Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

週末の食卓・・・ほとんど買ってきたものやん(by妻)

  金曜日から日曜日にかけて、ワインを開けるための食卓(本末転倒や。by妻)。
  まずは金曜日・・・

    

  お刺身の三種盛り合わせが20%引きで、約500円。戻りガツオと宮崎のブリ、アジの
 太平洋セット?です。宮崎セットと言ってもいいかな。宮崎のカツオは一本釣りの生。
 この冷凍ものとはちょっと違いますけどね。まぁ、これでも十分美味しいです。煮物と
 冷奴はオッサンの食卓にはひつじ品、ちゃう必需品です。(アホ)
  そしてワインは、南アフリカの白・シャルドネですが、造り手はティム・アトキン氏
 の南ア・ワイン格付で堂々の第1級の地位を獲得した優良生産者、ニュートン・ジョン
 ソンさん。これは、ファミリーリザーヴというちょっといいクラスのものです。(でも
 価格は日本で購入しても3,000円台。しかしもう売り切れています・・・)
  南アフリカに駐在されているヨハネのケーシーさんが訪れたワイナリーですね。ここ
 は比較的リーズナブルな価格で高品質なワインを生み出しているのでねらい目なのです。


  飲んでみて驚いた! これはブルゴーニュの1級クラス(約2万円弱)のワインの味
 です。2019年とまだ若いのですが(南半球なので収穫は半年早いですけど)、もう十分
 美味しくなっています。なんという緻密さ、バランスの良さ。ヨーロッパ以外の土地で
 造られたシャルドネのワインはリッチだけれどなんとなく画一的で、深みが足りないと
 思っていた傲慢なオッサンの鼻っ柱を、このワインはへし折りました。
  いやぁ素晴らしい、これが3,800円?、 ウソでしょ。膨大な果実味と十分釣り合う酸味
 があり、豊かなコクと舌触りのよい滑らかさがあります。これはお買い得ですが、調べ
 てみると既に販売元では売切れ・・・残念。ファミリーヴィンヤードではないノーマル
 なシャルドネとピノ・ノワールはまだ売っています。うーん、どうしようかな・・・
 (また買う気か?オッサン。by妻)

    

  南アフリカ、ケープ州のヘルマナス(ハマナス)エリアにあるワイナリーです。
 タツノオトシゴのマークが商標なのかな?秀逸な生産者だと思います。さすがティム・
 アトキンさんの目(舌?)は節穴ではないですね。

     

  ニュートン・ジョンソンさんのワインは2本購入していました。右側はノーマル版の
 ピノ・ノワール(ブルゴーニュの赤ワインを造る品種)です。


  土曜日のお昼は自宅で。青森・津軽地方の煮干しの効いた醤油ラーメンです。 

  山頭火のチャーシューと、モヤシ炒めを入れました。あ、茹で卵と刻みネギを買い忘
 れた。😱(アホ) 
  ベースは醤油味なのに、このスープの色を見てお分かりのように魚介系の出汁が濃く
 抽出されています。いりこ出汁ラーメンという感じ。美味しいけどね。麺は細めです。


  土曜日はこの後、NHKホールでマエストロ・ブロムシュテットさんのマーラーの交響
 曲第9番を聴いてきましたので、晩御飯は買ってきたものを並べただけです。しかし、
 夜9時前の渋谷東急フードショーは、いろいろなものが値引きになっていてラッキー。

  

  オージービーフのモモ肉のローストビーフ、R/F1のお惣菜でオッサンがよく購入し
 ているアボカドとハーブチキンのサラダも20%引きで、100gで400円以下でした。😝
 アンデルセンのレーズンパンは値引きしていなかった・・・ケチ。(どっちがケチじゃ、
 よう考えてみぃ! by妻)


  ワインは渋谷東急フードショーのワイン売り場で特売をしていた、オッサンが敬愛す
 るブルゴーニュの名ネゴシアン(ワイン商)、ジョゼフ・ドルーアン様のワインです。
 なんとほとんど一般人が目にすることが無い特級のクロ・ド・ヴージョーが売られてい
 ましたが、価格は4万円。😱 オッサンは2019年の夏、ロンドンのワインショップで
 19,800円で購入したのですが、3年でもう2倍か・・・
  ということで購入したのは、販売員さん(たぶん輸入元の三国さんから派遣された方) 
 の薦める、オッサンでも買える3,700円のコート・ド・ニュイ・ヴィラージュです。
 販売員のオッチャンいわく、「これが一番値引き率が高いんですよ。しかも『この辺』
 のワインが入っていますからねぇ」と。解説しますと、コート・ド・ニュイ・ヴィラー
 ジュというのはコート・ド・ニュイ地区で規定を満足したワインということですが、実
 は本来はもっと格上の村名(ジュヴレ・シャンベルタンとかヴォーヌ・ロマネとか)の
 畑から取れたブドウを格下げしてこのワインに混ぜている、ということのようです。

     

  年号は2017年とまだ若いのですが、素材の良さは十分わかります。濃い黒紫色をして
 いますが、口に含むと舌触りは滑らか。香りはまだ十分開いていませんが十分美味しい。
 ローストビーフにはよく合いました。


  そして、本日日曜日は・・・

    

  前日、東急フードショー(デパ地下)で半額で購入した、山形県米沢エリアの銘柄牛、
 「手ノ子牛」のロース焼肉(部位はザブトン)と、前日の残りのローストビーフです。
 いや、この手ノ子牛はすごい。ほどよく脂がのっていて柔らかくてジューシーです。
 これに合わせるのは、オッサンが昔からこよなく愛飲(アイーンじゃないよ)している
 ブルゴーニュ、ジュヴレ・シャンベルタン村の名手、クリスチャン・セラファンさんの
 ジュヴレ・シャンベルタン村名のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)の2005年です。
 先日、そろそろ飲み頃かなと思ってセラーから引っ張り出しててきたのですが・・・


  開けた瞬間、なんだこれは! 香しく濃密な香りが広がります。閉じ込められていた
 何かが飛び出てきたような感じです。なんだろう、果実の香りではなく、むしろ花の香
 り。でもなんの花なのかはわからない。ちょっと吸い込まれそうな、蠱惑的な香り。
  口に含むと、もう完璧。昔、何も足さない、何も引かないっていうウィスキーの宣伝
 があったけれど、まさしくそんな感じ。ものすごい集中力ですが、果実味と酸味が調和
 していて、渋み(タンニン)は液体の中に溶け込んでいて全く感じません。いやこれは
 すごいや。さすがはセラファン様の名高い村名ヴィエイユ・ヴィーニュ。これでこんな
 にスゴイとなると、1級のカズティエ、特級のシャルム・シャンベルタンはどんな出来
 なのか気になります。2005年という、近年まれに見る優れた「強い」ヴィンテージなの
 ですが、今ちょうど飲み頃のピークにさしかかったようです。たぶんあと15年は保つ
 のではないでしょうか。本当に素晴らしい・・・久しぶりだよ、こんなワインは・・・
 (長々とウンチクを語りまくってからに、もう。by妻)

      

  そしてもう一つ。良いワインは全然酔わないんですよね。頭が痛くなることもない。
  ピュアで高品質なブドウから造られているし、発酵しすぎてアルコールでバランス
 が崩れるようなこともないですからね。安心安全です、高いけど・・・
  あ、そうだ思い出した。ジョゼフ・ドルーアン様は、セラファン様の畑から取れる
 ブドウを購入して自社ワインのジュヴレ・シャンベルタンを造っていたようです。
 名人は名人を知る、ということでしょうね。今でも取引は続いているのかな?
  
  さぁ週末のお楽しみもこれまで。明日からはまた仕事ですよ・・・はぁ~い・・・
 (小学生か! by妻)