Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

プリムールで買っていたワインが来た!

  今日は在宅勤務でした。暦の上では冬至のためか、寒い一日でした。
  しかし、今日はオッサンが喜ぶことがありました。それは・・・(アレやろ。by妻)

  はい、2年半前にプリムール(先物)で購入していたボルドーの2019年ヴィンテージ
 のワインがようやく到着。なんと8本もありました。(どんだけ買うとるんや。by妻)
  なぜオッサンがこのようにたくさんプリムールワインを買ってしまったのかと言いま
 すと・・・一言で言えばメチャメチャお買い得だったからです。

  (やっぱりな・・・by妻) 


  2019年のプリムール販売開始は2020年の春。世界的にコロナウイルスが猛威を振るい
 始めた時で、ヨーロッパでは多くの死者が出ている時でした。そのため、いつもボルドー
 にやってくる仲買人や、出来立てのワインを評価する評論家やジャーナリストがボルドー
 に来ることができませんでした。そのため、いつもは大賑わいのプリムール販売イベント
 が開かれず、米国人評論家が「ワオ!」と言って、試飲したワインに100点満点の評価を
 連発することもできなかったため、全く盛り上がらない状況となったそうです。
  要するに、いつものような人気が出ず、生産者のシャトー側では高値で販売できる状況
 ではなかったということです。あせったシャトー側は、「このような時には多くの人々に
 適切な価格でワインを楽しんでもらいたい」というようなもったいぶったことを言って、
 蔵出しの販売価格を大幅に引き下げたのでした。値引きの幅はシャトーにもよりますが、
 おおむね2割から3割ほど、2018年から値下げされました。しかも2019年はなかなかの
 良いヴィンテージらしいので、将来の資産価値も上がるのではないかと思われます。
  このようなチャンスを「ケチなワイン好き」のオッサンが見逃すわけはありません。
 ボルドーのプリムールワインを販売する日本の輸入業者はいくつかありますが、そのう
 ちの主要3社のリストを穴が開くほど吟味して、売り出し直後にオファーをかけました。
 大阪の徳岡さん、大手スーパーの成城石井さん、そして日本最大のワイン輸入業者エノ
 テカさんです。エノテカさんでは、オッサンが試飲をして「なんだこれは!」と絶叫し
 た抜群の品質の第1級格付のシャトー・ムートン・ロートシルトを購入しており、成城
 石井さんでは最近品質が向上した第5級格付のシャトー・ポンテ・カネ(かつてはフラ
 ンス国鉄が買い占めていた)を購入しておりましたが、今日は徳岡さんで購入していた
 ワインがまとめて届きました。壮観です。


  左から4級格付のシャトー・ラ・トゥール・カルネ(マルゴー村)、5級のシャトー
 バタイエ(ポイヤック村)、3級のシャトー・ランゴア・バルトン(サン=ジュリアン
 村)、同じく3級ですが1級に次ぐ高い評価を得ているシャトー・パルメ(マルゴー村)
 そしてボルドーの頂点である格付1級の5大シャトーの一つシャトー・オー=ブリオン
 (ぺサック・レオニャン地区)、2級シャトー・ピション・ラランド(ポイヤック村)。
 ここまでがボルドーの中心となるメドック地区の格付シャトーです。特にパルメちゃん
 とオー・ブリオン様、ピション・ラランド君は、カベルネ・ソーヴィニヨンというボル
 ドーの主力品種に対してメルロー種という肉付きの良いふくよかな品種の比率が高いの
 でオッサンの好みなのです。つまり重くて荘厳なワインよりも、華やかで柔らかな方が

 オッサンは好きなんですよね・・・(好みが偏るよな、オッサンは・・・by妻)

    

  黒いラベルに金色でシャトーの絵を描いたパルメちゃん、白地にコンテ画のように
 シャトーの絵を描いたオー・ブリオン様。対照的ですがどちらも超一流ワインです。 
 
  右端の2本はメドック地区ではなく、ボルドー市から東に離れたガロンヌ川右岸地区
 のサン=テミリオンとポムロールのワインです。こちらはメドックに比べると歴史的な
 評価はそれほどでもありませんが、メドックがカベルネ・ソーヴィニヨンという品種が
 主体なのに対し、こちらはメルローやカベルネ・フランをベースにしています。これは
 土壌の違いで栽培に適するブドウ品種が違うためらしく、メドック地区は水はけのよい
 砂礫質土壌が多く、サン=テミリオンなどは粘土質や鉄分の混じった土壌らしいのです
 が、それによって品種を使い分けているのだそうです。オッサンには訳がわかりません。
  ちなみにサン=テミリオンのニューカマー、シャトー・パヴィ・マッカンとポムロル
 のライジングスター、シャトー・ネナンを購入しました。なかなか良い買い物でした。
 もう二度とこんな価格で買うことはできないと思います。2022年12月の今、これらの
 ワインの市場価格は既に1.5倍から1.8倍になっていました。😱😱😱


  2019年のボルドーは、品質が高い割には比較的柔らかく、早熟気味だということです
 が、それでも飲み頃までには20年以上かかります。オッサン、その時まで健在かどうか
 はわかりませんが、とりあえず週末にセラーに直行となります。😝


  まぁこういう「ハレ」の日のためのワインはしばらく保存するとして、日ごろは食事
 とともにコスパの良いワインを探しているオッサンです。
  先週の日曜日は、海鮮鍋にあわせてカリフォルニアの白ワインです。名高いロバート
 ・モンダヴィさんのソーヴィニヨン・ブランという爽やか系のワイン。ちょっと信じら
 れないような安価でGETしたのですが、さすがの品質。酸っぱくはないけれど、穏やか
 な酸味が液体を引き締め、少しコクもあるので味噌味のお鍋にも負けませんでした。
 これ、2000円もしませんでした。ブラヴォーです。(長友か!by妻)

      

  生牡蠣と、以前行った北海道・根室で購入した特産の「花咲ガニ」の缶詰を開けて、
 海鮮お鍋にしました。これは体が温まります。しかしカニのはさみがちょっとコワイ。

  
  今日のお昼は先日の九州旅行で買ってきた別府冷麺です。盛岡冷麺に比べると、麺が

 細くて歯ごたえも今一つですが、これはこれで一つのジャンルなのかも。

  平日の夕食は質素におでんです。讃岐風ということで、味付けはあごだし。味噌だれ
 をつけて頂きます。お酒は金麦です。

    


  さぁ、いよいよクリスマスが近づいてきましたね。オッサンはどうでもいいのですが、
 妻がクリスマス大好き人間でしたので、多少はそれらしいこともして、せめて美味しい
 食事と、とっておきのワインで少しでも楽しく過ごせたらいいなと思います。