Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㊳ バスク博物館の続きとお楽しみのバル巡り・・・

  久しぶりに連続して旅行記です。
  昨日の記事はちょっと頭でっかちで面白くなかったですが、悪しからず。
  さて、サン=セバスチャンのバスク博物館の続きからです。サン=テルモ修道院の
 建物をそのまま使っている博物館なので、こんなユニークな展示コーナーもあります。
 礼拝堂まで展示スペースに利用されていました。

  この先はバスクの人々の(昔の)生活に使われた展示が続きました。素朴な感じです。

  バスクの有名な織物や、その道具も展示されています。

  これは農耕に使われた器具でしょうか?19世紀の鉄鉱石鉱脈の発見と鉄鋼業を中心と
 した産業が興隆する前のバスクは、山と海に挟まれた素朴な農耕地域だったようです。

  地上階に降りますと、少し時代が遡って中世から古代の展示物になりました。

  ターバン?のようなものを巻いたバスクの人たちのトルソ(胸像)がたくさんありま
 した。イスラム系(北アフリカのベルベル人)のような感じですが、彼らはイスラム系

 ではありません。しかし周囲のヨーロッパ系の民族とはちょっと風俗が違う感じです。

  1時間という駆け足で、しかも解説文もわからなかったので十分理解ができたわけ
 ではありませんが、バスク人のユニークさはよくわかったような気がします。 


  博物館を出たのは午後8時ですが、まだ空は明るさが残っていました。しかし、もう
 そろそろサン=セバスチャンのもう一つの顔、夜のお楽しみのバル巡りの時間です。
 オッサンもそろそろお腹が空いてきましたので、事前に調べておいたバルを3軒はしご
 することにします。 

  実は現地在住の日本人女性が主催する「日本語ガイドによるバル巡りツアー」という
 のがあるのを知り、その方が便利だろうと申し込もうと思ったのですが、既にこの後の
 ボルドーでの日本語ガイドによるシャトー巡りを申し込んでいたため、ここでは自力で
 バル巡りにチャレンジすることにしました。ポケトークもありますし、ボルドーと違い
 自分の足で目的地に向かうことができますからね・・・少しは節約にもなるし。
  
  ということで、まず一軒目です。


   最初に入ったのはこのお店、ガンバラという著名なバルです。やはり人が並んでいる
 のですぐにわかりました。あ、店の外のテーブルには日本人グループがいます。女性の
 方に引率された観光客っぽい。あ、これはひょっとしてオッサンが申し込もうと思って
 いた「日本語バル巡りツアー」御一行様ではないでしょうか?(確かなことは不明)

2024年4月30日 サン=セバスチャン バル巡り
  どうでもいいんだけど、オッサンが列に並んでいた間中ずっと、この日本人の男性が
 はしゃぎまくってデッカイ声で話していたのがうざかった。まぁ美味しくて楽しくて、
 嬉しくて仕方がなかったのでしょうけどね。(そう言うオッサンも傍目からみたら似た
 ようなもんかもしれんでぇ~ by妻)


  大混雑で、カウンター席にはなかなか空きが出ず、オッサンは壁際の隅っこの席に押
 しこまれてしまいました。カウンターに背を向けて壁に向かって飲み食いする席ですわ。
 カウンターに陣取る観光客っぽい外国人(オッサンこそ外国人やろが。by妻)カップル
 が、ろくにオーダもせずお互い見つめ合っていつまでも席を立たないのでイラっとした
 オッサン。(まぁまぁ、僻んでもロクな事はないで~by妻) ↓ この2人ね。

2024年4月30日 サン=セバスチャンのバル内部


  カウンターの中で料理を仕込んでいるのは北アフリカ系の兄ちゃん、注文を取りに来
 るのは中南米系とアフリカ系のお姉ちゃんという国際色豊かなお店ですが、お客さんも
 どちらかというと地元の方よりは観光客の方が多く、我が同輩もかなり並んでいました。

  そのためかメニューも少し観光客向けで値段もややお高めに感じます。カウンター席
 であれば、並んでいる料理(タパス:小皿料理やピンチョス:串に刺したおつまみ)を
 指さして選べたのですが、離れた壁際席のオッサンは用意された定番メニューから選ぶ
 しかありませんでした。選択肢は温かいピンチョスが8種類と、チーズ・デザート数種。
 デザートの方が値段が高いのが驚き。ワインはグラスでかなりの種類が選べました。

      

  フードメニューは英語を含む数か国語で表記があるうえに、番号で注文できるので
 日本人でも大丈夫です。ワインリストは、なかなか良いスペインの赤・白・発泡酒が
 グラスでオーダーでき、まずまずリーズナブルな値段。著名醸造家のテルモ・ロドリ
 ゲスさんやラウル・ぺレスさんの造るスタンダード・ワインもありました。さらに、
 お金に余裕のある方向けにシャンパーニュ(アンドレ・クルーエ)と、ボルドーの赤
 (シャトー・オー・バイィのセカンドワイン)もありました。あ、シェリーもあります。 
 グラスでこれだけの豊富なお酒があると楽しいです。でもオッサンは後のことを考えて
 お酒は1杯だけに自重しました。(お、めずらしく最初はセーブしたの~ by妻)

  オッサンは温かいタパスを3つと、チャコリ(バスク地方で造られる発泡酒)を注文
 しました。出てくるまでにだいぶ待たされましたが、まぁ混んでいるから仕方がない。
  やっと出てきましたよ~ まずチャコリと、このバルの名物:クモガニのタルトです。

     

  クモガニは英語でスパイダー・クラブっていうのか・・・焼きたてでジューシーです。
 小さ目ですが一口では無理で、二口(ふたくち)サイズでした。クモガニは濃厚なミソ
 も入っていて、クリーミーでなかなか美味しかったです。 

  お次はアスパラガスのフライ。サクっと軽めに揚げているので、全くしつこくなくて
 歯ごたえがサクサクです。味はもう最高でした。旨味が衣で閉じ込められている感じ。
 ホワイトアスパラガスなのでとても柔らかい。

  3皿目は・・・被ってしまった。😢 アスパラガスのフライのミニサイズと、小エビ
 のフライのコンボでした。まぁオイシイから同じものが入っていてもいいです。

     

  なんだか今思えば白ワイン(スペインのリアス・バイシャスあたり)を追加で頼めば
 よかったなぁ。(やっぱりか・・・by妻)


  お値段は小皿料理が合計9.2€、チャコリが6€、〆て15.2ユーロです。当時のレートで
 なんと2,500円。😱 3軒はしごしたら7千円くらいしてしまうかも・・・円安の悲哀を
 ここでも味わう羽目になりました。しかしここまできてケチってはなんにもなりません。
 今ここでしか体験できないことを躊躇してはいけないと思ったオッサン、決意も新たに?
 次のお店に向かいます・・・・(大げさなオッサンや・・・by妻)
  ちゅうことで、続きます。スミマセン・・・