイです。ところどころに水しぶきが噴き出る間欠泉のようなもの
 があって、観光客が歓声をあげています。ちょっとその瞬間は撮影できませんでした。

  オッサンは洞窟とか鍾乳洞とか暗くて狭いところは生理的に好きではないのですが、
 この三段壁洞窟はなかなか素晴らしいと思いました。かなりの観光客が訪れていました
 ので、やはり人気の場所のようです。エレベータを使うので、小さなお子様もお年寄り
 も見学可能ですが、洞窟内は暗く、水に濡れて滑りやすいので細心の注意が必要です。


  なお、オッサンには全く関心がありませんが、ここはなぜだか「恋人たちの聖地」と
 なっているらしく、その手のモニュメントがいくつかあるようです。
  ちょっとこれ ↓ は男やもめのオッサンが記念撮影するには恥ずかしいなぁ~(アホ)

    

  しかし荒れ狂う波に洗われた洞窟と、恋人の聖地って、どう考えても結びつかないん
 ですけどね~ ま、オッサンにはどっちにしても関係ない話だな・・・


  続いては三段壁から車で約5分、こちらも有名な「千畳敷(せんじょうじき)」海岸
 を見学します。こちらは入場無料で、日没まで開放されています。

  ここは11年前に妻とも一緒に行きました。
  千畳敷は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤で、瀬戸崎の先端から太平洋に
 向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩は、1800万年前から1500万年前
 にできた砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。

  そういえば一昨年行った、青森県の白神山地地方にも千畳敷がありました。あそこで
 は津軽の殿様が、本当に畳を敷いて宴会を開いたそうです。(参考)


  さて、ざっと見学したら再びレンタカーで出発です。南紀白浜の温泉街の中心部に
 参りますが、ここは駐車スペースが少なくて駐車場を確保するのが大変です。
  南紀白浜には、人工のようですが美しい白砂のビーチがあります。「白良浜」です。
 ちょっと天気が良くないのであまり美しく見えないのが残念ですが、とてもきれいな
 ところです。夏は海水浴客で大賑わいです。

  11年前に妻と来た時には、このビーチに面した温泉ホテルにしました。2011年の夏

 だったな。ホテルの部屋のベランダから、真下に白浜のビーチが見えました。


  この白浜の町中にはいくつかの歴史的な共同浴場がありましたが、有名な白良の湯は
 コロナ対策のため地元民しか入場できませんでした。ちぇっ。
  仕方なく、この日の宿泊ホテル(白良浜に面していない、ちょっと離れた場所にある)
 に移動します。ということで・・・さらに続いてしまいます。スミマセン・・・