Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2023年GW:会津の旅 ⑧会津若松:武家屋敷と会津料理のお店・・・

  本日は終戦記念日でした。戦後も78年、今の日本の繁栄(ちょっと落ちぶれてきた
 かもしれませんが)は、先の大戦での大きな犠牲の上に成り立っていることを、改めて
 痛感する日です。そして戦争とはいえ、日本軍が侵略して破壊した周辺国や相手国にも
 真摯に向き合う日です。うちの田舎の家系では、戦争で亡くなった人はいないようです
 が(田舎だから空襲もなかった・・・)、やはり日本人には特別な日だと思います。
  そして、オッサンの夏休みが終了し、業務再開の日です。😩(でも在宅勤務!)
 ただ、お盆の今週に休暇を取得する人が多いため、今週はのんびりムードのようです。 


  さて今日は、やっぱり忘れかけているGWの会津旅行の記事を続けます。
  飯盛山にある白虎隊の墓地と記念館を訪れた後、市内遊覧バスの「赤べぇ号」に乗り
 次の目的地に向かいます。

  市街地のはずれ付近、東山温泉の近くにある会津武家屋敷です。ここは完全な観光
 目的で1975年に設立された、いわばテーマパークです。復元・移築された会津藩士の
 家屋敷を見学することができます。 
  中心になるのは家老西郷家の屋敷です。敷地面積2,400坪、建築面積280坪とかなり
 の広さですね。家老の屋敷が復元展示されているのは全国でも珍しいそうです。本来
 は鶴ヶ城の北追手門近くにありましたが、ここへ移築されたのだそうです。

  雨のために観光客は多くありません。人がいなくなった頃を見計らって、パンダ君の
 撮影を敢行。(もうえぇ加減にせんかい!by妻)

  しばらくすると雨が上がって青空が見えてきました。整備された日本庭園が美しい。

  さすが家老のお屋敷だけあって、かなり広いです。落ち着いた雰囲気ですね。


  武家の屋敷なので、内部もどちらかというと質実剛健という感じです。
  内部は38もの部屋があり、オリジナルの屋敷を忠実に再現しているということです。

  調度品もセンスがいいですね。オッサンはこういう工芸品の価値はよくわからないの
 ですが、この武家屋敷の雰囲気にマッチしている感じがします。

  一通り見て回るのに少し時間を要しました。しかし本当に落ち着いているなぁ。
 (落ち着きのないオッサンに言われてもな・・・by妻)


  ここ2番目の見どころは「旧中畑陣屋」という歴史的建造物を移築・復元したもの
 です。これは若松ではなく、福島県矢吹町にあった江戸時代の代官所なのだそうです。
 内部は武家屋敷風の書院造なのですが、屋根は庶民的な茅葺きで素朴な建物です。

 
  武家屋敷の中には会津歴史資料館もあり、会津藩士たちの使っていたさまざまな品が
 展示されています。武士の普段の服装や、晴れの舞台に着用した豪華な着物もあります。

  その他、有名な漆塗りの食器など、会津を代表する工芸品も展示されています。


  第二資料館には、会津藩の藩校日新館や「什の掟」の展示もありました。日新館も
 元々は鶴ヶ城の近くにありましたが、今は郊外に移転してしまいました。この日新館は
 会津若松観光の最後に見学する予定です。1日数本しかないバスで行くしかないので。

 
  会津藩の幼年者のために定められた「什(じゅう)の掟」・・・ならぬことはならぬ、
 という会津藩の精神は、現代の「会津っぽ」にも受け継がれているのでしょうか・・・

     

 
 ・・・というわけで、会津武士道精神をたっぷりと感じることができる施設でした。
 展示を見るだけでも結構満足できましたが、ここは食事処や大変充実したお土産屋も
 併設されていますので、特に雨の降る日は勧めですね。
  会津漆器や伝統的な工芸品も品ぞろえが豊富でしたが、日本酒もたくさん揃っていた
 なぁ。でもここでは我慢しました。(その理由は後でわかるわな・・・by妻)


  お昼近くになりましたので、すぐ近くにある会津料理のお店に向かいました。うわ、
 これはかなり立派な歴史的建物です。こんな雰囲気のある場所で食事ができるのですね。

  中に入ると、またびっくり。囲炉裏があって古民家そのままの雰囲気です。

  

  まだ開店直後だったので、オッサンの他にお客さんはいません。だだっ広い大広間に
 通してもらいました。

  せっかくなのでお蕎麦を中心にした会津料理のセットを注文しました。
  最初に出てきたのは会津の保存食、棒鱈と身欠き鰊。京都の伝統的な保存食が伝わっ
 ていたのでしょうか。そうだとしたら、蒲生氏郷の時代からかな・・・
  そして昼間から、地元若松の末廣酒造さんの冷酒を一献。😆

  続いてはこれまた名物の「田楽」と、メインのお蕎麦です。どちらも素朴な味ですが
 美味しいです。また日本酒の「冷や」に合うんだよなぁ~ 
  オッサン、昼間からご機嫌です。😆

  〆はこれまた会津伝統の料理「こづゆ」です。山菜と里芋、ニンジン、きくらげ、糸
 こんにゃく、そして決め手の干した帆立貝柱が入っています。素朴な感じですが、見た
 目が楽しく、しみじみとした味わいのお汁ものです。これも美味しかった。


  さぁ早めに昼食も取りましたので、ここから再び若松市内の観光に繰り出します。
 幸いにも雨はやんできました。さぁ再びフル回転です。(アホ)
  続きはまた次回・・・