Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ポンペイ展:古代ローマの記憶 ①まずは国立博物館の常設展

  先日の博物館めぐりの続きです。
  鉄道博物館を見てきた後、上野公園内にある国立博物館に行って参りました。なんと
 イタリアのナポリ国立考古学博物館から、ポンペイ遺跡などから出土された貴重な古代
 ローマ時代の美術工芸品を集めた展覧会が開催中でしたので、いそいそと見学に参りま
 した。オッサンは午後3時半のチケットを予約していましたが、到着は3時少し前。
 でも時間にならないと入れませんので、先に国立博物館の常設展示を見学しました。

  国立博物館は、我が国の歴史を飾る優れた美術品を収蔵しています。
  まずは仏像の展示です。国宝級の仏像はあまりありませんでしたが、重要文化財クラス
 はたくさんあります。国宝以外は撮影可能でした。

      

  こちらは千手観音様と四天王たちですね。

  仏教美術はたくさんあって、じっくり見ていると疲れてきます。オッサンは約30分で
 見学を済ませました。(いい加減やな・・・by妻)


  そのほか書画や武具、土着の民俗工芸などが展示されています。いろいろなジャンル
 の芸術品を見ることができますので、なかなか興味深いです。しかし、オッサンはこの
 後のポンペイ展の見学予約時間が気になりますので、早足でちらっと見ているだけです。
 しかし、これは凄いと思うものには思わず足を止めてしまいます。
  日本の陶磁器の名作がいくつか展示されています。鮮やかな色絵の古伊万里のお皿が
 目を惹きました。右側の絵皿はマイセンのブルーオニオンに似ているな。。。というか
 マイセンの方が古伊万里を模倣したのですよね。つまり、こっちがオリジナルですね。
 日本や中国ではザクロの絵だったのですが、西洋人には玉ねぎに見えたのでしょう。

  中国の王朝風の絵柄ですね。とても優雅で気品を感じさせます。

    

  そうそう、こんなものもありました。はにわ君です。シェー、みたいですね(古)。  

 

  古代の銅鐸や勾玉などもありました。また今度、じっくり見に来ようと思いました。
  そうこうしているうちに、ポンペイ展の予約時間になりました。会場は国立博物館の
 別館「平成館」です。そういえば昨年ここに、聖徳太子展を見に来たなぁ・・・


  ポンペイ展のポスターです。4月3日まで開催されています。その後は京都で展示が
 あるそうです。さぁそれでは見学に参ります。

 
  紀元79年に発生したヴェスヴィオ火山の大噴火で埋没したポンペイの町は、火山灰の
 下に埋もれて1,700年も忘れ去られていましたが、18世紀に偶然に地元の農夫によって
 再発見されたということです。なんと火山灰が固まった地層の下で、保存状態がとても 
 よく、世界で最も古代ローマの生活・文化を正確に伝える遺品が次々と発見されました。
 特にナポリやポンペイを中心とするカンパーニャ地方は、文化的に優れたギリシア人の
 作った町が多く、古代ローマ時代にもてはやされたギリシア芸術の宝庫でした。その中
 でも重要な作品はナポリの国立考古学博物館に収蔵されており、そこにあるとても貴重
 な作品が今回の展覧会に出展されていますので、オッサンは楽しみにしていました。 
  例えば、こんな作品 ↓ です。うひょー!、これは傑作です。なんと写真撮影OKです。
 太っ腹ですね・・・まぁ現地(ナポリ国立考古学博物館)でもOKでしたけどね。

     

  オッサン、いきなり興奮しております。
  こんなすばらしい作品が目白押しです。でも長くなりそうなので、続きは次回。
 (相変わらずケチなオッサンや。by妻)