Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2020年3月 京都 ➀醍醐の桜 ~その1~

  日に日に暖かくなり、関東地方ではもうすぐサクラ(ソメイヨシノ)が咲き始める頃
 になってきました。年度末でいろいろバタバタしていますが、サクラの季節が近づくと
 なんだかソワソワしてきますね。(ウキウキじゃなくて、ソワソワかい!by妻)
  首都圏の緊急事態宣言は、どうやら3月21日で解除されそうな気配。お花見には間に
 合いそうですが、サクラの名所などではどのような対応になるのかな?桜の木の下での
 宴会はお控えください、なのでしょうね。


  さて、そういえば昨年の今頃は京都まで花見に行っておりました。この頃はコロナの
 影響が国内にも広がり始め、中国をはじめとする海外からの入国制限が始まり、国内で
 も警戒が強まってきた頃でしたが、京都では特に制限もなかったため行ってきました。
 今更感はありますが、記事にしてみたいと思います。(2020年3月下旬、1泊2日の旅)


  行きは新横浜から新幹線で。のぞみ号ですと2時間足らずで京都駅に到着します。
 9時には京都駅に着き、八条口(南側)のバス乗り場に向かいます。最初の目的地は、
 市街地から南東方面に少し離れた伏見区にある「醍醐寺」です。
  バス停には観光客がちらほら程度。バスは約30分で醍醐寺に到着しました。サクラ
 のシーズン真っ盛りなのに、やはり観光客はかなり少ないようです。むしろ空いている
 といっていいくらいでした。まずは表玄関の総門をくぐって境内に入ります。

       

    
  境内に入ってすぐ左手に、最初の見どころがあります。醍醐寺の本坊的な存在である  
 「三宝院」です。ここは豊臣秀吉ゆかりの場所で、平安時代末期の永久3年(1115)に建造
 されたものだそうです。寝殿造りの建物や庭園も有名なのですが、ここには豊臣秀吉が
 植えさせて盛大な花見を催した場所があり、サクラの名所としても名高いところです。

  拝観受付を済ませて、早速そのサクラを観に行きます。


  はい、いきなり見事な枝垂桜がありました。その名も「太閤枝垂桜」です。
  見事です。ちょうど満開の花盛りでした。

  見物客が少ないので、パンダ君のゲリラ撮影にも成功(アホ!)

  ここ醍醐寺三宝院の裏山において慶長3年3月15日(西暦では1598年4月20日)、太閤
 豊臣秀吉が催した盛大な花見の宴、俗にいう「醍醐の花見」が行われたといいます。
 秀吉と息子の秀頼、家臣の前田利家の他は、秀吉の正室(北政所)及び側室(秀頼の母、
 淀君他)および諸大名から配下の女房・女中の計1,300の女性だけを招いての宴だったと
 いいます。(諸大名および家来は寺周辺の警備に駆り出されていたという話。)
  いやぁ、さすが天下人です。豪勢な事ですね。これでもか、とその権力を見せつける
 ところが成り上がり者といえなくもないですが、「悔しかったらやってみろ」ですね。 
 参りました。


  しかしこの太閤枝垂桜はかなりの大木です。花の重みで枝が垂れ下がっているように
 見える感じがします。ちょっと天気が良くなくて、写真では色がはっきりしないようで
 申し訳ありません。本当はもっと綺麗だったんですけど。(ホンマけ?by妻)

      

      


  こちら ↓ は「太閤千代枝垂」というそうです。整った形の美しい桜ですね。

    

 
  桜を眺めながら一服できる茶店もありました。(でもあんたは、そういうところは
 全然立ち寄らんからな・・・by妻)  


  さて、三宝院境内のサクラを堪能した後は、建物と庭園をゆっくり見学します。
 庭園は、建物に入らなくても少しだけ覗くことができますが、やはり建物内部に入っ
 ていろいろな角度から眺めるのが楽しいようです。
  ということで、重要文化財に指定されている立派な大玄関から建物内に入ります。
  ちょっと長くなりそうですので、続きは次回に(いつもスミマセン)。