Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

記念日なので、またまたワインを開けました😆・・・

  昨日は曇りでしたが湿度が高くて蒸し暑い一日(関東地方南部)でした。
  このところ、突然の株価暴落や円高となっていますが、少し流れが変わってきている
 のでしょうか? それでも以前に比べれば株価は高く円は弱いのですが・・・
  プロ野球は神宮のタイガース戦はフ●TV系列の有料放送しかなかったため、やむなく
 広島Vs巨人戦をテレビ観戦しました。カープ、絶好調ですね。昨日は広島にとって特別
 な日、見事な快勝でした。世界はますます物騒な状況ですが、非核反戦の願いを新たに
 する一日でした。一方タイガースは逆転サヨナラ負け・・・😖


  さて、この日の夕食はちょっとゴージャスに・・・ 

    

  と言いますのも、翌日(本日)はオッサンの59歳の誕生日でしたので・・・😆
  (なんやかんや言って、いいワインを開ける口実になっとるだけやろ。by妻)


  先日小田急町田店のデパ地下にある柿安さんで20%引きで購入した松阪牛のランプ肉。
 産地規制が厳しくなってからはなかなか口にすることがなかったのですが、この値段なら
 ・・・と思って久々にGET。ちょっとオッサンには量が多いかなと思いましたが、柔らか 
 くてジューシーで、さすがの貫禄でした。普通のヒレ肉よりは美味しい感じでした。
  あとはR/F1のイチジクと生ハムのサラダ、アンデルセンのクルミパン(小)、そして
 肝腎のワインは・・・


  オリンピックじゃないけど、フランス対イタリアの王者対決です。(ハーフボトルで
 すが😆) イタリア代表はスーパートスカーナのトップ格「サッシカイア」、対する
 フランスはボルドーのメドック地区格付第一級の「シャトー・ムートン・ロートシルト」
 です。いずれも15年以上前に、今では考えられないリーズナブルな価格で購入していた
 ものです。サッシカイアは2004年、ムートンは1997年と年号は違いますが、比較試飲を
 するのは初めてですので興味津々でした。

     


  結果は・・・オッサンの好みではムートンの圧勝。10対1でフランスが金目鯛です。
  同じカベルネ・ソーヴィニヨンという品種がベースなのに、この違いは・・・
 サッシカイアは、開けた瞬間に濃厚でケバイ?香りがしました。ド迫力ですが、これは
 ちょっとやり過ぎでは? 口に含むと予想通り果実が過熟気味で、干したプルーンのよ
 うな口当たりです。これは全然オッサンの好みではありません。ちょっと失望しつつも
 しっかりと味わうと、意外にも雑味はなくてシルキーな舌触りで上品な味わいになって
 います。その点はさすがなのですが、やはりこの干しブドウのような香りとアタックは
 オッサンにはNGです。こういうタイプを志向しているのかわかりませんが、ちょっと
 無理して造っている感じがします。あくまでオッサンの好みに合わないだけかもですが。


  それに比べると、ムートンははるかに上品で高級感があふれています。1997年という
 弱い年ですが、実にバランスが良く美しく仕上がっています。もっとも、25年も経って
 ようやく飲み頃かい!、というほど晩熟なのが玉に瑕ですが。
  この2つの偉大なワインの最大の違いは、酸味かなと思います。サッシカイアは十分
 な酸味がなく、干したプルーンのような過熟した果実味と膨大なタンニンに見合った酸
 が不足しているため、やや締まりのない感じがしました。しかしムートンは、十分な酸
 があるので、味わいに奥行きが出て来て構造的な感じがします。(意味不明や。by妻)
 そしてタンニン(渋み成分)も熟成によってやわらぎ、バランスが良く穏やかな味わい
 になっていました。しかし口の中でじっくり味わうと、旨味がにじみ出て来て美味しく
 感じます。そして飲みこんだ後の余韻も長い・・・これは超ド級ワインではないですが
 かなりの品質レベルです。さすがはムートン様・・・参りました。 

    

  この年のエチケット(ラベル)の絵が、また楽しいのです。ニキ・ド・サンファル
 さんという女流画家なのですが、この漫画のような絵は妻が大好きだったなぁ。妻が
 健在な時(15年前)にはまだ早すぎて開けられなかったんだよね、すまん・・・
 (結局オッサンが一人で飲んでいるんやないの。ずるいわ~ by妻)


  さて、今日も朝から猛烈な暑さになりそうですが、これから出かけてきます。
 やっぱり10連休もあると、一度はどこかに行かないと落ち着かないオッサンです。
 (ひとつ歳をとっても全く成熟せんな、このオッサンは・・・by妻)