今日はコンサートに行ってきました・・・ブラームスはお好き?(アホ)
今日は長らく待ち望んでいたコンサートです。勤務先から電車で30分もすれば着いて
しまうホールなので便利でした。
しかしドジなオッサン、開始時刻を1時間間違えていました。😝(アホ)
まぁ遅れたわけではなくて早すぎたのですが・・・午後7時開演なのに、5時半過ぎ
には到着してしまいました。ホールはまだ入ることができないので、仕方なく・・・
・・・やっぱりな(by妻 & 皆様)
オッサンの時間つぶしと言えば、どうしてもこうなってしまいますね😆(アホ)
駅の反対側の地下街にあったヴィノスやまざきさん(静岡市に本店があり、近年首都
圏で店舗を拡大しているショップで、コスパの良い自社輸入ワインを多く扱っている)
に立ち寄り、カウンターでワインの試飲をしてしまいました。この日はカリフォルニア
特集で、ルーサンヌというフランス・南ローヌの品種を使った珍しい白と、ボルドー・
ブレンドのナパ・ヴァレーの赤でした。どちらもなかなかユニークで、コスパは抜群。
赤は2014年なので程良くこなれていて滑らかな舌触りでした。100mlずつを2杯頂き、
約1,000円でした。エノ●カさんに比べるとだいぶ安いです。
さらに、駅ビルの中にそのエ●テカさんの店舗があったのを思い出したオッサン😆、
ワインの試飲をはしごしてしまいました。(アホぅ。何しに来とるんじゃ!by妻)
イタリア・トスカーナ地方のシエーナ近くにある超有名な生産者、カステッロ・アマ
さんの造る珍しいピノ・ネーロ(ピノ・ノワール:ブルゴーニュ赤ワインの品種)です。
「イル・キウーゾ」というヘンテコな名前を付けています。締め切り、とか品切れとか
いう意味でしょうか?ブルゴーニュの赤とはちょっと違うテイストでしたが、なかなか
風味が豊かで高品質なワインでした。確かに面白いけど、高いから買わないな・・・
ということで、コンサートの前にワインを300mlも飲んでしまったオッサン、ホントに
何をしに来ているんでしょうか?(自分で言うな。😒 by妻)
さらに、ちょっとお腹が空いてきたので、急いで早めの夕食にしました。エキナカの
プロントでちゃちゃっと済ませます。アボカドと小エビのジェノヴェーゼ生パスタです。
アイスコーヒーと合わせて1,200円もしましたが、ヨーロッパで晩御飯を食べること
を思えば安いと感じてしまいました。この金銭感覚はヤバいな。
さて、時間をつぶして(余計なお金も使って・・・)再びコンサート会場へ参ります。
ホールの前には、音符の形をしたオブジェがありました。ちょっとシュールな感じ。
ミューザ川崎は、JR川崎駅に隣接していて商業施設やオフィスの中に組み込まれてい
る感じの都市型ホールです。アクセスも便利で、周囲に飲食店も多いです。しかしここ
は東日本大震災の時にホールの天井が崩落し、復旧するまでしばらく閉鎖されていまし
た。現在は耐震補強もされているので安心だと思いますが、この辺りは地盤が緩かった
のでかなり激しく揺れたそうです。(この近くに住む先輩の家も少し被害があったそう)
さて、本日のコンサートはオッサンが3年越しで楽しみにしていたものです。3年前
にコロナのために直前で中止となり、泣く泣くチケットを払い戻したのですが、今回は
その時と同じプログラムを持ってきてくれました。
はいオッサンが贔屓にしている米国の女性ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンさん
のコンサートです。演目はブラームスのヴァイオリンソナタ全3曲。伴奏者はアンドレ
アス・ヘフリガーさん。いつもコンビを組んでいますね。
ヒラリー・ハーンさんは5年前、まだ宮崎にいた時にパーヴォ・ヤルヴィさん率いる
ドイツカンマー・フィルの演奏でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番(トルコ風)
を生で聴いたのですが、ソロ(デュオ?)は初めてです。彼女の優れた技巧と高い音楽
性は既に十分承知していますので、とても楽しみです。昔聴いた女王アンネ・ゾフィー
・ムター様も凄かったですが、きっとヒラリー・ハーンさんも素晴らしいと思います。
最近のコンサートでは、高価なプログラムを売ることは少なくなり、簡単な小冊子を
無料で配布してくれます。豪華な写真は載っていませんが、この方が有難いですね。
この日はオッサンにしては珍しく1階の良い席を確保しておりました。舞台中央よりも
やや左よりで、ピアノの鍵盤もよく見える席でした。
開演時間を5分程過ぎた頃、ヒラリー・ハーンさんが舞台に姿を現しました。青色の
ドレスをまとって颯爽と登場です。ヴァイオリンと弓を左手に、右手には眼鏡を持って
いました。そして、演奏する時には眼鏡をかけていました。
(主催者のジャパン・アーツさんのHPから写真を借用させて頂きました。)
演奏は前半に第一番ト長調Op.78「雨の歌」と第二番イ長調Op.100です。オッサンが
好きな第二番が艶のある演奏で良かったな~
そして後半は満を持しての第三番ニ短調Op.108。オッサンがヴァイオリン・ソナタで
一番好きな曲です。劇的で、情熱的で、それでいて哀しみを帯びています。スケルツォ
楽章を挟むというまるで交響曲のような四楽章構成の大曲です。
第一楽章からダイナミックでノリの良い演奏で、思わず引き込まれます。そして抒情
的な第二楽章。たおやかに奏でられる美しい旋律に、思わず涙がにじんできました。
ちょっとおどけた第三楽章(スケルツォ)の後は、怒涛のような劇的な終楽章です。あ、
そうだ。この曲は妻が発表会で弾いた曲です。もちろんヴァイオリンではなくてピアノ
の方ですが・・・(そらそうよ。by妻)
ヒラリーさんの演奏は見つからなかったので、他の方の演奏で・・・
ブラームス ヴァイオリンソナタ 第3番 最終楽章 Brahms Violin Sonata No. 3 Final mov.
妻が習っていたヴァイオリンの発表会で、妻はいつもヴァイオリンの方は分不相応な
難曲にチャレンジして撃沈していましたが(うるさいな~もう、えぇやんか。by妻)、
最後の〆にヴァイオリンの先生とソナタを演奏していました。フランクのソナタの第一・
第四楽章、ベートーヴェンの「春」第一楽章、そしてこのブラームスの第三番の終楽章
を演奏していました。素人(とちゃうか、セミプロか)にしては、なかなかよく出来て
いたと記憶しています。(ケッ、偉そうに。🤒 by妻)
そのことを思い出して、ヒラリーさんの名演を聴きながら、涙があふれました。
そうそう、ちゃんと妻の位牌も一緒に連れてきましたのでね・・・
あっという間の1時間半。会場も盛り上がり、アンコールは2曲。最後はブラームス
のF.A.Eソナタのスケルツォです。これも盛り上がったな~
これもヒラリーさんの映像がないので、カヴァコスさんとユジャ・ワンさんの演奏を。
Kavakos, Wang - Brahms - Scherzo from FAE Sonata
F.A.Eとは、Frei Aber Einem (自由だが孤独)というドイツ語の略だそうです・・・
大作曲家ブラームスさんは若いころから才能がありイケメン(髭面の晩年からは想像
できませんが)だったそうですが、功成り名を遂げた後も生涯独身を貫きました。
彼がこのF.A.Eソナタに託したものは何だったのでしょうか・・・
そういえば、その辺に転がっているような、才能もなくむさ苦しいこのオッサンも、
F.A.Eですけどね。とはいえ、さんざん好き勝手に楽しいことをしていますので、まぁ
放っておきましょう。😆 (もう知らんわ。by妻)
最後に、ヒラリー・ハーンさん本人の演奏を・・・圧巻のブラームス、ヴァイオリン
協奏曲ニ短調Op.77 の第三楽章フィナーレです! ブラーヴァ!!
Hilary Hahn: Third Movement of Brahms Violin Concerto in D Major, Op. 77
おまけ・・・
この演奏会では、終演後にヒラリー・ハーンさんとアンドレアス・ヘフリガーさんの
サイン会がありました。権利があるのは、会場でCDを1枚でも購入した人です。
というわけで、オッサンは1枚1,980円のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集のCDを
買い、サイン会の列に並びました。😆(ミーハーやのぉ。by妻)
ヒラリーさんにニッコリ笑ってサインをしてもらいました~🤩
残念ながら、握手やツーショット写真はご法度でした。(あったりまえやん。by妻)
しかしサインって、読めないよな~ 😆












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