Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今シーズン最初で最後の・・・

  今日は祭日、建国記念日。今日も晴れて暖かく、気持ちがいいですね(関東地方)。
 家のこと以外はやることがなくて、午後はたまプラーザ東急へ。
  お供えの花を買って、今日の晩御飯をどうしようかと考えていたら、魚売り場にフグ
 チリセットが1,980円で売っているのを見つけました。そういえば今シーズンはフグを
 食べていないなと思い、ちょっと値は張りますが今シーズン最初で最後だと勝手に理屈
 をつけて買って帰りました。予算オーバーなので他はスルー。(ワインも買わなかった
 とは珍しいのう。あ、家にたくさんあるからな。by妻) 


  ということで、てっちりです。ん、私これ初めてですね。どうやるのかよくわかりま
 せんでしたが、テキトウにお鍋をぐつぐつ煮て、頃合いを見てふぐを放り込んで、後は
 野菜をザアッと投入。灰汁をとりながら弱火で数分。なんとかそれらしくできました。
 鍋つゆと、ポン酢もみじおろしで頂きました。ワインはブルゴーニュの白ワインですが、
 いつもと違ってちょっと張り込みました。ブルゴーニュの白ワイン生産者でトップ級の
 エティエンヌ・ソゼ様のブルゴーニュ・ブラン(一番安い銘柄)です。
 

     

  ふぐは、歯ごたえがモチモチ&プリプリで食感が楽しいですね。エキスが滲み出て、
 口の中で旨味がさく裂します。アラの骨に付いた身も無駄にしないで、こそぎ落として
 頂きます。無言で黙々と食べるオッサン、ちょっと引いちゃうね・・・
  そして〆は炊き立てのご飯とタマゴ😊でふぐ雑炊です。ささやかな贅沢です。

    

  
  ワインはちょっと値が張りますが、ただのブルゴーニュ・ブランなのに、そんじょ
 そこらの高級ブルゴーニュ白ワインをなぎ倒すほどの迫力と濃縮感。4,000円もするの
 で私にはぎりぎり購入可能圏内ですが、品質的には1万5千円クラスに匹敵すると思い
 ます。さすがはエティエンヌ・ソゼ様。今はその孫娘の婿さんの娘婿(ややこしい)で
 あるブノワさんが丹精込めて作っているそうです。もうちょっと安ければコンスタント
 に購入するのですが・・・

        

      

  これは本格的なブルゴーニュの白ワインです。2016年なのでまだ早いのですが、既に
 堂々たるボディ感で、ハチミツのような風味がほんのり感じられます。食事と一緒でも
 いいですが、ワイン単体で味わっても十分満足できます。果実味、酸味、苦みがとても
 高いレベルで拮抗してバランスが取れています。アルコール度も酸度も高いはずなのに
 それを感じさせません。まさに恐るべし・・・
  この生産者は低価格(といっても4,000円強)でも手を抜かずに、素晴らしい品質に
 仕上げてきますが、もっと上のランクのワインだととんでもないことになりますね。
 ブルゴーニュの白の生産者のなかでは、私が最も好きなドメーヌです。


  あれ、フグの話だったのにいつのまにかワインの話・・・(いつもそうやん。聞かさ
 れる方の身にもなってみい! by妻)