2022年10月 広島の旅 ⑤尾道スペシャル ~その4~ 海沿いの道の散策と「尾道灯り祭り」
今朝は昨日とうって変わって快晴の関東地方南部。ベランダに出ると少し汗ばむほど。
急いで洗濯機を回し、布団を干しました。今日は午後から出かける予定ですので早めに。
さて、中断していた尾道の記事を続けます。
映画資料館を見学している間に、もう午後4時。目当てにしていたラーメン屋さんの
閉店時間を過ぎてしまったので、映画資料館の真ん前にある尾道市役所の海沿いのテラ
スに行きました。しかし、ここは本当に市役所なの? 抜群のロケーションですね。
ウッドデッキのような遊歩道があり、市民や観光客の憩いの場になっています。
遠くには尾道大橋も見えますね。
反対側を見ると向島の街と造船所?が見えます。ベンチがあるといいのにな・・・
このまま海岸沿いの道を歩いてホテルに戻る途中、いろいろなお店がありました。
少し小腹がすいていたので、海沿いの道にあるラーメン屋さんへ。
最初は「つたふじ」さんという超有名店に行く予定でしたが、時間が間に合わずに
断念したので、Ohanaさんのブログで知った「喰海(くうかい)」という海岸通り沿い
のお店に行きました。中途半端な時間でしたが幸い、営業中でした。空いていたので、
「お好きな席へどうぞ」とのこと。迷わず海が見えるカウンター席へ。
うわ、本当に目の前が海ですよ。対岸の向島(むかいしま)の様子も良く見えます。
ただ時々、海沿いの遊歩道を通る人がその前を横切りますけどね・・・
特別メニューの「瀬戸内レモンラーメン」も食べてみたかったけれど、やはりここは
本場の尾道ラーメンです。並で700円だったと記憶しています。
はい、お待ちどう。煮干しベースの醤油味スープにこってりとした豚の背脂が入って
います。正統派尾道ラーメンですね。たっぷりのネギとメンマ、煮卵とチャーシューが
デーンと乗っています。これは美味しそう!
ベースはあっさり風味ですが、豚の背脂が入っていてコクもあり、縮れ麺がスープと
良く絡んで美味しいです。あまりしつこくないのでオッサン好みの味。満足です。
食後は再び海岸通りを散歩しながらホテルに戻ります。
ここ ↓ はおからドーナツで有名なお店。もう遅い時間なのでチョコがけのドーナツは
完売。残っていたプレーンのドーナツを購入しました。
その近くには有名なアイスクリーム屋の「からさわ」さんがありました。もう閉店
間際なのですが、数人の観光客がいました。オッサンもひとつだけ有名な「アイス最中」
を買いました。海沿いの遊歩道で、海を見ながら立ち食いです。
サクサクした生地、濃厚な卵ミルクの味がするアイスクリームの組み合わせが絶妙
です。1個150円だったかな? 結構なお値段ですがホンモノですからね。
ここでいったんホテルに戻り、シャワーを浴びてから再び出かけます。
実はこの日10月8日は尾道「灯り(あかり)祭り」の日で、尾道本通り商店街や線路
の北側にあるお寺が手製の灯りで彩られるというので、日が落ちてから観に行くことに
しました。コロナの影響で2年間中止されていたため、3年ぶりの開催だそうです。
午後6時から開始ですが、少し前から係の方が準備をしています。商店街の中でも、
お店の近くの左右にコップのような灯りがずらりと並べられ、通路は真ん中だけになり
ました。人出も多いので、アーケードの本通り商店街は大混雑です。オッサンは商店街
を離れて、線路の北側にあるお寺の方に行ってみることにしました。
なんと商店街から橋で線路を越えて行く道から、お寺に向かう階段にも灯が並べられ
ています。なかなか壮観です。
最初は一番駅寄り(西側)の持光寺に参ります。お寺の中は参拝できませんが境内は
開放されており、そこに置かれた灯の織りなすイルミネーションを鑑賞できました。
地元の方々もかなり詰めかけています。小学生らしい女の子が「あ~、私が造ったの
があったぁ~!」と嬉しそうに叫んでいます。その声を聞いたお父さんがやってきて、
「どれどれ」と一緒に見ていました。地元の方々が手作りで準備しているのでしょうね。
よく見ると、コップの部分に絵が描かれています。それで、わかるのでしょうね。
それにしてもいったいいくつ灯があるのでしょうか?商店街や街中にも一杯ありました
し、このお寺の境内や参道にも途切れることなく並べられています。
隣のお寺に続く道や、線路を跨いで商店街の方に続く石段にも灯が並べられています。
いやぁ幻想的な光景ですね。この灯り祭りの日だったので、街が混雑していただと
思われますが、この日に来てよかったです。
光明寺というお寺の境内です。
実は昼間に登った千光寺も灯りで飾られているそうです。この日は特別に夜間もロー
プウェイが運行中ですが、乗り場までは少し遠いので、千光寺新道という坂道を登って
行くことにしました。(オッサン、足腰大丈夫か?by妻)
結構急な坂道&石段の道で、思った以上にしんどかった。途中休み休みしながら、
20分ほど歩いてようやく入口まで辿り着きました。汗びっしょり・・・
ここもかなりの人が来ていました。本堂は閉まっていますが、その近くの石段まで
途切れることなく灯が並べられていました。
千光寺から眺める夜景です。向島の街の明かりがまぶしい。
市役所と尾道大橋はライトアップされています。灯り祭りが開催されているためか、
街中も明るく照らされています。
いやぁ、夜景もすばらしいですね。たぶんこの日は特別美しいのだと思います。
つぅかオッサン、パンダを連れて坂道を登って来たんか・・・(by妻)
天寧寺の海雲塔もライトアップされていて美しいです。これは、しんどい思いをして
登ってきた甲斐がありました。
帰りは千光寺へ通じるメインルート、千光寺道を下って街中へ戻ります。ここもかなり
の観光客がいました。人通りを避けてスマホ撮影するのが大変・・・
踏切を越えて行きます。この踏切は結構な交通量だと思われます。
坂道を昇り降りしてきたので、少しお腹が空いてきました。時刻は午後8時過ぎ。
商店街の中のお店はどこもかなりの混雑。ハロウィーンが近いせいか、こんな飾り ↓ を
軒先に出しているお店がありました。小さなお子様がビビっていましたけど・・・
アーケードの途中にあった有名な蒲鉾の「桂馬」さんに立ち寄りました。
瀬戸内の魚しか使わず、保存料なども一切使わない新鮮な蒲鉾とビールの屋台が出て
います。オッサンが見逃すはずはありませんね・・・
昼間はこんな感じ ↓ です。店先で出来立ての蒲鉾を頂くこともできます。昼間来た時
も観光客らしき方が何組か訪れていました。
お土産用に、こんな楽しい詰め合わせもあるようです。一人者にはちょっと多いので
オッサンは夜食用に小さなカップ入りの蒲鉾を買いました。(まだ食べるんか?by妻)
夕食は海岸沿いの和食のお店で。ちょっと鮨屋っぽい感じでしたが、なんとドリンク・
メニューにカリフォルニアのケンゾー・エステートのワインが載っています!うひゃぁ、
すごい値段です。さすがのオッサンも断念しました。(当然や。by妻)
オッサンが注文したのは地ビール、しまなみGOLDEN ALEです。スッキリ爽やかな
飲み口ですがコクがあって、とても美味しい。疲れも吹っ飛びました。
(ケンゾーのワインを飲んでいたらお札が吹っ飛んでいたところやったな。by妻)
せっかくなので瀬戸内の地魚握りを注文しました。3,300円もしたけど・・・一応全部
地元の魚らしいです。ウニも獲れるのね・・・いや、これはさすがに山陰の海かな?
あとは珍しいワタリガニの軍艦、瀬戸内と言えばタイ、イカ、アジとどれも大ぶりのネタ
で食べ応え抜群。名前を忘れてしまった地元の茹でエビ、お約束のふっくらした煮アナゴ
そして最後(下段右端)は「アコウ」と呼ばれる高級魚。キジハタです。ぷりぷりの白身
でやや淡泊な味ですが、旨味がすごい。
こちら ↓ がアコウさんです。いい面構えをしているな・・・
食事を済ませてホテルに戻る途中、向島へ向かうフェリー乗り場には多くの人がいま
す。灯り祭りを見に来て、向島に戻る方々でしょうか・・・このフェリーは、早朝から
深夜までひっきりなしに尾道と向島の間を往復しているようです。
ホテルに戻って・・・またカンパイです。
この日はブルゴーニュの白、大手ネゴシアンのブシャールさんのA.Cブルゴーニュ。
2019年ですがお手頃価格。先ほど購入した桂馬さんの蒲鉾と魚肉ソーセージ(バジル
レモン味)、夕焼けカフェドーナツのプレーンがおつまみです。(食べ過ぎじゃ。by妻)
今回は少し長くなりました。尾道スペシャルはこれにて終了です。
お付き合いいただき有難うございました。
(イヤ、まだ旅は終わっとらんやろ。次はどこへいくんや?by妻)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。