Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

大相撲秋場所14日目に行ってきました・・・その1

  ようやく秋らしい日になりつつある彼岸の時期ですが、墓参りに行かずに両国国技館
 に行ってしまいました。😆 
  妻は一度大相撲を観に行きたかったようで、しきりに「国技館やきとりがちょい気に
 なる」と言っておりました。プロ野球(タイガース)の試合や、体操の試合、スキー・
 ジャンプやサッカーのワールドカップの試合は一緒に観に行ったのですが、フィギュア・
 スケートと大相撲は連れて行ってあげられませんでした。あ、そういえば妻が注目をして
 いた羽生結弦選手が、年上の音楽家の方と電撃結婚?されましたよね。妻よ、知っている
 かな? 大相撲観戦の時は、妻の位牌をバッグに入れて、こっそり見せてあげています。
 (ま、他人に見られたら「アブナイ人」だと思われるから気ぃつけや。by妻)


  そんなことをつらつらと考えているうちに、両国に到着。駅周辺でお昼ご飯を済ませて
 から行こうと思いましたが、どのお店も(マクドナルドですら)大混雑。大相撲観戦の方
 ばかりではないと思いますが、少し涼しくなって人出が増えているのだろうか・・・
  仕方がないので、ちょっと割高になるけれど国技館の中で食べることにしました。


  午後1時過ぎ、幕下の取組が始まっていますが、まだ場内はまばらです。


  チケット販売も元に戻ったのか、相撲案内所(お茶屋さん)の御土産付きチケットが
 かなり出ているようです。といいますか、昔は一般に売り出されるチケットよりも多い
 と言われていましたが・・・コロナで規制が厳しかった頃はひっそりとしていましたが
 景気が回復してきたということであれば、よいことでしょう。でも、その反面、一般に
 売り出されるチケットの入手がかなり厳しくなりました。今場所は、かなり早い段階で
 15日分のチケットが完売し、東京場所には毎回行っている妻の友人も、チケットが入手
 できなかったということでした。オッサンはたまたま、先行抽選でよい席が当選してし
 まったので(しかも14日目)、いそいそとやって来たのでした。(前置きが長い。by妻)

  かくいうオッサンも、夏場所はチケットが入手できなかったので、久しぶりの国技館
 での観戦となりました。(1回休んだだけやろ・・・by妻)


  あ、少し前に引退された隠岐の海関(君ヶ濱親方)です。引退披露相撲のチケットを
 本人自ら宣伝販売しています。国技館の中には名力士だった親方衆が地味に働いている
 ところをよく見かけますが、このような自分の興行を宣伝しているところをたまに見か
 けます。この引退興行や断髪式というのは、引退力士にとってはハレの舞台であるのと
 同時に、経済的にも重要なイベントになっているらしいです。
 (そんなに詳しくは知らんやろ、えぇ加減なことを言うたらアカン。by妻)  

  働き者の親方と言えばこの方に敵う方は居ません。スイーツ親方こと、元横綱大乃国
 の芝田山親方です。今場所も毎日、一階通路でお菓子等の販売に勤めておられました。

     

  今回はお相撲クッキーのつかみ取り(1回300円)が目玉のようでした。しかし、
 手の小さいお客様のために、親方がデカい手を使って鷲掴みにして袋に詰めてくれます
 ので不公平感はないようです。😆 さすが、見た目の通りで優しい方です。
  そういえば親方は、「外国人とか知らない人は、こんな廊下でお菓子を売っているの
 が元横綱とは思わんでしょうな。その辺のデブのオッサンぐらいにしか思っていないの
 ではないかな?」なんて言っていたそうです。イヤイヤ、国技館でその辺のオッサンが
 商売はできませんって・・・😆 芝田山親方は、テレビの解説を務める日以外は、毎日
 場所中はスイーツ販売に頑張っておられます。なんだか応援したくなります。
 (そんなら、なんか一つくらい買え!by妻) 昔、デッカいマカロンを買いました。😆


   さて、相撲観戦の前に腹ごしらえです。まずは2階の「すし処雷電」にGO!

  すしセットは5貫で1,750円とちょい高め。オッサンはミナミマグロの中トロ、長崎
 産のアジ、三陸産のヒラメを注文。どれも1貫350~380円と高いですが、美味しいです。
 ここでは国技館内で唯一、生ビールが飲めるのですが、この日はなんとカリフォルニア
 の白ワイン(シャルドネ)がグラスで提供されていたので、オッサンは昼間からワイン
 でカンパイです。(結局高ぅついとるやないか、アホ! by妻)


  もちろんこれだけでは足りません。オッサンは予定通り、今度は地下に向かいます。
 国技館名物の「ちゃんこ」を頂くためです。いつも長蛇の列ですが、この時間帯はまだ
 お客さんが少ないので比較的早く食べることができました。 

  日替わりのようで、この日は「塩ちゃんこ」でした。たっぷりの野菜と、鶏肉つみれ
 が5個入っているので、かなり満足でした。税込500円と、国技館での食事では最もお得
 だと思います。地下の大ホールが食堂のようになっていて、そこで食べる仕組みです。
 お味もなかなかのものです。そりゃ、相撲部屋というか国技館のちゃんこがまずかったら 
 いかんですからね~ 😆


  お弁当やおつまみ、お酒やビールなども売っています。コロナ規制の頃にはビールを
 売ってくれませんでしたが、今ではOKです。また相撲グッズもいろいろ取り揃えていて
 見ているだけでも楽しいです。力士キャラのグッズ(タオル、うちわ等)が人気です。

 
  そして午後1時半頃から、幕内力士が続々と場所入りをしてきます。国技館の1階の
 テラスから、力士の場所入りがバッチリと見えます。まろママさんのブログにその時の
 ものと思われる写真が掲載されていて、こんなにじっくり見ることができるのかと思い
 オッサンもここでしばらく力士を待ち受けました。(ミーハーやの~ by妻)


  すでにかなりの人が群れをなしています。ちょっと後ろの方から覗いてみました。
  あ、最初に見えたのは琴恵光関です。すかさず「ことえこ~!」という声援が!

    

  しかし、戦いの前なので厳しい表情のまま、まっすぐ前を見て通り過ぎていきます。
 まぁ、ニッコリ笑って手を振ってくれるとは思いませんでしたが、やはり緊張感が漂い
 ます。宮崎県出身、体は小さいのに鍛え上げられた足腰で玄人好みの相撲を取る実力者
 です。今場所は2勝7敗から4連勝して持ち直していますが、負け越しの危機が続いて
 いますので、厳しい土俵が続きます。宮崎県に4年間住んでいた時は、地元の新聞やTV
 のニュースで「今日の琴恵光関」という感じで詳しく報道されていました。地方力士は
 地元のスターなんですよね。今日も頑張ってください。


  続いて現れたのは巨体の碧山(あおいやま)関。目の覚めるようなグリーンの着物の
 裾には、祖国ブルガリアの国旗があしらわれていました。碧山関もずっと前を向き、
 のっしのっしと通り過ぎて行きました。幕尻近くで既に4勝9敗ですので、これ以上の
 負けは十両への陥落を意味します。もう一つも負けられないですね。
  あ、今日の取組で先ほどの琴恵光関と対戦するのですね。ニアミス?でした。   

   


  先場所、新入幕で10番勝って敢闘賞を受賞し、大活躍した豪ノ山関です。幕内上位に
 上がってもここまで7勝6敗と頑張っています。今日は勝ち越しがかかります。大阪府
 寝屋川市出身。(だからどうした? by妻)


  あ、続いて2人の力士がやってきました。同部屋(境川部屋)なのですね、
 熊本県出身の佐田の海関と、長崎県出身の平戸海関。九州出身のお二人です。付け人が
 関取の私物を持ってあとからひょこひょこ?と、ついていきます。


  おぉ、周囲から一段と大きな声援が飛んできました。人気の高安関です。妻の友人は
 「近鉄大阪線(高安という駅がある)」と呼んでいます。😆
  大関挑戦や優勝に何度も手をかけながら、不運な黒星やケガなどでチャンスを掴めな
 いという「持っていない」力士さんで、解説の舞の海秀平さんが公共の電波を使って、
 「高安に勝たせてあげたい」とのたまうほどです。オッサンも「そんなことを言っても
 いいのかな?」と思いましたが、どこからも文句は出ないので、皆さんそう思っている

 のかもしれません。今場所もまだ優勝のチャンスはあります。頑張れ!


  お次は新小結の錦木関です。彼もケガで苦労しましたが、30歳を過ぎてもなお力強い
 相撲で、先場所の活躍でついに三役の地位に上り詰めました。テレビで、地元岩手県で
 開かれた披露パーティーの模様を見ましたが、本当に「郷土の誇り」という感じで地元
 の方々に愛されているようです。ファンに頼まれ、赤ちゃんを抱いてニッコリしている
 時の笑顔がステキでした。お相撲取りの方は、人格が優れていて優しい人が多いように
 思います。「気は優しくて、力持ち」・・・っていうのは昔から変わらないんですね。
  おっと、いつもは眼鏡なんですね。元気よく両手を振って、その反動を利用して?
 スタスタと早足で歩いていきました。


  おお、このシブイ着物の関取は、王鵬関です。言わずと知れた、昭和の大横綱大鵬の
 孫、相撲界のお騒がせ(結局追放された)元関脇貴闘力の息子というい角界のサラブレ
 ッドです。(もう一人は横綱琴櫻の孫、元関脇琴ノ若の息子の、琴ノ若関)
  大器の片鱗を見せるような豪快な相撲もありますが、幕内に上がってからは少し停滞
 気味です。まだ24歳と若いので、もっと上を目指して頑張ってほしいところです。

  あ、現役の関取で最年長の玉鷲関です。幕内優勝の経験もある実力者です。
  愛嬌があるので?、モンゴル勢の中でも人気があります。今場所は結果に結びついて
 いませんが、毎日力強い相撲を見せてくれます。残り2日間、頑張って!

    


  お次はメチャメチャ笑顔がキュートな?😆、隆の勝関です。三役も務めた実力者
 ですが、まだ29歳。再び三役を目指してほしい所です。でも最近は、ちょっと競争が
 激しくて、幕内上位から三役は定員オーバーのような感じですけれどね・・・ 


  おっと、ひときわ大きな歓声がしたと思ったら、今場所絶好調の熱海富士関です。
 熱海なのか富士なのか沼津なのか、どの駅に停車するのかよくわからない四股名です
 が(アホ)、再入幕の今場所はかなり力をつけている感じです。昨日は大関貴景勝関
 に敗れたものの、元大関の御嶽海関や、高安関、翔猿関にも勝っての10勝3敗は立派。
  厳しい表情の力士が多い中で、なんだか熱海富士関は付け人と話しながらにこやか
 な表情ですね。若いから、付け人とも年齢が近いし、ちょっと前までは高校生でした
 からね(高校生横綱)。まさか、この、まだあどけない表情の21歳が、いきなり幕内
 最高優勝をしてしまうのか・・・
  今日のテレビの解説は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)です。師匠の前で、実力
 者阿炎(あび)関と対戦します。静岡県出身のオッサンは応援していますよ!😆  


  午後2時を過ぎると、大物力士が続々登場します。 
  不祥事によって一時は三段目まで陥落して、ようやく幕内上位に復帰してきた、元
 大関の朝乃山関。もう30歳、しかもこの2年の間に多くの才能ある力士が続々と誕生
 し、大関復帰は簡単ではないでしょうが、甘いマスクで女性にも相変わらずの人気者。
 やはり、本来居るべき場所に早く戻ってほしいですね。
  どうでもいいけど、朝乃山関は歩く姿勢がよくて、舞台映えがするよなぁ・・・


  あ、人気者の宇良(うら)関が登場しました。黄色い歓声「うらちゃ~ん💓」が、
 聞こえました。😆 何を仕掛けてくるかわからない曲者ですが、毎日土俵を沸かせて
 くれます。宇良関も一度大きなケガをして下に落ちてしまっていましたが、ケガには
 くれぐれも気を付けて、幕内で暴れ続けてほしいです。
  彼は遠藤関の次くらいに、女性に人気なんですよね、でも大阪府寝屋川市出身。
 (関係ないって。by妻)

     


  キャー! という嬌声はないですが、その大人気の遠藤関。「遠藤関にお姫様だっこ」
 されたい、という相撲ファンの女性は数知れず。まぁ、それもわかるような気がします。

  しかしショッキングピンクのド派手な着物ですねぇ・・・
  膝と腰に爆弾を抱えているので大勝ちするのは難しくなっていますが、相撲の上手さ
 にかけては角界随一でしょう。ケガがなければ大関になっていたと思いますが、現在で
 も幕内の土俵になくてはならない力士です。今日はこれまた人気の湘南乃海関との対戦。


  おっと、そうこうしているうちにもう十両土俵入りが始まってしまいました。役力士
 の場所入りはまだですが、肝腎の相撲を見なくてはいけませんので、この辺で「入待ち」
 は終了。慌てて席に向かうオッサンです。
  さて、これから幕下上位5番からの取組を観戦しますが、長くなってしまったので、
 まずはいったん区切ります。(つぅか、まだ相撲の取組が記事になっとらんがな。by妻)