Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日(昨日)は記念日でした・・・

  もう次の日になってしまったけれど、昨日は32回目の結婚記念日でした・・・
  なんだかもう、どんな感じだったのか思い出せなくなっているような感じがしますが、
 一人で祝う空しい記念日も、もう11回目なんだな・・・


  昨日は久しぶりに渋谷に出てきました。

  パルコの前を久しぶりに通りました。ちょっと改装されて綺麗になった感じです。
  あ、東京ナイトマーケットという催し物をやっていました。テントが並び、いろいろ
 な食材とお酒を出す露店がずっと並んでいました。ちょっとそそられましたが、ここは
 我慢のオッサン・・・

  なぜなら、目的地はここだから・・・

  この日の公演は、なんとチケットが完売。早めに購入しておいてよかった・・・
 といいますのも、御歳97歳の巨匠、スウェーデン人のN響名誉指揮者のヘルベルト・
 ブロムシュテットさんのコンサートだからです。あの、正真正銘の97歳なんですよ。

    

 毎年10月に日本に来て頂き、精力的に3つのコンサートをN響と共演して頂いています。
 オッサンが子供のころからN響を振っていたのですよね・・・そしてオッサンが宮崎に
 いた頃、たしか7年前かな? 地元のテレビ局主催のコンサートに招かれて、この巨匠
 のコンサート(演目はブルックナーの交響曲第7番という大曲)を聴いたのでした。


  今回はシューベルトの交響曲のプログラム。有名な第7番「未完成」と、大曲第8番
 の「ザ・グレイト」です。まぁシューベルトの交響曲なんて普段は聴きませんからね。
 久しぶりの生演奏、楽しみです。  

  この日の演奏はテレビ収録があるようで、N響アワーで放送されると思われます。
 あ、いけない! 妻の位牌と写真を持ってくるのを忘れたぁ!(ドアホウ! by妻)
  
  シューベルトの音楽は、やはり古い時代を感じさせるものの、メロディーの美しさと
 一所懸命?な感じがあって個人的には面白いと思います。(また上からやな。by妻)
 わずか31年の生涯で、交響曲やピアノ曲、そして室内楽曲や歌曲をたくさん残しました
 が、生前は全く売れず不遇なまま亡くなってしまったのです。せめてベートーヴェンの
 ように50代まで生きていたら、どんな曲を作っていたのかなと思いました。その点では
 モーツァルトもそうですね・・・爺さんになってから作った曲を聴いてみたかったね。


  はい、最近のN響は演奏終了後の写真撮影はOKですので、バチバチ撮りました。😆

  マエストロはさすがに足腰が弱くなっているようで、コンサートマスターに支えられ
 て舞台に登場しました。しかし指揮台に向かうと(椅子に座ってですが)、研ぎ澄まさ
 れたような鋭い身のこなしでオーケストラを巧みに指揮します。ブロムシュテットさん
 は指揮棒を使わず、手と身振りで指揮をしますので見ていても興味深いです。

  繰り返しますが御年97歳。こんなに元気で、一時間近い大曲を指揮できるなんてもう
 スゴイを通り越して神がかりです。マエストロ、有難うございます。いつまでもお元気
 で。ぜひ100歳のコンサートを東京で開いて頂ければと思います。 


  そして、そそくさと帰宅して記念日ディナーにとりかかります。妻がいた頃は、オッ
 サンの役目はワイン選びとコルク抜きだけだったのですが、今となっては自分で全部を
 やらないといけません。そういや妻は、記念日料理は気合を入れていたよな~
 (今頃何を言うとるんや。もっと早うに感謝せなアカンとこやで。by妻)


  オッサンはいつも手抜きなので、30分もあれば食事の支度が整います。

   

  青森産の鮭を使ったスモークサーモンとゴールドキウィ、リングイネ(やや幅広パス
 タ)のキノコクリーム、そして黒毛和牛のヒレ肉、シャトーブリアンです。10%引きで
 したが、それでもかなりの値段。記念日だから張り込みました~ 😝  

  食べかけの写真でお行儀が悪くてすみません。ちょっと焼き過ぎたかなと思いました
 が、意外にイイ線いっていました。これだけ質の高いお肉ですと塩・胡椒で十分です。
 柔らかくてジューシー、脂のしつこさが無いので140gでもちょうどよかった。


  しかし・・・この日のために用意したとっておきのワインが・・・またもブショネ、
 (不良コルクの匂いと味がワインに伝染ってしまう最悪のトラブル)でした。😢😢😢
 ここ5年くらいは遭遇していなかったのに、立て続けに2回連続でブショネでした。
 オッサン、呪われているのか?(バチが当たっただけやろ・・・by妻)
  ちなみに銘柄はオッサンが愛好するジュヴレの巨匠アルマン・ルソー様の比較的安価
 な1級畑ワイン、ジュヴレ・シャンベルタン、カズティエの2010年でした。


  でも前回のブショネよりは軽度なので、イヤな臭いと味はしばらくすると気にならな
 くなりました。でも、ちょっとショックだな・・・本来の香りと味がわからないから。


  さぁ、もう夜は更けた。 Ancora un Bacio・・・♪