昨日は国技館で相撲観戦・・・
お彼岸ですがこの3連休は雨の予報の関東地方。墓参りは来週の予定にしておりまし
て、この3連休はいろいろと観戦・観劇の予定ですが、傘は手放せないようです。
1日目の昨日は、両国国技館での相撲観戦です。もう東京開催の場所は必ず1回は
観戦に行くようになりました。昔よりチケットが取りやすくなりましたからね・・・
この日は既にチケットは完売。まだ午後1時頃(三段目の相撲をやっている時間帯)
なのに、既にロビーは大勢の人が詰めかけてかなり混雑していました。もう全ての座席
を販売していて、満員御礼となっていますからね・・・
「国技館ちゃんこ」や「スイーツ親方のパンとお菓子コーナー」も長蛇の列。今回は
あきらめました。今回、オッサンは良い席が取れず(先行予約で第8希望まで全部落選)
やむなく2階のイス席を購入しましたので、早々に2階に上がります。
2階はまだ人がそれほど多くありませんでした。あ、これまでコロナ対策のため閉店
していた飲食店(鮨屋や焼肉屋)もオープンしていて、今場所から平常通りの営業にな
ったようです。オッサンは国技館2階・東側にある「すし処雷電」でお寿司をつまみま
した。ちょっとお高いので混雑しておらず、すぐにカウンターが空きました。
結構本格的なネタのお鮨です。オッサンは北海道産生サンマ(1貫320円!高っ)、
のどぐろ、しまあじ、いくら(写真なし)を頂きました。当然生ビール(小)付きです。
国技館カフェや売店はかなりの人が並んでいて、飲食物やグッズを買う人でいっぱい
でした。そうそう、1日前に観戦に行った妻の友人(スポーツ観戦好き)から、今場所
のイベントとして、ヤマザキ製パンと日本相撲協会のコラボ商品が特別ブースで売られ
ていると聞いていましたが、2階の通路にそれがありました。ここはさほど混雑してい
ません。皆さん、あまりよく知らないのでしょう。事前の告知宣伝が不十分かと思われ
ます。でもそのお陰でオッサンは並ぶことなく、このコラボ商品をGETできました。
しかしこんな ↓ 紙袋にパンが4つ入っていて、千円。ぼったくりじゃぁ~!
(文句を言うなら買わんときいな~ by妻)
中身はこんな感じ ↓ シウマイとやきとりは別売りです。(また買うたんか。by妻)
はっけよいどら焼き、(元横綱)北の富士カレー風パン、国技館やきとり風味パン、
大入り餅入りあんぱんです。どれも国技館で売っている商品をパンにアレンジしたもの
です。観戦の合間に、やきとり風味パンを食べましたが、やきとりを細切れにしてパン
の上にのせ、甘辛いたれとマヨネーズを載せていまして、なかなか美味しかったです。
北の富士カレーパンも、おそらく国技館で販売している北の富士カレーの具が入ってい
るのでしょう。日本相撲協会はホントに商売上手ですよね~
おい、オッサン。これじゃぁ相撲を見に来たんか、グッズを買いに来たのか、何しに
来たんかわからんで!(by妻)
そうでした。こんなことをしているうちに、既に幕下の取組が終わりそうになってい
ました。そして、すぐに十両土俵入りが始まりました。予定通り、午後2時15分でした。
まだ溜まり席や升席は空席が目立ちますね。せっかくのいい席がもったいないなぁ。
2階の2列目の席なので、土俵全体が良く見渡せますが、ちょっと距離があるので力士
の表情などの細かい部分までは判別できないです。写真もきれいに撮れませんでした。
やっぱりせっかく行くのなら、升席SかAがいいなぁ。高いけど・・・
十両の西方力士土俵入りです。ひときわちっこいのが人気者の炎鵬関です。
このあと、幕下上位5番の取組があります。不祥事による謹慎で大関から陥落し復帰
途上の朝乃山は、この日は取り組みがありませんでした。先日痛恨の1敗を喫してしま
ったため5勝1敗となっていて、来場所での十両復帰はなりませんでしたが、初場所で
はこの十両の地位に戻っていると思います。腐らずにがんばってほしいですね。
オッサンが注目していたのは35歳の元幕内の明瀬山関です。オッサンはぶよぶよ山と
ひそかに呼んでいましたが、たるんだ肉体とおっとりした人の好い性格が人気を呼んで
きているそうです。ケガにより幕下に陥落したのですが、そこからなかなか這い上がれ
ずにいます。今場所も既に負け越しており、関取復帰がまた一歩遠のいてしまいました。
なんとか粘ってまた十両いや幕内で相撲を取ってほしいと思って応援しています。
この日のぶよぶよ山ちゃう明瀬山関(上の写真左の力士)は出足も良く、完勝で白星
を掴みました。3勝4敗で今場所は終了、九州場所はおそらく幕下10枚目前後かな。
幕下に落ちて引退する力士が多い中、ここまで頑張っているぶよぶよ山関(ちゃう)、
なんとか頑張って、早く十両復帰を果たしてほしいです。
十両では、新十両の栃武蔵(菅野改め)が大きな体を活かした迫力ある相撲で、唯一
2敗をキープ。追う力士は4敗ですので、14日目に勝てば新十両での優勝が確定です。
十両で面白かったのは、先場所十両に陥落した志摩の海が大逆転で白星を掴んだ一番。
先場所前に結婚して意気揚々としていた志摩の海関ですが、先場所は思わぬ大敗で何と
十両に転落。今場所も既に負け越しが決定し、幕内復帰が遠のいてしまいました。この
ままでは奥さんが「さげまん」と呼ばれてしまいますので、奮起しなければなりません。
この日は相手の栃丸関に土俵際まで追い込まれましたが、土俵の俵伝いにサーカスのよ
うに回り込み、激しく動き回りながら態勢を戻して大逆転勝利でした。連敗を8で止め、
ようやく4勝目。これで少しは吹っ切れたかな。来場所はぜひ十両優勝して幕内復帰を
決めてほしいと思います。
その一方でオッサン(や場内のほとんどの人たち)が応援していた熱海富士(20歳)と
炎鵬はあっけなく敗退。うーん残念。
そして午後4時頃は中入り、幕内土俵入りが始まります。好調の力士、人気力士には
ひと際大きな拍手が贈られています。絶不調の大関陣にも、励ますような温かい拍手が
ありました。(タイガースの選手やったらヤジられまくっとるのにな・・・by妻)
花道を引き揚げる大関御嶽海と貴景勝。もうちょっと奮起してくださいよ、ホンマに。
本来ならば、この後に横綱照ノ富士の土俵入りがあるはずですが、残念ながら今場所
は途中休場となったために横綱土俵入りはありません。ちょっと寂しいですね。
幕内前半戦、オッサンの応援していた宮崎県出身の琴恵光関が、きわどい相撲で敗れ
てしまい、オッサンはがっかり。場内も「物言いでは?」というムードが漂うほど土俵
際の投げのうちあいは熾烈でした。見ていて面白い相撲だったけれど、贔屓力士が敗退
するとなんだか面白くないですね・・・
この日のみどころは後半戦に集中していました。後半戦最初の一番が、いきなり注目
の取組です。唯一2敗でトップを走る玉鷲関と、それを追う3敗の新鋭錦富士関の一番。
両者、頭からぶつかりあいます。ド迫力です。
錦富士関も善戦しましたが、地力に勝る玉鷲関が絶妙の突き落としで勝ちました。
錦富士の足が揃ったところを、うまく捕らえました。これで玉鷲関が優勝に一歩近づき
ました。ただ一人11勝2敗です。
もう一番、優勝の行方を占う好取組。哲学者こと北勝富士関と人気者翔猿(とびざる)
関の3敗同士の対戦です。勝った方が優勝戦線に踏みとどまります。
初日から9連勝で土俵を盛り上げた北勝富士関、最後の仕切りの前に右手を顔のとこ
ろに持っていき、何やら瞑想するように見えるので、オッサンは勝手に「哲学者」と呼
んでおります。(アホ) たぶん集中するための儀式なんでしょうね。
立ち合いから低く当たった翔猿関ですが、北勝富士関にがっちりと上手を掴まれてし
まいます。こうなると地力に勝る哲学者が有利です。
結果は哲学者が勝ち残りました。翔猿関も下半身を鍛えて自力をつけてきた感じです
が、やはり馬力では哲学者が勝ります。(馬力がある哲学者ってなんやねん。by妻)
そして注目された取組がもう一番。解説の北の富士さんも応援?している高安関です。
前日人気者の関脇若隆景関を下して3敗をキープ、優勝戦線に残っています。この日の
相手は地力をつけてきた小結霧馬山関。
隣で観戦していた夫婦の奥様が「高安、カワイイ」と言っていました。そういえば、
「千代丸もカワイイ」と言っていましたが、そういうもんですかね・・・ちなみにご主人
はスリムな方でしたけどね。(余計なお世話やで。by妻)
この日は霧馬山関を寄せ付けずに完勝。10勝3敗で哲学者とともに玉鷲関を追います。
人気者の宇良関は、先場所優勝の小結逸ノ城関と対戦。岩のように重い逸ノ城をどう
攻めるのか?期待しました。
しかし宇良関は相当警戒されています。腰のあたりに頭を付けて懐に入り込もうとし
ますが、中に入られるとメンドクサイことになるので逸ノ城関は終始突き放しにかかり
ます。幕内最重量の逸ノ城のパワーに圧倒され、土俵際まで押し込まれた宇良関、粘る
ことができずにそのまま押し倒され、またまた土俵下で裏返しになってしまいました。
その後、人気者で最近実力をつけてきた若元春(若隆景のお兄さん。次男坊)関が、
関脇大栄翔関に見事な勝利をあげました。きわどい一番で物言いがついたのですが、
行事軍配通りで若元春関の勝ち。上位と当たる前頭6枚目で見事な勝ち越しです。荒汐
兄弟の活躍は、相撲人気に十分貢献していると思います。
しかし大関陣の相撲は、この日も少々寂しい内容でした。
大関同士の御嶽海、正代(マサヨさん)の直接対決も、お互い負け越している者同士
でいまいち盛り上がりません。それでも正代が気持ちを切り替えて?御嶽海を一方的な
相撲で押し出しました。これで3勝10敗。カド番の御嶽海はもう気持ちが切れてしま
ったのか、気力を感じられずに4勝9敗。つい最近大関に昇進したばかりなのに、早く
もその地位を保つことができなくなってしまいました。大変残念です。次の場所で10勝
すれば大関に復帰できるのですが、この状況では難しいですね。一から出直しです。
結びの一番は、4敗同士の対戦。大関貴景勝関と関脇若隆景関です。実力者同士の対戦
なので、好勝負を期待していました。ところが・・・
なんと立ち合いで変化した若隆景関が、勢いよく突進してきた大関を突き落とし、
あっさりと勝負が決まってしまいました。えぇ~。
まぁ立ち合いに変化することは反則ではないですし、それに付いていけなかった大関
の失敗なのですが、観客としてはもっと盛り上がる相撲が見たかったですねぇ・・・
真剣勝負なので勝てる作戦を考えるのは当然だとわかってはいるのですが・・・
そういえば前日にはその貴景勝自身が、立ち合いの変化で哲学者に勝っていますから
貴景勝自身も文句を言えないでしょうけどね。
13日目を終えて、幕内のトップは11勝2敗の玉鷲関、星一つの差で追うのが10勝3敗
の高安と哲学者こと北勝富士の二人。いずれも実力者とはいえ平幕力士です。もうこの
3人に優勝争いは絞られました。優勝経験があるのは玉鷲関のみ。
残りは2日間、さてどうなりますか・・・
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