Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

クリスマス🎄が近づく・・・

  このところ、少し気力が萎えていまして更新が滞っておりました。
  うだうだしているうちにもう12月、クリスマスも近づいていますね。気がつくと各地
 でクリスマスマーケットが開かれていますね。
  オッサンは毎年、妻と行っていた六本木ヒルズのクリスマスマーケットに行っている
 のですが、今年はどうも気分が乗らない・・・しかし、うちのクリスマス・ピラミッド
 の蝋燭を買わなけれないけないことに気づき、仕方なく昨日出かけてきました。(何や
 イヤイヤながらっちゅう感じやの。ちゃんとクリスマスの準備はせなあかんで。by妻)


  久々に渋谷に出て、ヒカリエのある側(昔は東急文化会館側とか宮益坂方面とか言っ
 ていた)から都営バスに乗って、六本木ヒルズまで約15分ほどです。

     

  1年ぶりに来たので少し迷いましたが、クリスマスマーケットが開かれている大屋根
 広場までなんとか辿り着きました。ちょっと肌寒いですが、まぁその方が「らしくて」
 いいかもしれない。

  目的は、毎年出店している目玉のクリスマス・ショップ、ドイツの誇るケーテ・ヴォ
 ルファールト(看板にはケーテ・ウォルファルトと書いてある)なのですが・・・

  なんじゃこりゃぁ~😱 ものすごい長蛇の列です。やはり大人気なのですね~ 
 たっぷり30分並んで、ようやく中に入ることができました。
  店内は写真撮影禁止です。狭い小屋のような店内には、ドイツの伝統的な木製のクリ
 スマス製品が所狭しと並んでいます。クリスマス・ピラミッドやキャンドル・スタンド、
 お香人形やクリスマス飾りなど、見ているだけでも楽しいですね。うちの妻はこういう
 のが大好きで、毎年少しずつ買っていたんだよなぁ・・・
  しかし値札を見てびっくり。小さな木製のクリスマス飾りが3,500円になっています。
 以前からここの価格設定は強気でしたが、これまで2,500円くらいだったような気がし
 ますので、大幅な値上げです。日本円が弱くなったことと、欧米では多少インフレ気味
 (その分給料も上がっているらしい)ということが影響しているのかもしれない。まぁ
 いずれにしても日本人にとってはますます買いづらくなってきました・・・


  オッサンはもともと買う予定だったクリスマス・ピラミッド用の蝋燭(16本で800円)
 と、妻の好きそうなものを少しばかり購入しました。木製の飾り物は高価なので、比較
 的安価なガラスと粘土?でできたサンタクロースの飾り、蝋燭のクマさんです。
  しかし正直、このような場所にオッサン一人で行くのは苦痛になってきましたので、
 もうこれからは毎年行かなくて済むように、ピラミッド用の蝋燭は2つ購入しました。

  ちなみに家では、こんな感じで ↓ コルクボードに留めて飾っています。クリスマスの
 時だけではもったいない気がして・・・(貧乏性やな・・・by妻)

  左下や右下の木製のクリスマス飾りは、だいぶ前に買っておいてよかったです。 
 妻の亡くなった後、オッサンがお土産としてドイツや北欧、フランスのアルザスなどで
 買ってきたものもあります。最初は妻のためにと思って購入したのですが、いつの間に
 か自分でも結構気に入ってしまいました。よく出来ていますからね・・・
  こういうものを見ますと、ヨーロッパの人たちがクリスマスを楽しみにしているのが
 よくわかりますね。 
  
  さて、せっかくクリスマスマーケットにきましたので、オッサンはもう一つの楽しみ
 を味わいたいと思います。(どうせ「飲み食い」やろ。知ってんねん。by妻)  

    

  このクリスマスマーケットでは簡単なパンフレットがあって、ショップや飲食店案内
 が載っています。ドイツのクリスマスマーケットのような雰囲気で楽し気なのですが、
 ショップも飲食店も4つほどしかないなので、大勢の人が押し掛けて大混雑でした。
 ここは土・日の午後に行ってはいけません。ピークを外して行くのがいいでしょう。

  オッサンはさっそくソーセージとビールの店、ケーニヒさんの行列に並びます。
  これも高いけれど、まぁせっかくだから・・・  

     

  まずは(まずは?by妻)、ニュルンベルガーと呼ばれる小ぶりの焼きソーセージと、
 アイスボックというアルコール度の高いビールをオーダーしました。しかし、混雑して
 いて食べる場所がどこも塞がっています。ビール瓶を片手にソーセージの乗った紙皿を
 持ってウロウロしていた情けないオッサン・・・5分程ふらついていた後、立ち食い用
 のテーブルが一つ、ようやく空きました。すかさずダッシュで場所を確保しました。
 ここでは食事をするのも大変です。カップルや家族連れの方は先に席を確保して、男性
 (彼氏やお父さん)が店の行列に並んでいましたが、オッサン一人では無理です・・・

     

  実はオッサンは良く知らなかったのですがアイスボックとは、ドッペルボックという
 麦芽を多く(ドッペル=ダブル=二重に)使って醸造したアルコール度が高くて濃厚な
 ビールを凍らせて、凍った水分を取り除いてさらに凝縮させたものだそうです。アイス
 ワインと似たような製法ですね。
  確かに濃い茶褐色をして、香りが強くアルコール度が12%もあり、ワインと同じくら
 いですので油断していると酔っぱらいそうです。クリスマスマーケットでは、ホット・
 ワイン(グリュー・ワイン)という、赤ワインにスパイスを入れて温めたものが定番な
 のですが、オッサンはあまり好きではないため、こういうものを試してみました。

          


  アイスボックは南ドイツ・バイエルン地方クルムバッハが発祥の地らしく、赤ワイン
 やプルーンに近いフルーティーな香りと濃厚で複雑な味わいが特徴的ということです。
 ちなみに、なぜこうしたものが生まれたかと言いますと、ビール職人の弟子が樽を外に
 出しっぱなしにしてしたことで水分が氷結し、その氷を取り除いて飲んだところ、美味
 しいビールになっていたことをきっかけに醸造が始まったと言われているそうです。
 (以上で、「受け売り部分」は終了やな。by妻)


  ニュルンベルガーはその名の通りバイエルン地方北部ニュルンベルクの名物で、他の
 ソーセージより小さ目でかわいいのですが、マジョラムという香草が入っていて比較的
 さっぱりして食べやすいため、オッサンの好みです。付け合わせのザウアー・クラウト
 (発酵した酢漬けキャベツ)とよく合いますね。あ、当然アイスボックとも合います。


  うん、美味しい・・・でも遅めのお昼ご飯としては少し足りない・・・
  ということで、また行列に並ぶオッサン(アホウ!by妻)
  今度はバイエルン州の州都ミュンヒェンの名物、ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)
 です。仔牛肉を使っていて、パセリなどの香草を練り込んでボイルしたものです。現地
 では新鮮なうちに食べないといけないので午前中にしか入手できないらしいのですが、
 最近は真空パックで保存しているのかな?

  このソーセージの食べ方は面白くて、ナイフで皮を傷つけた後、そこからぺローンと
 皮を剥いて中身だけ食べるのが本場の食べ方だそうです。ナイフとフォークをうまく使
 い、ツツーッと皮を少しめくって中身をコロコロと転がすときれいに剥がれます。
  しかしオッサン、今度は場所が確保できないため、やむなく立ち食いです。悪戦苦闘
 してなんとか食べました。(アホ)
  ちょっと微妙な色の甘いソースを付けて頂くと、なお美味しいです。
  
  お腹がいっぱいになったので、会場をざっと見学してから帰ります。
 あ、今年もまたドレスデン名物の大きなクリスマス・ピラミッドがありました。もちろ
 ん本場ドレスデンのクリスマスマーケットのものはもっと巨大で、ギシギシ音を立てて
 回っていましたが、ここのものは高さ3メートルくらいかな? 
  このクリスマス・ピラミッドは、蝋燭の炎の熱で最上部の羽が回り、各階層の木製の
 飾りが回転する仕組みですが、この大型のものは機械仕掛け(電気仕掛け?)で動きま
 す。その様子を、小さいお子様が目を輝かせて見ていました。妻もこれが大好きでした。
 なにしろ、小型のクリスマス・ピラミッドをこのクリスマスマーケットで購入したほど
 ですからね・・・(ま、えぇやんか。by妻)

    

  屋内ホールでは、大きなガラスのクリスマスツリーがデーンと置かれていました。
 これは取り付けられたガラスのような飾りが、いろいろな光を反映して、キラキラと
 輝きながら色が変わっていく仕組みになっています。美しくて、楽しい展示ですね。

      

  さて、クリスマスまであと20日ほど。今年は家で静かに過ごそう・・・
 (珍しいな。ワインの買い過ぎでお金がなくなってきたんか? by妻)